ヌートカ族(Nootka, ヌーチャーヌルス)はカナダ西岸(特にバンクーバー周辺)に住んでいる先住民(ファースト・ネーション)。

ヌートカの名称はジェームズ・クックが西洋人としてはじめてこの民族に遭遇したときに、ヌートカ族が回っている(ヌートカ)とクックらに対して話したことに由来する。現在では山沿いに住む民という意味のヌーチャーヌルス(Nuuchahnulth)と呼ばれることも多い(彼ら自身はこちらの呼び名を好んでいる)。

ワカシ語族ヌートカ語を母語とするが、現在話者は少なくなっており、消滅が危惧されている。ポトラッチと呼ばれる贈答の儀式を行う風習があり、その際にはできるだけ豪奢に振舞うのが礼儀とされている。

参考文献 編集

  • 中山俊秀「ヌートカの人々の現在」 月刊『言語』34.2、16-19ページ、2005年

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