ハマル=ダバン山脈ロシア語: Хама́р-Даба́нブリヤート語: Хамар дабаан)はバイカル湖の南を東西に延びる山脈

ハマル=ダバン山脈
所在地 ロシア連邦ブリヤート共和国イルクーツク州
最高峰 バイシント=ウラ(2995 m
延長 420 km
65 km
プロジェクト 山
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バイカリスクから見るハマル=ダバン山脈

概要 編集

イルクーツク州ブリヤート共和国に跨っており、多くが両者の境界である。ブリヤート語でхамарは「鼻」、дабанは「上り坂、峠」の意。バイカル湖岸をハマル=ダバン山脈に平行してシベリア鉄道東シベリア鉄道支社(ВСЖД)管轄区域が通る。

ハマル=ダバン山脈の北部は沿バイカルで最も湿潤な地域(年間降水量約1200mm)で豊かな植生、南部はツンドラ植生が主。森林は針葉樹が殆どで太古からの生き残りのポプラ林、カバノキ、高高度では高山草地、ハイマツヒメカンバが見られる。

山脈の中部に1968年バイカル自然保護区が創設された。

最高峰はバイシント=ウラ(Байшинт-Ула;2995m)。もっとも人気がありアクセスしやすい山がチェルスキー峰(пик Черского;2090m)で毎年何千もの観光客が訪れる。

ハマル=ダバン山脈は多くの湖を有する。最大でよく知られているのはソボリノエ湖(Соболиное озеро)。小さなものにパトヴォエ湖(Патовое озеро)、チョルトヴォ湖(Чёртово озеро)など。

主な河川はウトゥリク川(Утулик)、スネージナヤ川(Снежная)、テムニク川(Темник)、ハラ=ムリン川(Хара-Мурин)。

主な生息動物はヒグマヘラジカオオカミキツネリスヨーロッパオオライチョウホシガラスキツツキエゾライチョウ。川にはカワヒメマス ( Grayling ) 、レノック (Lenok)、ローチといった魚が棲む。

写真 編集

外部リンク 編集

(ロシア語)