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ハリー・マグワイア

イングランドのサッカー選手
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ハリー・マグワイア
  • ハリー・マグァイア[1]

ジェイコブ・ハリー・マグワイア（Jacob Harry Maguire、1993年3月5日 - ）は、イングランド・シェフィールド出身のサッカー選手。プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドFC所属。イングランド代表。ポジションはディフェンダー。

ハリー・マグワイア
名前
本名 Jacob Harry Maguire
ラテン文字 Harry Maguire
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1993-03-05) 1993年3月5日（31歳）
出身地 シェフィールド
身長 194cm
体重 100kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッドFC
ポジション DF
背番号 5
利き足 右足
ユース
イングランドの旗 シェフィールド・U
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2011-2014 イングランドの旗 シェフィールド・U 134 (2)
2014-2017 イングランドの旗 ハル・シティ 54 (2)
2015 →イングランドの旗 ウィガン (loan) 16 (1)
2017-2019 イングランドの旗 レスター 69 (5)
2019- イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 118 (7)
代表歴2
2012  イングランド U-21 1 (0)
2017- イングランドの旗 イングランド 60 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年6月10日現在。
2. 2023年10月18日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

経歴 編集

クラブ 編集

地元クラブのシェフィールド・ユナイテッドFCでプレーを始め、2011年4月のカーディフ・シティFC戦でトップチームデビュー[2]。

2014年7月29日、移籍金250万ポンドでハル・シティAFCに移籍。契約は3年[3]。2015年2月10日、1ヶ月の短期レンタルでウィガン・アスレティックFCに加入[4]。

2017年6月15日、ハルの降格に伴いレスター・シティFCに移籍、5年契約にサインした。移籍金は1200万ポンドで、活躍次第で1700万ポンドまで上昇する[5]。2017-18シーズンは全試合に出場しチームの年間最優秀選手に選ばれた。

2019年8月5日、マンチェスター・ユナイテッドFCに6年契約での加入が決定。移籍金はDF史上最高金額の8000万ポンドと報じられた[6]。背番号はリオ・ファーディナンドらがかつて着用した5番。2020年からアシュリー・ヤングの移籍に伴いキャプテンを務めることとなった[7]。2020年2月17日のチェルシー戦で移籍後リーグ戦初ゴールを奪い勝利した[8]。

2021-22シーズン、低調なプレー振りで大きく批判を受け、爆破予告の脅しを受けた[9]。

2022-23シーズンは開幕と第2節こそリサンドロ・マルティネスと共に先発したものの、リヴァプールFC戦よりラファエル・ヴァランにポジションを奪われ、控えとなった。9月のUEFAネーションズリーグで出場した際も失点に絡みファンからブーイングを受けるなど低調なパフォーマンスが続く[10]一方で監督のエリック・テン・ハフはマグワイアへの信頼を強調した。[11]。

2023-24シーズン開幕直後にはウェストハム・ユナイテッドがマグワイアを移籍金3000万ポンドで獲得することでクラブ間合意したと報じられたが[12]、マグワイアが移籍を拒否したため破談となった[13]。第3節までは出番がなかったが、移籍期間が終了した直後の第4節のアーセナル戦で負傷したリサンドロ・マルティネスに代わりシーズン初出場となった。

代表 編集

 
イングランド代表でのマグワイア (2018年)

2012年11月、U21イングランド代表としてU21北アイルランド代表との親善試合に出場した[14][15]。

2017年8月、A代表初招集。2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のマルタ戦とスロバキア戦の登録メンバーに選ばれたが、出場はしなかった[16]。10月の同リトアニア戦で初キャップ[17]。

2018年FIFAワールドカップロシア大会、準々決勝のスウェーデン戦で代表初ゴールとなる先制ゴールを決めた。

2021年6月、UEFA EURO 2020参加メンバーに選出された。準々決勝のウクライナ戦では1ゴールを決め、イングランド代表にとって約26年振りとなる準決勝進出に貢献した[18]。

2022年11月10日、2022 FIFAワールドカップに臨むイングランド代表に招集され、背番号6を着用することが決定した[19]。

個人成績 編集

クラブ 編集

2022年11月10日現在
クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ 国際大会 その他 通算
ディビジョン 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
シェフィールド・ユナイテッド 2010-11[20] チャンピオンシップ 5 0 0 0 0 0 — — 5 0
2011-12[21] リーグ1 44 1 4 0 2 0 — 6 0 56 1
2012-13[22] リーグ1 44 3 4 0 1 0 — 4 2 53 5
2013-14[23] リーグ1 41 5 8 1 1 0 — 2 0 52 6
通算 134 9 16 1 4 0 0 0 12 2 166 12
ハル・シティ 2014-15[24] プレミアリーグ 3 0 1 0 1 0 1 0 — 6 0
2015-16[25] チャンピオンシップ 22 0 4 0 5 0 — 2 0 33 0
2016-17[26] プレミアリーグ 29 2 1 0 6 1 — — 36 3
通算 54 2 6 0 12 1 1 0 2 0 75 3
ウィガン・アスレティック (loan) 2014-15[24] チャンピオンシップ 16 1 — — — — 16 1
レスター・シティ 2017-18[27] プレミアリーグ 38 2 3 0 3 0 — — 44 2
2018-19[28] プレミアリーグ 31 3 0 0 1 0 — — 32 3
通算 69 5 3 0 4 0 0 0 0 0 76 5
マンチェスター・ユナイテッド 2019-20[29] プレミアリーグ 38 1 5 2 3 0 9 0 — 55 3
2020-21[30] プレミアリーグ 34 2 4 0 3 0 11 0 — 52 2
2021-22[31] プレミアリーグ 30 1 1 0 0 0 6 1 — 37 2
2022-23[32] プレミアリーグ 4 0 0 0 1 0 4 0 — 9 0
通算 106 4 10 2 7 0 30 1 0 0 153 7
総通算 379 21 35 3 27 1 31 1 14 2 486 28

代表数 編集

2022年12月10日現在
代表国 年 出場 得点
  イングランド 2017 3 0
2018 13 1
2019 10 0
2020 4 1
2021 11 5
2022 12 0
通算 53 7

代表での得点 編集

# 開催日 開催地 キャップ 対戦国 スコア 結果 大会
1 2018年7月7日   サマーラ、サマーラ・アリーナ 10   スウェーデン 1–0 2–0 2018 FIFAワールドカップ
2 2020年11月12日   ロンドン、ウェンブリー・スタジアム 29   アイルランド 1–0 3–0 親善試合
3 2021年3月31日 32   ポーランド 2–1 2–1 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループI
4 2021年7月3日   ローマ、スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ 35   ウクライナ 2–0 4–0 UEFA EURO 2020
5. 2021年9月2日   プスカシュ、プスカシュ・アレーナ 38   ハンガリー 3–0 4–0 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループI
6. 2021年11月12日   ロンドン、ウェンブリー・スタジアム 40   アルバニア 1–0 5–0
7. 2021年11月15日   サンマリノ、サンマリノ・スタジアム 41   サンマリノ 1–0 10–0

タイトル 編集

クラブ 編集

マンチェスター・ユナイテッドFC

個人 編集

代表歴 編集

エピソード 編集

  • 同選手がユニコーンの浮き輪で楽しんでいる写真を50ポンド紙幣の絵柄にしようという嘆願が行われ、多くの署名を集めたが、銀行から存命の人物は使用できないとされ却下された[36][37]。
  • 2020年8月20日、休暇で訪れていたギリシャのミコノス島にて複数の現地警官に殴る蹴るなどの暴行を働き逮捕された[38]。

脚注 編集

  1. ^ “【注目選手】DF史上最高額の怪物センターバック、ハリー・マグァイア”. DAZN NEWS (2020年5月4日). 2023年12月5日閲覧。
  2. ^ “Sheffield Utd vs Cardiff City”. Sheffield United F.C. (2011年4月12日). 2015年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月12日閲覧。
  3. ^ “Tigers Complete Maguire And Robertson Deals”. Hull City A.F.C.. 2014年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月29日閲覧。
  4. ^ “Harry Maguire: Wigan Athletic sign Hull City defender on loan”. BBC Sport. (2015年2月10日). https://www.bbc.co.uk/sport/0/football/31359454 2015年2月10日閲覧。 
  5. ^ “Harry Maguire: Leicester City sign Hull City defender in £17m deal”. BBC Sport. (2017年6月15日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/40271696 2017年6月16日閲覧。 
  6. ^ “マグワイアがユナイテッドと契約”. マンチェスター・ユナイテッド (2019年8月5日). 2019年8月5日閲覧。
  7. ^ “マグワイア「キャプテン就任は非常に光栄なこと」”. マンチェスター・ユナイテッド (2020年1月19日). 2021年5月29日閲覧。
  8. ^ “マンチェスター･Uが敵地でチェルシーを撃破！チェルシーは2度のゴール取り消しに泣く”. ゴール (2020年2月18日). 2021年5月29日閲覧。
  9. ^ “警告数、エラー数でプレミアワースト　批判殺到のマンUマグワイアの“不名誉な記録”を英紹介”. Football Zone (2022年4月23日). 2022年5月21日閲覧。
  10. ^ 猛批判浴びるマグワイアは「癒しを求めるべき段階に来ている」　OBネビル氏はメンタル面を心配超Worldサッカー　2022年10月3日
  11. ^ 「マグワイアならきっとできるし、挽回してくれるはず」　テン・ハグが信頼アピール超worldサッカー 2022年10月1日
  12. ^ co.,Ltd, FromOne (2023年8月15日). “マグワイアのウェストハム行きに暗雲…マンUと選手間の問題が原因か”. サッカーキング. 2023年9月5日閲覧。
  13. ^ “マグワイアのウェストハム移籍が破談…主将解任もマンチェスター・Uで今季もプレーへ | Goal.com 日本”. www.goal.com (2023年8月16日). 2023年9月5日閲覧。
  14. ^ “Duo called up to under-21s”. The Football Association (2012年11月11日). 2012年11月12日閲覧。
  15. ^ “Harry makes England bow”. Sheffield United F.C. (2012年11月13日). http://www.sufc.co.uk/news/article/20121113-harry-makes-england-bow-481297.aspx 2012年11月13日閲覧。 
  16. ^ “England: Nathaniel Chalobah and Harry Maguire in squad for World Cup qualifiers”. BBC Sport. (2017年8月24日). http://www.bbc.co.uk/sport/football/41039802 2017年8月24日閲覧。 
  17. ^ McNulty, Phil (2017年10月8日). “Lithuania 0–1 England”. BBC Sport. http://www.bbc.co.uk/sport/football/41457291 2017年10月8日閲覧。 
  18. ^ “イングランド、25年ぶりベスト4進出！　ウクライナに4発快勝&無失点キープ”. サッカーキング (2021年7月4日). 2021年7月4日閲覧。
  19. ^ “England squad named for FIFA World Cup Qatar 2022” (英語). England Football (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。
  20. ^ "ハリー・マグワイアの2010/2011での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年8月5日閲覧。
  21. ^ "ハリー・マグワイアの2011/2012での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2014年6月6日閲覧。
  22. ^ "ハリー・マグワイアの2012/2013での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2014年6月6日閲覧。
  23. ^ "ハリー・マグワイアの2013/2014での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2014年6月6日閲覧。
  24. ^ a b "ハリー・マグワイアの2014/2015での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2015年5月24日閲覧。
  25. ^ "ハリー・マグワイアの2015/2016での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2016年6月5日閲覧。
  26. ^ "ハリー・マグワイアの2016/2017での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2017年7月19日閲覧。
  27. ^ "ハリー・マグワイアの2017/2018での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2018年7月14日閲覧。
  28. ^ "ハリー・マグワイアの2018/2019での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年8月5日閲覧。
  29. ^ "ハリー・マグワイアの2019/2020での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2020年8月16日閲覧。
  30. ^ "ハリー・マグワイアの2020/2021での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年7月8日閲覧。
  31. ^ "ハリー・マグワイアの2021/2022での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年5月22日閲覧。
  32. ^ "ハリー・マグワイアの2022/2023での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年12月10日閲覧。
  33. ^ “Evans named in League One team”. The Football League. (2012年4月23日). http://www.football-league.co.uk/league1/news/20120422/evans-named-in-league-one-team_2293324_2744947 2012年4月29日閲覧。 
  34. ^ “Awards double for Harry”. Sheffield United F.C. (2013年4月29日). http://www.sufc.co.uk/news/article/20130429-awards-double-for-harry-797608.aspx 2014年4月29日閲覧。 
  35. ^ “Blades' Maguire in PFA team”. Sheffield United F.C (2014年4月28日). 2014年4月29日閲覧。
  36. ^ Put Harry Maguire’s face on the new £50 note（イギリス政府・議会 嘆願サイト）
  37. ^ New £50 note will feature a British scientist（BBC）
  38. ^ “Manchester United captain Harry Maguire is arrested on Greek island of Mykonos 'for attacking police' after raucous night at bar as he holidayed with teammates and Love Island star Chris Hughes”. Daily Mail. (2020年8月21日). https://www.dailymail.co.uk/news/article-8650613/Manchester-United-capt-Harry-Maguire-arrested-Greek-island-Mykonos-attacking-police.html 2020年8月21日閲覧。 

外部リンク 編集

 
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