ハンノキ属(ハンノキぞく、学名Alnus)は、カバノキ科に分類される。世界に約30種、日本に約10種がある(分類によって数は一定しない)。落葉広葉樹で、北半球温帯アンデス山脈沿い、アルゼンチン等に分布する。生育立地が川や湖沼など水気の多いところにある種が多い[1]。学名の Alnus(アルヌス)は、ラテン語で「水辺に生える」を意味する Alor amne から採られたといわれる[1]

ハンノキ属
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: ブナ目 Fagales
: カバノキ科 Betulaceae
: ハンノキ属 Alnus
学名
Alnus Mill.
和名
ハンノキ属
英名
Alder
  • 本文参照

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下記に主な種を記載する[2]

雑種 編集

  • Alnus x hanedae アイノコヤシャブシ
  • Alnus x hosoii イワキハンノキ
  • Alnus x mayrii ウスゲヒロハハンノキ
    • Alnus x mayrii nothovar. glabrescens ヒロハハンノキ
  • Alnus x moriokaensis モリオカハンノキ
  • Alnus x peculiaris タルミヤシャブシ
  • Alnus x suginoi ウラジロカワラハンノキ

脚注 編集

  1. ^ a b 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、80頁。ISBN 4-12-101238-0 
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)等による

関連項目 編集