パラアルデヒド(Paraldehyde)は、アセトアルデヒドの環状の三量体である。これは、正式には1,3,5-トリオキサンの誘導体である。アセトアルデヒドの環状の四量体は、メタアルデヒドという。パラアルデヒドは、無色の液体で水にやや溶けにくく、アルコールに良く溶ける。パラアルデヒドは、空気中で徐々に酸化され、茶色に変色し、アセトアルデヒドの臭いを発する。パラアルデヒドは、ほとんどのプラスチックゴムとすぐに反応する。

パラアルデヒド
{{{画像alt1}}}
{{{画像alt2}}}
識別情報
CAS登録番号 123-63-7 チェック
ChemSpider 21106173
EC番号 204-639-8
MeSH Paraldehyde
特性
化学式 C6H12O3
モル質量 132.16 g mol−1
融点

12 °C, 285 K, 54 °F ([1])

沸点

124 °C, 397 K, 255 °F ([1])

への溶解度 insoluble
薬理学
投与経路 Oral/Rectal/Injection
法的状況 POM(UK)
胎児危険度分類 C(US)
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
EU分類 有害 Xn 腐食性 C
Rフレーズ R10 R20 R21 R22 R34 R45
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

パラアルデヒドは、ウィルデンブッシュによって1829年初めて合成された[2] 。これは、工業や医療で使われている。

出典 編集

  1. ^ a b Oxford MSDS
  2. ^ López-Muñoz F, Ucha-Udabe R, Alamo C (December 2005). “The history of barbiturates a century after their clinical introduction”. Neuropsychiatric disease and treatment 1 (4): 329–43. PMC 2424120. PMID 18568113. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2424120/.