ヒュンダイ・サンタフェ

サンタフェ(英:Santa Fe)は、韓国現代自動車が製造するミドルサイズのSUV乗用車である。

2023 Hyundai Santa Fe (MX5)

初代 (2000 - 2004年) 編集

サンタフェ
SM型
 
前期型 フロント
 
前期型 リア
 
後期型
概要
製造国   韓国
  ロシア
  エジプト
  フィリピン
販売期間 2000-2004年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.8/2.0/2.4L I4
2.7/3.5L V6
ディーゼル:
2.0L I4
変速機 5MT
4/5AT
車両寸法
ホイールベース 2,620mm
全長 4,500mm
全幅 1,820mm
全高 1,675mm
テンプレートを表示

2代目 (2005 - 2012年) 編集

サンタフェ
CM型
 
前期型 フロント
 
前期型 リア
 
後期型
概要
製造国   韓国
  アメリカ合衆国
  エジプト
  マレーシア
販売期間 2002-2012年
デザイン ヒュンダイ・カリフォルニア・デザインセンター
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.5/2.0/2.4L I4
2.7/3.3/3.5L V6
ディーゼル:
2.0/2.2L I4
変速機 5/6MT
4/5/6AT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,675mm
全幅 1,890mm
全高 1,725mm
テンプレートを表示

スタイリングはカリフォルニア州アーバインのヒュンダイ・カリフォルニア・デザインセンターが担当した。北米仕様車はソナタに続いてアラバマ州モンゴメリーのヒュンダイ・モーター・マニュファクチュアリング・アラバマ (HMMA) が生産する第2の車種となった。2011年モデルから起亜自動車ジョージア州ウェストポイントに建設したキア・モーターズ・マニュファクチュアリング・ジョージア (KMMG) へ生産を移管した。2009年から稼働した同工場はキア・ソレントを生産する[1]

エンジンは、韓国仕様車は2.2リットルのディーゼルエンジン、北米仕様車はV型6気筒2.7リットル(デルタエンジン)、および3.3リットル(ラムダエンジン)のガソリンエンジンが搭載される。

朝鮮日報は、フロントデザインがインフィニティFXに酷似している[2]と指摘し、中国黄海汽車のSUV「チション」のフロントデザインはCM型サンタフェに酷似しているとの報道もある[3]

中央日報は、オーストラリアで幼児の運転手を前面に押し出したサンタフェのCMが問題となり、放送禁止処分を受けた、と報じた。

  • 2005年11月 - 韓国で発売。NFソナタのプラットフォームを流用している。ボディサイズは先代よりも拡大している。北米では2006年1月のデトロイトモーターショーでデビューした。

3代目 (2012-2018年) 編集

サンタフェ
DM型
 
前期型
 
後期型
 
グランド サンタフェ (LWB)
概要
製造国   韓国
  アメリカ合衆国
  エジプト
  マレーシア
  ロシア
  アルジェリア
  中国
販売期間 2012-2018年
デザイン ヒュンダイ・カリフォルニア・デザインセンター
ボディ
乗車定員 5名 (SWB)
7名 (LWB)
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:
2.0/2.4L I4
3.3L V6
ディーゼル:
2.0/2.2L I4
変速機 6MT
6AT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm (SWB)
2,800mm (LWB)
全長 4,690mm (SWB)
4,905mm (LWB)
全幅 1,880mm
全高 1,680mm (SWB)
1,690mm (LWB)
その他
姉妹車 ヒュンダイ・マックスクルーズ
テンプレートを表示

2012年4月のニューヨーク国際オートショーで世界初公開された[4][5]。DM型サンタフェはショートホイールベース (SWB) 版とロングホイールベース (LWB) 版の2タイプがある。海外向けはSWB車が2列シート5人乗り、LWB車が3列シート7人乗りとなる。北米ではSWB車がサンタフェスポーツ、LWB車がサンタフェの名称で販売され、欧州などではSWB車がサンタフェ、LWB車がグランドサンタフェと称する。スタイリングは近年のヒュンダイ車同様に"fluidic sculpture"(流体の彫刻)に基づく。

韓国国内で2012年4月19日にSWB車が先行して発表された[6]。海外向けとは異なり7人乗りとなる。LWB車は2013年3月にマックスクルーズとして発売された。販売台数6万台超のヒット作となったが、一部車両で雨漏りが発生して無償修理を実施して保証修理期間を5年に延長した[7]

プラットフォームは6代目(YF型)ソナタをベースとし、エンジンは仕向け地により2種類の直列4気筒シータⅡエンジン(2.4L GDI、2.0L GDIターボ)とV型6気筒 3.3L GDIラムダエンジン(7人乗りのみ)、2種類の「e-VGT R」直列4気筒・直噴ディーゼルエンジン (2.0L、2.2L) が用意され、韓国市場は2種のディーゼルエンジンのみが採用される。トランスミッションはいずれも6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせのみだが、2輪4輪駆動車ともに2.2Lディーゼルのみ6MTも設定される。

販売目標を2012年内は全世界で152,000台、うち韓国で42,000台、翌年以降は385,000台と設定している。韓国で15,000台が予約された。DM型サンタフェは6月にヨーロッパ、7月にアメリカ、10月に中国で発売[8]を予定する。ロングホイールベース版サンタフェの導入に伴い、ベラクルーズは2012年11月に海外向け製造を終了し[9]、韓国国内向けは2015年まで販売した。

4代目 (2018年 - 2023年) 編集

サンタフェ
TM型
 
2018年販売型 フロント
 
2018年販売型 リア
 
2020年改良型
概要
製造国   韓国
  アメリカ合衆国
  中国
販売期間 2018年-2023年
ボディ
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン 2.0/2.2/2.4L I4
変速機 8AT
車両寸法
ホイールベース 2,765mm
全長 4,770mm
全幅 1,890mm
全高 1,680mm
テンプレートを表示

2018年2月21日に発売された。コナと共通のイメージでデザインされたフロントマスクを採用。近年の現代のデザインアイデンティティ「カスケーディンググリル」を採り入れている。室内は3列シート仕様に変更。

先代で兄弟車にあったマックスクルーズは設定せず、2019年に登場したパリセードが後継車種となった。

5代目 (2023年 -) 編集

サンタフェ
MX5型
 
フロント
 
リア
 
内装
テンプレートを表示

車名 編集

「Santa Fe(サンタフェ)」は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州北部に位置する都市「Santa Fe (サンタフェ)」に由来する。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集