ビセンテ・アミーゴ(Vicente Amigo Girol, 1967年3月25日 - )は、スペインアンダルシア州出身のフラメンコ・ギタリスト作曲家

ビセンテ・アミーゴ
基本情報
生誕 (1967-03-25) 1967年3月25日
出身地 スペインの旗 スペインアンダルシア州 グァダルカナル[1]
ジャンル フラメンコジャズ
職業 ギタリスト
担当楽器 フラメンコ・ギター
活動期間 1988年-
公式サイト vicente-amigo.com

バイオグラフィ 編集

アンダルシア州、セビージャ県のグァダルカナルに生まれ、5歳の時に同州のコルドバに移り住む。3歳の時にテレビで見たパコ・デ・ルシアの演奏でフラメンコ・ギターを知り、8歳の時にギターを弾き始める[1]

フラメンコギターのマスター、フアン・ムニョス“エル・トマテ”やメレンゲ・デ・コルドバに師事。10代にはマノロ・サンルーカルのグループに加入し5年間活動した[1]

1980年代末にソロ活動をはじめ、ラ・ウニオンやコルドバのコンクールで優勝し脚光を浴びる。1990年代に入るとデヴィッド・ボウイの前座を務めたこともある[1]。1991年にソニー・ミュージック(スペイン)コロムビア・レコードよりDe mi Corazón al Aire(邦:『我が心を風に解き放てば』)をリリースし、アルバム・デビューを果たす。1995年にはVivencias Imaginadas(邦:『魂の窓』)を、1997年にPoeta(邦:『ポエタ』)をリリース。Poetaのタイトル・トラックはフィギュアスケートのテーマ曲として、ソニア・ラフエンテや、ステファン・ランビエール北村明子金彩華太田由希奈らによって使用されている。

2000年にはBMG Spainより、Ciudad de las Ideas(邦:『イデアの街』)をリリース。アルバムは2001年にグラミー賞 Latin Grammy for the Best Flamenco Album を受賞。2005年にUn Momento en el Sonido(邦:『音の瞬間』)をリリース。後にBMGはソニー・ミュージックに合併吸収されたため、ソニーに戻ることになり、2009年にPaseo de Graciaをリリース。2013年に発売されたTierraは、ケルト音楽を取り入れたアルバムとなる。

ディスコグラフィ 編集

アルバム レーベル 発表年
De mi Corazón al Aire Columba/Sony Spain 1991
Vivencias Imaginadas Columba/Sony Spain 1995
Poeta Columba/Sony Spain 1997
Ciudad de las Ideas BMG Spain 2000
Un Momento en el Sonido BMG Spain 2005
Paseo de Gracia Sony Music 2009
Tierra Sony Music 2013

出典 編集

  1. ^ a b c d アルバム『イデアの街』ライナーノーツ(松山晋也

外部リンク 編集