ビワモドキ目 (Dilleniales) は被子植物の1つで、ビワモドキ科を含むもの。分類体系によって扱いは異なる。

ビワモドキ目
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ビワモドキ目 Dilleniales
学名
Dilleniales
Hutch (1924)

クロンキスト体系 編集

クロンキスト体系ではビワモドキ亜綱に属する目で、2科を含む。には多数の雄蕊と、離生(一部では合生)した数個の心皮を含む。

新エングラー体系 編集

新エングラー体系ではビワモドキ科とボタン科はオトギリソウ目に含められ、ビワモドキ目は認められていない。

APG分類体系 編集

APG植物分類体系のポストAPG IIではビワモドキ科のみで構成される単型のビワモドキ目が認められた。ナデシコ目姉妹群の位置にある。

2003年のAPG IIではクロンキストのビワモドキ目に属する2科は、コア真正双子葉類 (Core Eudicots) の中におかれていた。ビワモドキ科は目の階級なしで置かれ、ボタン科はユキノシタ目の中に含められており、クロンキストのビワモドキ目が多系統であることが示されている。

2016年のAPG IVでは、ビワモドキ科単独の科の上位クレードとしてビワモドキ目が再び認められることになった[1]

  • 被子植物 Magnoliophyta
    • 真正双子葉類 eudicots
      • コア真正双子葉類 core eudicots
        • ビワモドキ目 Dilleniales
          • ビワモドキ科 Dilleniaceae

脚注 編集

外部リンク 編集