ピウラ(Piura)は、ペルー北西部、ピウラ県の県都。人口は48万1396人(2021年)。ピウラ川スペイン語版中流域に位置する。

ピウラ
Piura
ペルーの旗
ピウラの市旗
市旗
位置
ピウラの位置(ペルー内)
ピウラ
ピウラ
ピウラ (ペルー)
ピウラの位置(南アメリカ内)
ピウラ
ピウラ
ピウラ (南アメリカ)
座標 : 南緯5度12分 西経80度38分 / 南緯5.200度 西経80.633度 / -5.200; -80.633
行政
ペルーの旗 ペルー
 県 ピウラ県
 市 ピウラ
人口
人口 (2021年現在)
  市域 481,396人
  備考 [1]
その他
等時帯 グリニッジ標準時 (UTC-5)

歴史 編集

ペルー北部の他の土地と同様に、ピウラ周辺には、"Tallanes"、"Yungas"と呼ばれる土着の部族が住んでいた。最終的に"Muchik"文化によって支配されるまで、組織を持たず、指導者もいなかった。これらの地域と"Muchik"文化が交わり、"Vicús"文化へと発展した。数世紀後に、ピウラは、少なくともスペイン人が到着する前の40年間は、トゥパック・インカ・ユパンキの支配下におかれていた。

1532年パナマから上陸したスペイン人の征服者フランシスコ・ピサロによって建設され、ペルーで最も早く建設されたヨーロッパ型の都市となった。そして現在のピウラのメスチソクリオーリョの文化が生まれた。メスチソの文化は、スペインのエストレマドゥーラアンダルシアの影響を受けていた。マダガスカルからの奴隷が連れてこられたことによるアフリカの影響や、広東から稲作をしたり、奴隷が行っていた労働を引き継ぐために移住してきた広東労働者や、真珠を探したり、スペイン人馬術家と偽ってラマやジプシーも流れ込んできた。

スペイン人は、街をケチュア語で「豊か」を意味する「ピウラ」と名づけた。現在、ピウラは、1年中暑いことにちなんで、「Ciudad del eterno calor (永遠に暑い街)」という俗称で知られている。

交通 編集

著名な出身者 編集

気候 編集

ピウラの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 35
(95)
36
(96)
34
(94)
33
(92)
33
(91)
32
(89)
30
(86)
30
(86)
31
(87)
32
(89)
33
(91)
33
(92)
32.7
(90.7)
平均最低気温 °C°F 22
(72)
23
(74)
23
(73)
22
(71)
20
(68)
18
(65)
18
(64)
17
(63)
17
(63)
18
(64)
18
(65)
20
(68)
19.7
(67.5)
降水量 mm (inch) 5
(0.2)
20
(0.8)
30
(1)
8
(0.3)
0
(0)
3
(0.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
3
(0.1)
69
(2.5)
出典:Weatherbase [2]

脚注 編集

  1. ^ peru cities population.php”. 2023年5月18日閲覧。
  2. ^ Weatherbase: Historical Weather for Piura, Peru”. Weatherbase (2011年). 2011年11月24日閲覧。