ピエール・フォシャール

ピエール・フォシャール(仏:Pierre Fauchard1678年 - 1761年3月22日)はフランス歯科医師歯学者。フランスで長きに渡り歯科治療を続けるとともに、多様な症例を記録し、『歯科外科医あるいは歯科概論 (Le Chirurgien Dentiste, ou Traité des dents)』を出版して、18世紀のフランスにおける歯科医学を大きく発展させ、「近代歯科医学の父」と呼ばれた。大道医者や理髪師が行い、非科学的な方法が横行していた当時の歯科治療を科学的に考察し、「歯科医師」という独立した職業として誕生させた[1]

ピエール・フォシャール
ピエール・フォシャール
生誕 1678年
フランス ブルターニュ
死没 1761年3月22日
フランス パリ
職業 歯科医師歯学
テンプレートを表示

経歴 編集

1678年にフランスブルターニュの裕福な家で出生。15歳のときにフランス海軍に従軍して同軍軍医見習生となった。海軍を退職後の1698年アンジェで歯科医の開業医になった。1718年パリに転居して同地にも歯科診療所を開業した。1761年に83歳のとき同地で死去。

著書 編集

脚注 編集

注釈 編集


出典 編集

  1. ^ 日本大学図書館歯学部分館 貴重書特別展示  歯科医学の父 ピエールフォシャール 展 展示目録”. 日本大学歯学部. 2024年1月7日閲覧。