ピッツバーグ序曲』(Pittsburgh Ouverture)は、ポーランドの作曲家クシシュトフ・ペンデレツキによる吹奏楽曲

概説 編集

アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラの指揮者ロバート・オースティン・ブードローの委嘱で、1967年に作曲された。微分音トーン・クラスター特殊奏法が多用され、その楽器編成を含めいわゆる吹奏楽曲とは一線を画す。

1967年6月30日ピッツバーグ近郊オークモントリヴァーサイド・パークで初演された。

演奏時間はスコアの記載では12分だが、アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラと東京佼成ウインドオーケストラのCDでは約8分30秒。楽譜は1967年にペータースから発行されている。

編成 編集

編成表
木管 金管
Fl. 4 (Picc. 2, E♭Sop., Alto, Bass持ち替え) Hr. 5 Timp. ●(6) Vn.1 -
Ob. 3 (Ob d'am., Bass持ち替え), C.A. 1 Trp. 5 Xylo., Vibe., Chimes, Bongos 2, Tom-t. 3, B.D., Ratchet, Claves, Whip, Guiro, W.B. 5, Tri., Cymb. 6, Lastra, Javanese Gong 2, Gong 2, Tam-t. 3 Vn.2 -
Cl. 2 (Bass, A.Sax. 2持ち替え), C.Alto 1, C.Bass 1 Trb. 5 Va. -
Fg. 3, C.Fg. 2 Tub. - Vc. -
Cb.-
その他Harm., Piano