ファイザーバード

インドの都市

ファイザーバード英語: Faizabad, ヒンディー語: फ़ैज़ाबाद, ウルドゥー語: فیض آباد)は、インドウッタル・プラデーシュ州の都市。人口14万5000人(2001年)。サラユー川(別名ガーグラー川、下流でガンジス河と合流)のほとりにあり、ファイザーバード県の中心都市でもある。

なお、街の名はアラビア語ペルシア語に由来する「神の恩寵の栄える地」という意味であり、同様の地名がパキスタンアフガニスタン(こちらは英語表記が異なり、Fayzabad)、タジキスタン(同じく、Faizobod)などにも存在する。

歴史 編集

1724年アワド太守サアーダト・アリー・ハーンムガル帝国から独立し、最初の首都として発展した。

その後、1775年、アワド太守シュジャー・ウッダウラの死後、息子アーサフ・ウッダウラは、西にあるラクナウ(現在のウッタル・プラデーシュ州都)に遷都したが、今でも街の各所にはバフー・ベーグムの慕廟(マク・バーラー)など多くの歴史的建造物が残っている。

この街の約7km隣には、古代叙事詩ラーマーヤナの主人公、ラーマ王子の生誕地だとされている古都アヨーディヤーがある。

ギャラリー 編集

関連項目 編集