フランク・ウォーレン (Frank Warren男性1952年2月28日- ) は、イギリスボクシングプロモーター兼ボクシングマネージャー。ロンドンイズリントン出身。クイーンズベリー・プロモーションズを主宰している。

フランク・ウォーレン
フランク・ウォーレン
生誕 (1952-02-28) 1952年2月28日(72歳)
イズリントン, ロンドン
国籍 イギリス
職業 ボクシングプロモーター
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クィーンズ・ベリー・プロモーションズ
YouTube
チャンネル
活動期間 2018年9月10日 -
登録者数 約13万人
総再生回数 約7040万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年3月30日時点。
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来歴 編集

ブックメーカーの胴元の息子として生まれる。ボクシングに関わる前は事務弁護士事務所の見習い従業員だった[1]

ウォーレンがボクシングと関わるようになったのは、はとこで非合法のボクシングを4000試合以上を行ったとされているレニー・マクレーンに試合のプロモーターやってくれないかと持ちかけられたことがきっかけであった。ウォーレンはこの話に乗り、マクレーンにトレーナーを見つけ、会場を借り興行をセッティング、非合法のボクシングプロモーターになった。

1980年に初めてプロモーターの許可を得て興行を主催した。無名のアメリカ人ヘビー級選手2人の試合を主催しテレビ放送の手配もする。しかし英国ボクシング管理委員会のルールによりテレビ放送は阻まれてしまう。その後、英国王者の試合を主催した際にテレビ放送を手配することに成功する。

瞬く間にイギリスボクシング界の重鎮に成りあがったウォーレンはナジーム・ハメドナイジェル・ベンジョー・カルザゲリッキー・ハットンアミール・カーンデレック・チゾラなどイギリス人スター選手のプロモーターとして活躍している。

2018年9月12日、ESPN+とクイーンズベリー・プロモーションズの興行をアメリカで配信する契約を締結した[2]

クイーンズベリー・プロモーションズの2022年3月までの通年決算は、売上総利益が7523537ポンド(約12億円)、純利益が4152473ポンド(約6億8千万円)となっている[3]

BoxNation 編集

2011年7月、24時間ボクシング専門チャンネルのBoxNationを立ち上げる、立ち上げ当初の無料放送期間を経て2011年12月1日から月額10ポンドの月額課金チャンネルへ移行した[4][5]

銃撃事件 編集

1989年11月30日、正体不明の男に銃撃される。銃弾はウォーレンの心臓のわずか1インチ横を貫通、この銃撃によってウォーレンは肺の半分と肋骨を数本失った。事件後、ウォーレンが2年前にはじめて世界チャンピオンまで育て上げていた元世界スーパーライト級王者テリー・マーシュが事件の容疑者として逮捕されるが無罪判決で釈放されており、現在も犯人は逮捕されていない。

未払い裁判 編集

2009年6月、ジョー・カルザゲがファイトマネーが未払いであるとウォーレンを訴えていた裁判で、180万ポンド(約3億円)をカルザゲへ支払うようウォーレン敗訴の判決が下された[6]

主な契約選手 編集

現契約選手 編集

元契約選手 編集

脚注 編集

  1. ^ Frank Warren: 'Calzaghe was the biggest disappointment. Total disloyalty...'”. Independent.co.uk (2009年2月13日). 2013年11月26日閲覧。
  2. ^ ESPN+ to exclusively broadcast Frank Warren's cards in United Kingdom”. ESPN.com (2018年9月12日). 2018年10月8日閲覧。
  3. ^ QUEENSBERRY Accounts Unaudited abridged accounts made up to 31 March 2022”. United Kingdom Government (2022年6月9日). 2023年3月30日閲覧。
  4. ^ Frank Warren launches BoxNation, a new fight sports channel on Sky”. Telegraph (2011年9月23日). 2013年11月26日閲覧。
  5. ^ BoxNation to launch on Virgin Media”. Digitalspy.co.uk (2011年11月23日). 2013年11月26日閲覧。
  6. ^ Calzaghe wins £1.8m court fight against Frank Warren's Sports Network Ltd”. Guardian (2009年6月17日). 2014年1月1日閲覧。

外部リンク 編集