プロヴィンシャル・リーグ

プロヴィンシャル・リーグโปรวินเชียลลีก、Provincial League)は、1999年から2008年までタイ王国にあったサッカーリーグである。略称はプロ・リーグโปรลีก、Pro League)。

プロヴィンシャル・リーグ
โปรวินเชียลลีก
加盟国 タイ王国の旗 タイ
創立 1999年
最終年 2008年

タイスポーツ庁(SAT)と観光・スポーツ省によって組織され、1999年に「プロヴィンシャル・リーグ」のリーグ名で発足した。その後2004年に「プロフェッショナル・リーグ (Professional League)」に改称され、2007年にふたたび「プロヴィンシャル・リーグ」に改められた。2009年にリージョナルリーグ・ディヴィジョン2(3部相当)に統合された。

歴史 編集

プロヴィンシャル・リーグは、1999年にタイスポーツ庁(SAT)と観光・スポーツ省によって組織された。プロ・リーグ創設のアイデアは、完全プロの選手の導入と地方のサッカークラブの支援というふたつの目的から生まれた。プロ・リーグが創設される以前、もうひとつの全国トップリーグであるタイ・プレミアリーグの参加クラブの多くは行政当局や軍隊、大手民間企業によるアマチュアクラブだった。クラブはすべてバンコクに所在し、地方のクラブは行政からの支援を受けていなかった。タイスポーツ庁は様々な行政区のチームからなる新リーグの創設を決めた。

1999年から2006年までのあいだ、プロ・リーグにはプロ・リーグ1とプロ・リーグ2というふたつのディビジョンがあった。プロ・リーグ1はホーム・アンド・アウェー方式で行われ、下位2チームがプロ・リーグ2に降格した。プロ・リーグ2は地理的に5つの地域に分けて行われた。各地域の上位2チームはシーズン最後に開催されるトーナメントへと進み、優勝および準優勝チームがプロ・リーグ1に昇格した。

2005年と2006年はプレミアリーグの所属クラブ数を増やす方針に伴って、上位2チームがプレミアリーグに昇格した。2005年は優勝したチョンブリーと準優勝のスパンブリー、2006年は準優勝がタイ・ポートのリザーブチームだったため、優勝したTOT SCと3位のナコーンパトム・ユナイテッドが昇格した。

2007年、プロ・リーグ1はタイ・プレミアリーグ(1部)とタイ・ディヴィジョン1リーグ(2部)に吸収された。プロ・リーグ2はリーグ名を「プロヴィンシャル・リーグ」に改め、これまでと同じフォーマットで実施された。シーズン終盤のトーナメントはSATチャンピオンシップと名付けられ、上位2チームがタイ・ディヴィジョン2リーグ(3部)に昇格した。

2009年、プロヴィンシャル・リーグはタイサッカー協会によってタイ・ディヴィジョン2リーグに完全に統合された。

優勝クラブ 編集

プロ・リーグ1 編集

プロ・リーグ2 編集

過去の結果 編集

プロ・リーグ1 編集

年度 優勝 準優勝 3位
1999/00 シーサケート スパンブリー サトゥーン
2001 ナコーンサワン スパンブリー チョンブリー
2002 スパンブリー チョンブリー ナコーンサワン
2003 ナコーンサワン スパンブリー チョンブリー
2004 スパンブリー ナコーンサワン ナコーンパトム
2005 チョンブリー スパンブリー ナコーンパトム
2006 TOT タイ・ポート 2
(タイ・ポートのリザーブチーム)
ナコーンパトム
2007 ロッブリー ソンクラー ブリーラム(3位)
クラビー(4位)
(準決勝敗退後の3位決定戦)
2008 サムットプラーカーン チャイヤプーム アーントーン(3位)
クラビー(3位)
(トーナメント方式の準決勝敗退)

プロ・リーグ2 編集

年度 優勝 準優勝 3位 4位
2004 サトゥーン パンガー チャンタブリー パッタルン
2005 ピッサヌローク サコンナコーン コーンケン チャチューンサオ
2006 ラーチャブリー サムットソンクラーム ラヨーン クラビー

外部リンク 編集