ヘルシンキ大学

フィンランドの大学

ヘルシンキ大学(ヘルシンキだいがく、英語: University of Helsinkiフィンランド語: Helsingin yliopistoスウェーデン語: Helsingfors universitet)は、フィンランドヘルシンキにある大学。フィンランド最古にして最大の規模を誇り、広い範囲にわたる多くの提供プログラムを有する。国際大学ランキングでは、常に100位以内に位置している。現在、約38,000人の学生(5,500人の大学院生を含む)が学位取得を目指して在籍する。2005年8月1日よりボローニャ・プロセスと呼ばれるヨーロッパ規模の教育政策の基準を採用し、学士号、修士号、ライセンシエート、及び博士号を提供している。ヨーロッパ研究大学連盟、Unica(欧州首都大学連盟)、ユトレヒト・ネットワーク、Europaeum の加盟校で、質の高い研究に重きを置いている。

ヘルシンキ大学
Helsingin yliopisto
Helsingfors universitet
ラテン語: Universitas Helsingiensis
種別 Public
設立年 1640年
総長 Kari Raivio
学長 Ilkka Niiniluoto
職員数
7,600
学生総数 38,200
学部生 31,900
大学院生 5,500
所在地 フィンランド
ヘルシンキ
キャンパス 都市部
ヨーロッパ研究大学連盟
Unica
ユトレヒト・ネットワーク
Europaeum
公式サイト https://www.helsinki.fi/
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大学本館

1883年に創立されたヘルシンキ大学男声合唱団は、シベリウスの大多数の男声合唱曲の初演にたずさわるなど、同国の合唱界を牽引しつづけている団体の1つである。海外での演奏および作曲家への委嘱活動も盛んに行っており、間宮芳生湯浅譲二は彼らの日本公演のために作品を提供している。

歴史 編集

スウェーデン統治下の1640年、スウェーデン女王クリスティーナによって王立オーボ・アカデミースウェーデン語:Åbo Kungliga Akademi、フィンランド語:Turun akatemia、英語:The Royal Academy of Turku)が設立された。フィンランドの旧首都トゥルクフィンランド語:Turku、スウェーデン語:Åbo)に建てられたこの大学はフィンランド最古の大学である。

1809年、フィンランドがロシア帝国下のフィンランド大公国となると、トゥルク帝国アカデミー(英語:Imperial Academy of Turku)と改称される。1812年のヘルシンキへの首都移転や、1828年のトゥルク大火を受け、トゥルク帝国アカデミーはヘルシンキへ移転。1917年のフィンランド独立と共に現在のヘルシンキ大学となった。

キャンパス 編集

ヘルシンキ大学は4つのメイン・キャンパスを持つ。

著名な卒業生 編集

外部リンク 編集