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(郡の位置)
基本情報
連邦州: ニーダーザクセン州
郡: ホルツミンデン郡
ザムトゲマインデ: ザムトゲマインデ・ボーデンヴェルダー=ポレ
緯度経度: 北緯51度59分 東経09度29分 / 北緯51.983度 東経9.483度 / 51.983; 9.483座標: 北緯51度59分 東経09度29分 / 北緯51.983度 東経9.483度 / 51.983; 9.483
標高: 海抜 124 m
面積: 21.68 km2
人口:

1,832人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 85 人/km2
郵便番号: 37619
市外局番: 05533
ナンバープレート: HOL
自治体コード:

03 2 55 017

行政庁舎の住所: Münchhausenplatz 1
37619 Bodenwerder
ウェブサイト: www.hehlen.de
首長: ゼバスティアン・ローデ (Sebastian Rode)
郡内の位置
地図
地図

ヘーレン (ドイツ語: Hehlen) は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ホルツミンデン郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)で、ザムトゲマインデ・ボーデンヴェルダー=ポレを構成する町村の一つである。

地理 編集

この町は、ヴェーザー川沿い、ボーデンヴェルダーの下流側に位置する。ハーメルンホルツミンデンとの中間にあたる。

自治体の構成 編集

  • ヘーレン(オーフェルゲンネを含む)
  • ホーエ
  • ブレーケル
  • ダスペ

隣接する市町村 編集

ヘーレンは、北はハーメルン=ピルモント郡エンマータール、北東はハイエン(橋で結ばれている)、東はボーデンヴェルダー、南はペーゲストルフ、西はオッテンシュタインと境を接している。

歴史 編集

 
1654年から1658年頃のヘーレンを描いたマテウス・メーリアンの銅版画

ヘーレンは、9世紀に「Heli」として初めて文献に記録されている。12世紀には「Helen」と表記されている。

ホムブルク家のレーエン領主家が1409年に断絶し、ブラウンシュヴァイク公家のレーエン領主(フレンケの領主がこの地を含めて統治した)も1558年に絶えた後、シューレンブルク家の「白系」がこれを引き継いだ。フリッツ・フォン・シューレンブルクがヴェーザー川沿いの分家の初期当主の1人である。彼はブラウンシュヴァイク=リューネブルク公ハインリヒ2世に仕える傭兵隊長として財産と名声を高めた。彼の妻がイルゼ・フォン・ザルデルンである。彼女は1574年から夫と別居生活を送っていたが、1579年に塔を側面に置いた水城ヘーレン城を建設した。これは軍事的な目的を持たない純粋な社交用の城館であった。この城は1956年までザルデルン家とシューレンブルク家の所有であったが、その後私人に売却された。この城館は、後の装飾豊かなヘーメルシェンブルク城やベーヴェルン城など一連のヴェーザールネサンス様式の大規模建築の嚆矢となった。

1596年には、やはりイルゼ・フォン・ザルデルンによってヴェーザー川上流地方で最初の製紙工場がヘーレンに建設された。1900年に私営のフォアヴォーレ=エンマーターラー鉄道会社 (VEE) のエンマータール - フォアボーレ区間が開通し、ヘーレンは鉄道網に結ばれた。

文化と見所 編集

 
ヘーレン城
  • ヘーレン城: 1579年建造
  • インマヌエル教会: 1699年建造
  • ヘーエの教会: 1252年建造

経済と社会資本 編集

交通 編集

連邦道B83号線がハーメルンを通っており、北のハーメルン、南のホルツミンデンとこの町とを結んでいる。南にヴェーザー川を渡り、エッシャースハウゼン方面へ向かう連邦道B240号線はここを起点としている。この町にはダスペ方面へヴェーザー川を渡る小さな橋(かつては渡し船であった)がある。南西には連邦道B586号線がオッテンシュタイン方面に延びている。また、小集落のオーフェルゲンネやブレーケルンへの道も通っている。

ヘーレンはハーメルンからハン・ミュンデンに至るヴェーザー自転車道沿いに位置する。

この町は、今では旅客も貨物も廃線となった フォアヴォーレ=エンマーターラー交通会社GmbH(VEV、1967年まではフォアヴォーレ=エンマーターラー鉄道会社 VEE)のエンマータール - フォアヴォーレ線沿いに位置していた。この路線はエンマータールからヘーエン、ボーデンヴェルダー=リンゼ、エッシャースハウゼンを経由してフォアヴォーレに至り、ここでホルツミンデン - クライエンゼン線に接続していた。旧ヘーレン駅の駅舎は現在、レストランとして用いられている。ヘーレンは路線バスでホルツミンデン、ボーデンヴェルダー、ハーメルンとこの町とを結んでいる。

地元企業 編集

1893年にライフアイゼン農業信用金庫ヘーレンeG が設立されたが、2000年にヴェーザーベルクラント国民銀行と合併した。

続いて1919年に Braunschweigischen Lederwerke J. u. E. Heller、現在の Heller-Leder GmbH & Co. KG(皮革加工業、年商約3500万ユーロ)が設立された。1990年には子会社の HELCOR-LEDER-tec GmbH も加わった。この会社は近隣地域の重要な大手雇用主の一つである。

ハーメルン側の街の入り口に、1905年にハインリヒ・ライテマイヤーによって創設された ヘーレン/ヴェーザー Portlandzement-, Kalk-, Mergel- und Steinwerke GmbH の大規模な石灰工場がある。その所有者は1943年まではベルリン=ヴィルマースドルフに本社を置く Norddeutsche Cement-Verband GmbH (NCV) であったが、その後はヘーレンの Dipl.-Ing. Blankmann に引き継がれた。1949年にこの石灰工場は Niedersächsischen Zementwerke によって吸収合併され、Kalk-, Mergel- und Steinwerke GmbH となった。2004年に Dipl.-Berging. Andreas Goedecke に移譲され、Kalkwerk Hehlen GmbH と改名された。

1978年に Tiefbau Timmermann が設立された。1928年に創設された洗剤・保護剤製造の Asmus GmbH は、現在 AsKü-Gebäudereinigungs-Service GmbH の傘下にある。

2005年10月1日、Naturgas Hehlen GmbH & Co. KG と Bioenergie Hehlen GmbH & Co. KG が主導して、ヘーレンに 2500kWのバイオガス施設が稼働した。これはドイツ最大のバイオガス施設の一つである。この施設は公共の電力網に送電する他、Heller-Leder GmbH & Co. KG に熱を供給している。

1947年創業の、様々な分野における電気モーター製造の Hanning Elektro-Werke GmbH & Co. KG は2006年までヘーレンに工場を有していた。

人物 編集

参考文献 編集

  • Dieter Lent: Die Geschichte von Hehlen an der Weser im Überblick. Nach einem Vortrag (nachträglich erweitert) zur 1150-Jahrfeier in Hehlen am 20. Juni 1986, Evangelisch-Lutherische Immanuel-Kirchengemeinde, Hehlen 1989 (DNB; オンライン版)
  • Ernst Andreas Friedrich: Wenn Steine reden könnten Band IV, Landbuch-Verlag, Hannover 1998, ISBN 3-7842-0558-5

引用 編集

外部リンク 編集