ペルハム (オンタリオ州)

ペルハム(英:Town of Pelham)は、オンタリオ州ナイアガラ地方に位置する人口1万5,272人(2001年統計)の町。

ナイアガラ地域内の位置
サトウカエデ, ペルハム (オンタリオ州)

歴史 編集

1780年代からペルハムはウェランド郡(Welland County)の一部であった。1812年米英戦争時、町までは戦場とはならず、戦後、町の北部にある丘に大きな要塞を建てる計画が提案される。高台となる丘は絶好の防塞拠点となることから政府は3.6 km²(900 acres)の土地を買い上げた。

測量が行われた後、ウェリントン公爵の名からウェリントン・ハイト(高台)と呼ばれ、計画された場所の本拠地をキング・ジョージ・バッテリー(King George's Battery)と名づけられた。しかし、計画はたびたび順延され、1860年代に計画は立ち消えとなる。買い上げた土地は、農地として売られることとなった。

天気のよい日には、高台からトロントハミルトンニューヨーク州の西部を望むことができる。スキー場を丘の北側に建設したことがあるが、商業的に失敗し、牧場へと戻された。

1970年に町は5つの歴史的な町と合併し、総面積126.42km²の町となる。この合併によって各町の農業と商業の交流を促すことになる。

観光 編集

  • コンフォート・メープル(Comfort Maple[1]
カナダで最も大きいメイプル・ツリー(砂糖楓)とされ、樹齢およそ500年と言われている。コンフォートの名は1816年にコンフォート家がこの木があるエリアの土地を買い上げたことに由来する。今では保護地区として、歴史的・生態学的に重要な場所となっている。このコンフォート・メープルと呼ばれるサトウカエデは、フェンウィック村(Fenwick)に位置する。
町の北部、境界線に沿ってあり6.6km²の野生生物保護区域となっている。谷には氷河が堆積していたことがあり、後にショート・ヒルズ("Short Hills")と呼ばれる丘ができる。セント・ジョンズ保護地区(St. John's Conservation area)と呼ばれる地区もあり、魚がいる池やトレイルがある。

ゴルフ愛好者にとっても適した場所で、ゴルフコースが着実に増えている。最も歴史あるゴルフコースはウェランドの実業家グループが設立したルックアウト・ポイント(Lookout Point Golf and Country Club)である。


外部リンク 編集