ホラ・スタッカート』(ルーマニア語: Hora staccato)は、グリゴラシュ・ディニクが1906年に作曲したヴァイオリンのためのヴィルトゥオーソ的な楽曲。ルーマニアホラ形式による短く速い曲で、殊に1932年のヤッシャ・ハイフェッツによる編曲がヴァイオリニストたちにアンコール曲として好まれている。弓の上下ともに例外的にスタッカートを多用した曲である。また活気をもって、てきぱきと明瞭に演奏するよう注釈が添えられている。

ホラ・スタッカート
グリゴラシュ・ディニク
形式 ヴァイオリン独奏
調拍子 変ホ長調、4分の2拍子
テンポ Con persistenza ritmica ♩=120-132
出版年 1906年
プロジェクト:クラシック音楽
Portal:クラシック音楽
テンプレートを表示
音楽・音声外部リンク
1938年、エマニュエル・ベイのピアノ伴奏によるヤッシャ・ハイフェッツの「ホラ・スタッカート」の演奏。archive.org

ディニクは1906年に自身のブカレスト音楽学校卒業制作として作曲し、式典で演奏した。後に他の楽器、特にトランペットピアノのための編曲がなされた。

参考文献 編集

  • The Concise Edition of Baker's Biographical Dictionary of Musicians, 8th ed. Revised by Nicolas Slonimsky. New York, Schirmer Books, 1993. ISBN 0-02-872416-X

外部リンク 編集