ミギンゴ島

ケニアとウガンダとの国境付近にある島

ミギンゴ島(ミギンゴとう)は、アフリカ大陸で最大の湖のビクトリア湖内に存在する島である。ビクトリア湖内には、湖に接する国々から複数の国境線が引かれている。それらのうちケニアウガンダとの国境線に近く、互いに領有権を主張している。

ミギンゴ島
Migingo Island
Kisiwa cha Migingo
地理
場所 ヴィクトリア湖
座標 南緯0度52分58秒 東経33度56分17秒 / 南緯0.88278度 東経33.93806度 / -0.88278; 33.93806
面積 2,000[1] m2 (22,000 sq ft)
最高標高 15 m (49 ft)
行政
人口統計
人口 約800[1]
人口密度 400,000 /km2 (1000000 /sq mi)
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地図
ケニアとウガンダの国境線近くに位置する

産業 編集

ミギンゴ島は、2000 m2 程度の大きさながら[1]、その上にトタン屋根の民家がぎっしりと建ち並び、2020年現在で約800人が住んでいる。したがって、人口密度は約400,000 (人/km2) と極めて高い。また、2020年現在、入居待ちの人は約500人いると言う。島の主産業は水産業であり、島周囲の漁場でナイルパーチの漁獲を行う漁師と仲買人の経済活動で成り立っており、わずかにホテルやバーなどの商業施設が存在する。またケニアの首都「ナイロビ」の平均月収約5万円に対しミギンゴ島での平均月収は約12万円と高い。

領有権問題 編集

ミギンゴ島は、ケニアとウガンダの国境線の近くに位置するものの、ケニアが領有してきた。しかし、2000年代に入り、島の周囲が好漁場として注目を浴びると、ウガンダが領有を主張し始めた。双方が役人や治安部隊を送り込んだため、2009年には一触即発の状況となった。その後も緊張状態のまま、両国が領有を主張する状況が続いている[2]

テレビ番組 編集

2015年に日本のTBSのテレビ番組『クレイジージャーニー』にて、ミギンゴ島が「世界一危険 島まるごとスラム」として取り上げられた[3]。後に、放送回はDVDに収録され『クレイジージャーニー Vol.3』として発売されている。

2020年に「世界くらべてみたら」にて「世界の驚き村に泊まってみよう!」という企画で取り上げられている。

出典 編集

  1. ^ a b c Frauenfelder, Mark (2016年10月31日). “Migingo Island - Population density: 169,500/sq mi”. Boing Boing. 2017年3月21日閲覧。
  2. ^ 島覆いつくすトタンの家々、漁場めぐり2国が対立 アフリカ・ビクトリア湖”. AFP (2018年11月13日). 2018年11月24日閲覧。
  3. ^ クレイジージャーニー ゴンザレスが大ピンチ!世界一危険な島で拘束”. goo テレビ番組. 2018年11月24日閲覧。