メールアドレス検索ロボット

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メールアドレス検索ロボット(メールアドレスけんさくロボット)は、ウェブサイトからメールアドレスを収集する自動巡回プログラムのこと。メールアドレス収集ロボットスパムボット (Spambot) ともいわれる。

このプログラムによって収集されたメールアドレスは、主にスパムメールを送信するために使用されており、問題となっている。

収集手法 編集

  1. SNS電子掲示板ブログなどメールアドレスがよく記載されるウェブページを自動巡回する[1]
  2. ウェブページ内のソースコードに含まれる「@」や「<a href="mailto:メールアドレス">メール</a>」のような形式で記述されたリンクを検索し、メールアドレスを抽出、そこからデータベースを作る。

対策 編集

このような不正なプログラムにより、メールアドレスを抽出されにくくするため、以下のような方法が取られることがある。

  • 「@」や「mailto」の前後にスペースを入れる(それでも収集される場合があり、完全なものではない)。
  • メールアドレスを画像化する(ただし「mailto」でリンクを付けると効果がなくなる)。
  • メールアドレスを、文字参照など文字そのものを使わずに表記する。
  • 「@」を全角で表記する。または「☆」や「○」など他の記号に置き換える(日本語のページの場合によく用いられる)。
  • 「@」を「at(AT)」と表記し前後にスペースを入れる。同様に「.」を「dot」と表記する。
  • メールアドレスの一部ないし全てをひらがなや漢字で記述する。
  • メールアドレスを全て全角文字で記述する(「mailto」でリンクを付けない)。
    この場合、一旦半角に変換し、全て手打ちで入力する手間が発生するが、この手間でスパムを軽減させる効果が期待される。

脚注 編集

  1. ^ 詐欺メール 悪徳業者がアドレス入手する6つの手口”. 日本経済新聞 電子版 (2019年10月30日). 2022年6月7日閲覧。


関連項目 編集