リバーズ州

ナイジェリアの州
リバーズ州
Rivers
州の愛称: 国の宝の基
リバーズ州の位置
ナイジェリアの国旗 ナイジェリア
州都ポートハーコート
設置日1967年5月27日
公用語英語
面積11,077 km² (26位)
人口
 -2005年 推計
N/A位
5,689,087 人
州知事
一覧
シミナライ・フバラ英語版 (PDP)
上院議員ジョン・アズタ=ムバタ (PDP)
リー・マエバ (PDP)
イビアポイェ・マルティンス=イェロウェ (PDP)
ISO 3166-2:NGNG-RI
公式サイトRivers State of Nigeria Government

リバーズ州(リバーズしゅう、Rivers State)はナイジェリアの36の州の1つ。州都はポートハーコート

地理 編集

ニジェール・デルタに位置する州の1つで南は大西洋に面し、西にバイエルサ州デルタ州、北にアナンブラ州イモ州アビア州、東にアクワ・イボン州と接する。

リバーズ州の内陸部は熱帯雨林で海岸に向かうにつれマングローブの茂る熱帯性三角州になる。

歴史 編集

リバーズ州は1885年から1893年までイギリスのオイルリバーズ保護領の一部であった。1893年にニジェール海岸保護領とされた。1900年にイギリス王立ニジェール会社英語版の支配する南部ナイジェリア保護領英語版に統合された。1960年のナイジェリア独立時に東部州となった。

1967年東部州が分割され、リバーズ州が設置された。

1976年ベンデル州からウゲリクロスリバー州からオポボが移管された。1996年に西部がバイエルサ州に分割された。オゴニランドは1996年以降の領域の東南部に位置する。

2000年代に入り反政府運動が活発化。2007年5月3日には、ポートハーコート近郊の発電所の建設現場で、武装勢力により大宇建設の社員ら11人が拉致される事件(大宇建設社員拉致事件)が発生している。

2020年代においても石油生産は州の一大産業となっている。地域住民はこれら生産施設などから原油の窃盗を行っており、2021年の統計では1日40万バレルもの原油が失われている。盗まれた原油は原始的な施設で石油精製されており、深刻な大気汚染や爆発事故などを招いている。後者については違法製油所の爆発で2021年10月には25人が、2022年4月には109人以上が死亡している[1]

行政区分 編集

1996年以降のリバーズ州には23の地方行政区 (LGA) が置かれている。

  • アクク=トル
  • アサリ=トル
  • アブア=オドゥアル
  • 東アホアダ
  • 西アホアダ
  • アンドニ
  • イウェレ
  • エチェ
  • エムホア
  • エレメ
  • オイグボ
  • オグバ/エグベマ/ンドニ
  • オグ=ボロ
  • オクリカ
  • オビオ/アクポル
  • オポボ/ンコロ
  • オムンマ
  • カナ
  • ゴカナ
  • タイ
  • デゲマ
  • ポートハーコート
  • ボニー

出身者 編集

脚注 編集

  1. ^ 違法製油所で爆発、子どもを含む109人死亡 ナイジェリア”. CNN (2022年4月25日). 2022年4月24日閲覧。

座標: 北緯4度45分 東経6度50分 / 北緯4.750度 東経6.833度 / 4.750; 6.833