リビティーナ(Libitina)は、古代ローマにおける葬儀女神[1]長母音を省略してリビティナとも表記される[2]

その神殿には葬儀に必要な品が置かれ、借用、購入ができたため葬儀屋はリビティーナーリウスと呼ばれた[1]。また、リビティーナはウェヌスの別名リベンティーナと混同され、ウェヌスの呼称となった[1]

元はエトルリアの女神だったと考えられている[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店1960年、300頁。
  2. ^ マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店1988年、580頁。