下高井戸駅

東京都世田谷区松原にある京王電鉄・東急電鉄の駅

下高井戸駅(しもたかいどえき)は、東京都世田谷区松原三丁目にある、京王電鉄および東急電鉄停留場である。

下高井戸駅
西口(2007年10月)
しもたかいど
Shimo-takaido
地図
所在地 東京都世田谷区松原三丁目29番17号
北緯35度39分58秒 東経139度38分29秒 / 北緯35.66611度 東経139.64139度 / 35.66611; 139.64139座標: 北緯35度39分58秒 東経139度38分29秒 / 北緯35.66611度 東経139.64139度 / 35.66611; 139.64139
所属事業者 京王電鉄駅詳細
東急電鉄駅詳細
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乗り入れ路線 編集

京王電鉄の京王線と、東急電鉄の世田谷線の2路線が乗り入れ、各路線ごとに駅番号が付与されている。

  • 京王電鉄:  京王線 - 駅番号「KO07
  • 東急電鉄:  世田谷線 - 駅番号「SG10

歴史 編集

京王電鉄 編集

  • 1913年大正2年)4月15日 - 京王電気軌道の駅として開業。
  • 1938年昭和13年)3月25日 - 日大前駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)
    • 5月31日 - 陸上交通事業調整法に基づき、東京急行電鉄(大東急)により吸収合併、同社京王線の駅となる。同時に下高井戸駅 に再改称。
  • 1948年(昭和23年)6月1日 - 大東急解体に伴う再編により、京王帝都電鉄として分離独立。
  • 1993年平成5年) - 橋上駅舎の使用を開始。
  • 2014年(平成26年)2月28日 - 連続立体交差事業に着手[1]
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 副駅名称として「日本大学 文理学部 最寄駅」を設置[2]
  • 2020年令和2年)4月12日 - 副駅名標が撤去される[要出典]

東急電鉄 編集

駅名の由来 編集

当駅に近接する杉並区下高井戸は甲州街道の宿場高井戸宿)であり、高井戸の名は宗源寺の不動尊高井堂が変化したものである。また、旧駅名の「日大前駅」は、近くに日本大学予科高等師範科(現在の日本大学文理学部)があることに由来していた。

駅構造 編集

京王電鉄 編集

京王 下高井戸駅
 
北口(2007年10月)
しもたかいど
Shimo-takaido
(日本大学 文理学部 最寄駅)
KO06 明大前 (0.9 km)
(0.9 km) 桜上水 KO08
駅番号 KO07
所属事業者 京王電鉄
所属路線 京王線
キロ程 6.1 km(新宿起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[京王 1]38,221人/日
-2022年-
開業年月日 1913年大正2年)4月15日
1938年から1944年までの駅名は「日大前駅」
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京王東管区所属。相対式ホーム2面2線の地上駅。急カーブ上にあるため、上り線に60km/h、下り線に65km/hの速度制限があり、通過列車は低速で通過する。

橋上駅舎を有しており、ホームと改札口、改札口と地上との間をそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。トイレは上りホームにあり、「だれでもトイレ」(多機能トイレ)も設置されている。

1993年に現行の駅舎が竣工する前は上下線別の駅舎であった。また、隣接する踏切(下高井戸1号踏切)は同年に自動化されるまで係員が手動で遮断機を操作する第1種乙踏切であった。当駅にあった手動式踏切設備は京王資料館(通常は非公開)に保存されている。

2010年末頃、改札口前にLCD式、ホームにLED式の発車標が新設された。[要出典]

2015年4月1日より「日本大学文理学部最寄駅」の副駅名標が設置された[2]2020年4月現在撤去されている[要出典]

高架化後も、現在と同様に相対式ホーム2面2線となる予定である[3]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   京王線 下り 調布橋本京王八王子高尾山口方面
2 上り 明大前笹塚新宿  都営新宿線方面
  • ホームが湾曲している。

東急電鉄 編集

東急 下高井戸駅
 
改札口と降車ホーム(2011年2月)
しもたかいど
Shimo-takaido
SG09 松原 (0.8 km)
駅番号 SG10
所属事業者 東急電鉄
所属路線 世田谷線
キロ程 5.0 km(三軒茶屋起点)
駅構造 地上駅(停留場)
ホーム 2面1線
開業年月日 1925年大正14年)5月1日
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頭端式ホーム2面1線を有する地上駅。ホームは京王線の下り方面ホーム沿いに立地する。世田谷線の運賃収受は基本的に車内実施であるが、当停留場には有人の改札口がある。ただし、乗車専用ホームの松原寄り改札口は夕方と平日朝ラッシュ時のみの営業である。また、降車専用ホームは当駅の東西を結ぶ自由通路の役割もある。

トイレは降車専用ホームの三軒茶屋寄りにあり(管理は世田谷区)、多機能トイレもあるが、当初オストメイトに対応していなかった。2013年に対応化されたが多くの駅でみられるものと違い手順の煩雑なものである。

京王線と世田谷線のホームは隣接しており、軌間は同じ1,372 mmであることから、第二次世界大戦中は玉川線大橋工場と京王線の桜上水工場間を結ぶ部品配給列車を運行させるために線路も接続されていた。ただし、旅客列車の直通運転などが行われたことはない。

のりば 編集

ホーム 路線 方向 行先
北側   世田谷線 上り 上町三軒茶屋方面[4]
南側 下り (降車専用)

利用状況 編集

京王電鉄の近年の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1955年(昭和30年) 32,401
1956年(昭和31年) 16,339 [東京都統計 1]
1957年(昭和32年) 17,251 [東京都統計 2]
1958年(昭和33年) 15,495 [東京都統計 3]
1959年(昭和34年) 19,782 [東京都統計 4]
1960年(昭和35年) 39,269 19,978 [東京都統計 5]
1961年(昭和36年) 42,450 21,655 [東京都統計 6]
1962年(昭和37年) 44,898 22,707 [東京都統計 7]
1963年(昭和38年) 48,557 24,450 [東京都統計 8]
1964年(昭和39年) 50,451 25,221 [東京都統計 9]
1965年(昭和40年) 51,540 25,734 [東京都統計 10]
1966年(昭和41年) 51,454 [東京都統計 11]
1967年(昭和42年) 26,063 [東京都統計 12]
1968年(昭和43年) 24,610 [東京都統計 13]
1969年(昭和45年) 24,959 [東京都統計 14]
1970年(昭和45年) 50,003 24,792 [東京都統計 15]
1972年(昭和48年) 53,436 26,055 [東京都統計 16]
1973年(昭和48年) [注 1]54,011 26,211 [東京都統計 17]
1974年(昭和49年) 53,882 25,978 [東京都統計 18]
1975年(昭和50年) 52,028 25,322 [東京都統計 19]
1976年(昭和51年) 47,643 23,592 [東京都統計 20]
1977年(昭和52年) 46,097 22,668 [東京都統計 21]
1978年(昭和53年) 44,587 21,827 [東京都統計 22]
1979年(昭和54年) 42,885 21,404 [東京都統計 23]
1980年(昭和55年) 42,720 21,162 [東京都統計 24]
1981年(昭和56年) 40,940 20,641 [東京都統計 25]
1982年(昭和57年) 40,223 20,375 [東京都統計 26]
1983年(昭和58年) 40,531 20,504 [東京都統計 27]
1984年(昭和59年) 41,738 21,299 [東京都統計 28]
1985年(昭和60年) 42,464 21,690 [東京都統計 29]
1986年(昭和61年) 43,809 22,413 [東京都統計 30]
1987年(昭和60年) 44,670 22,883 [東京都統計 31]
1988年(昭和63年) 46,265 23,389 [東京都統計 32]
1989年(平成元年) 45,704 23,095 [東京都統計 33]
1990年(平成02年) 46,137 23,203 [東京都統計 34]
1991年(平成03年) 47,422 23,699 [東京都統計 35]
1992年(平成04年) 47,156 23,384 [東京都統計 36]
1993年(平成05年) 47,015 23,268 [東京都統計 37]
1994年(平成06年) 46,974 23,260 [東京都統計 38]
1995年(平成07年) 46,768 23,126 [東京都統計 39]
1996年(平成08年) 46,965 23,359 [東京都統計 40]
1997年(平成09年) 46,016 22,893 [東京都統計 41]
1998年(平成10年) 46,547 23,077 [東京都統計 42]
1999年(平成11年) 46,000 22,719 [東京都統計 43]
2000年(平成12年) 46,138 22,685 [東京都統計 44]
2001年(平成13年) 46,461 22,957 [東京都統計 45]
2002年(平成14年) 46,258 22,778 [東京都統計 46]
2003年(平成15年) 46,060 22,737 [東京都統計 47]
2004年(平成16年) 45,475 22,436 [東京都統計 48]
2005年(平成17年) 45,420 22,537 [東京都統計 49]
2006年(平成18年) 44,938 22,412 [東京都統計 50]
2007年(平成19年) 45,783 22,859 [東京都統計 51]
2008年(平成20年) 45,939 22,924 [東京都統計 52]
2009年(平成21年) 45,106 22,476 [東京都統計 53]
2010年(平成22年) 44,318 22,085 [東京都統計 54]
2011年(平成23年) 44,009 21,760 [東京都統計 55]
2012年(平成24年) 44,239 21,882 [東京都統計 56]
2013年(平成25年) 44,270 22,072 [東京都統計 57]
2014年(平成26年) 44,039 21,964 [東京都統計 58]
2015年(平成27年) 44,407 21,965 [東京都統計 59]
2016年(平成28年) 44,848 22,241 [東京都統計 60]
2017年(平成29年) 45,586 22,627 [東京都統計 61]
2018年(平成30年) 45,307 22,534 [東京都統計 62]
2019年(令和元年) 44,833 22,281 [東京都統計 63]
2020年(令和02年) 29,914 14,904 [東京都統計 64]
2021年(令和03年) [京王 2]32,729
2022年(令和04年) [京王 1]38,221

駅周辺 編集

当駅は世田谷区にあるが、杉並区との区境が至近にある。

教育機関 編集

郵便局・金融機関 編集

店舗 編集

交通 編集

バス路線 編集

下高井戸駅入口(甲州街道沿い)

隣の駅 編集

京王電鉄
  京王線
特急・急行・区間急行
通過
快速・各駅停車
明大前駅 (KO06) - 下高井戸駅 (KO07) - 桜上水駅 (KO08)
東急電鉄
  世田谷線
松原駅 (SG09) - 下高井戸駅 (SG10)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 当駅の乗降人員最高値年度

出典 編集

京王電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月2日閲覧。
  2. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月2日閲覧。
東京都統計年鑑
京王電鉄の統計データ
  1. ^ 世田谷区統計書 - 世田谷区
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都

関連項目 編集

外部リンク 編集