中尾ミエ

日本の歌手、女優 (1946-)

中尾 ミエ(なかお ミエ、1946年昭和21年〉6月6日 - )は、日本の女性歌手女優。本名は中尾 美禰子(なかお みねこ)。福岡県小倉市(現:北九州市小倉北区)出身。身長156cm。名前は中尾ミヱと表記されていた時期もある。

中尾 ミエ
出生名 中尾 美禰子
生誕 (1946-06-06) 1946年6月6日(77歳)
出身地 日本の旗 日本福岡県小倉市
学歴 精華学園女子高校中退
ジャンル 和製ポップス歌謡曲
職業 歌手女優
担当楽器
活動期間 1961年 -
事務所 ワタナベエンターテインメント
公式サイト 中尾ミエ オフィシャルサイト

人物・来歴 編集

6人兄弟。実家は書店を経営していた。

父親が事業に失敗し、1958年に一家で上京[1]、以降は千葉県市川市で育った[1]福岡学芸大学附属小倉小学校から市川市立真間小学校に転校[1]精華学園中学校時代に東宝の募集に行くが、背が小さいからダメと渡辺プロダクションを紹介される[1]。しかし、すぐには契約してもらえず[1]毎日通って粘り、平岡精二バンドに預けられ[1]代々木のキャンプなどで歌った[1]。当時はスタンダード・ナンバーを歌っていた。

1961年に渡辺プロと契約。園まり伊東ゆかりらとスパーク3人娘を結成。ザ・ピーナッツの後継として期待され、クレージーキャッツ主演の『シャボン玉ホリデー』などに出演し一時代を築く。確かな歌唱力で人気を博し、アメリカンポップス系を得意とする。

16歳にしてリリースしたデビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒットし一躍スターの座に。両親のために家を建ててあげたいと夢を持って芸能界へ入ったが、20歳の若さで都内に一軒家を購入し両親へプレゼントした。その後自宅ローンも完済し、25歳になると再度ローンを組んで両親の家の隣へ中尾自身の自宅を建て、2023年現在もその家を建て替えずに何度も内外装リフォームしながら生活している。60歳からは自宅の隣に自己所有のアパートを建てて経営する大家でもある。

デビュー当時から気の強さと歯に衣着せぬ物言いが好評で、本業以外にも『ミエと良子のおしゃべり泥棒』などのトーク番組の司会を数多く務め、美川憲一に「和田アキ子と口喧嘩すれば中尾が勝つ」と言わしめる程であった。『新春かくし芸大会』では和田と毒舌漫才を演じ、前川清がどつかれ専門で出演するという演目を演じたこともある。和田のことは『5時に夢中!』内などで「何でみんな和田アキ子を怖がるの?(笑)」と語っているが、和田もデビュー当時、ある先輩から酷いいじめにあっており「先輩のミエちゃんといしだあゆみちゃんにはかばってもらったり助けてもらった」と度々語っているように、中尾やいしだに対して今でも頭が上がらない。なお、この3人は2017年に『ボクらの時代』で共演。2018年には中尾と和田のコンビで『徹子の部屋』にも出演した。

また「梓みちよとはデビュー当時、下宿先でもあった渡辺晋社長の自宅で取っ組み合いのケンカをよくしていた」と語ったことがある(梓自身も「当時から中尾とは仲は良くなかったが、互いに良きライバルでもあり歌手としての実力や才能を認めている」と語っている)。伊東や園が毎回2人のケンカの仲裁に入っていたというが、伊東も「デビュー当時からお互いに気が強かったので私もミエさんとはしょっちゅうケンカしていた(笑)」とインタビューで語っている。その梓が2020年1月29日に逝去した報道の後、中尾は「びっくりしました。私の天敵と言われたみちよちゃんですが、いなくなるとやはりさみしいですね」と追悼コメントを発表した。

70代の現在も女優として映画やドラマに多数出演している一方で、各種トーク番組へのゲスト出演も多く、歌番組・バラエティ・トーク・ドラマと幅広く活躍。また、園や伊東とスパーク3人娘を再結成し、全国コンサートやディナーショー、チャリティー活動などを行っているが、一個人としても地域と絡んだ社会活動に参画している。

現在も毒舌は健在であるが、初期のイメージはキュートな清純派で、回顧ビデオや映画ソフトの流通などにより、そうした側面も改めて流布するようになってきている。『徹子の部屋』の木原光知子追悼特集時には親友として出演した。黒柳徹子とはデビュー当時から親交があり『徹子の部屋』番組開始当時から定期的にゲスト出演しており、後輩の和田アキ子と一緒に出演経験もある。渡辺プロの先輩でもあったザ・ピーナッツの伊藤エミとは引退後もプライベートでの親交が深く、逝去後には伊藤との思い出話等のコメントに応じた。

深夜番組の大ファン。

2017年8月には、以前から週刊誌等で噂になっていた、自宅で50年の長き間に渡って同居しているパートナーの存在を初めて公のインタビューで語った。

2019年9月18日に、28年ぶりに古巣の後身事務所ワタナベエンターテインメントに復帰[2]。同月には『週刊現代』の企画で73歳にして「最初で最後」としてグラビア姿を公開した。

音楽 編集

シングル 編集

  1. 可愛いベイビー/ダンスへおいで(1962年4月25日)(コニー・フランシスの “Pretty Little Baby” のカヴァー)
    競作。中でも中尾ミエ盤は1962年6月にミュージック・ライフの東京での邦楽売上ランキング1位を記録し、最終的に100万枚を売り上げる大ヒットとなった。今日では曲名は一般的に「可愛いベイビー」と表記されるが、発売当初は「可愛いいベビー」と表記されていた。
  2. ネクタイピンとカフスボタン/アッ・ハァー(1962年6月5日、PV-11)
  3. シャネルデート/ジムダンディ(1962年9月5日、PV-22)
  4. ジングルベル/ホワイト・クリスマス(1962年10月20日、PV-25)
  5. 涙のジューク・ボックス/許して欲しいの(1962年11月10日、PV-28)
  6. いちごの片想い/可愛いいおばかさん(1963年2月20日、PV-33)
  7. テル・ヒム/月夜にボサノバ(1963年5月5日、PV-37)(月夜にボサノバ:“Fly Me to the Moon” の日本語変名カヴァー)
  8. おじさまとデイト/雨の中のくちづけ(1963年5月、VS-996)※A面 雑誌平凡募集当選歌
  9. 涙のバースディ・パーティ/ラブ・ユー・ラブ・ユー・ラブ・ユー(1963年8月5日、PV-47)
  10. 夢の風船旅行(1963年9月、VS-1103)※フランク永井「逢いたくて」のB面
  11. バイ・バイ・バーディー/内気な17才(1963年10月20日、PV-54)(アン・マーグレットの “Bye Bye Birdie” のカヴァー)
    1963年の『第14回NHK紅白歌合戦』で「キューティ・パイ・メドレー」の1曲として歌唱。
  12. おんなのこだもん/聞いちゃった!歌っちゃった!泣いちゃった!(1964年1月、VS-1188)※A面はジャニーズとデュエット
  13. 恋と涙の17才/さよなら初恋(1964年4月5日、SPV-5)
  14. カサノバ・キッス/キス・ミー・クィック(1964年6月5日、SPV-11)
  15. ウィッシング・ウエル/ハロー・ドーリー! (1964年7月10日、SPV-16)※B面はキャロル・チャニングのカヴァー。
  16. からかわないで/ローズ・マリー(1964年8月5日、SPV-19)
  17. マイ・ボーイ・ロリポップ英語版フランス語版/私がわるいのよ(1964年9月5日、SPV-22)
  18. ぼくらの手きみの手みんなの手(1964年11月)※B面はデューク・エイセス「タンタタこうしんきょく」
  19. ピザ・パイ/メイ・ビー・アイ・ノー(1964年11月20日、SPV-29)
  20. アイドルを探せ/恋のセーラー・ガール(1965年1月5日、SPV-34)(シルヴィ・ヴァルタンの “La Plus Belle Pour Aller Dancer” のカヴァー)
  21. わたしを愛して/あこがれはいつも心に(1965年4月5日、SPV-42)
  22. 明日も逢おうよ/ドレミばやし(1965年6月、SV-22)
  23. 夢みるシャンソン人形/恋はおとなしく(1965年9月、SPV-52)(フランス・ギャルの “Poupée de Cire, Poupée de Son” のカヴァー・弘田三枝子との競作)
  24. 淋しいから/忘れさせて(1965年11月、SV-326)※B面 ロイヤル・ナイツ
  25. 涙のシャンソン日記/乙女の涙(1966年1月15日、SPV-59)(フランス・ギャルAttends ou va t'enのカヴァー)
  26. 哀愁のカレリア/チム・チム・チェリー(1966年1月10日、SPV-61)
  27. いつも青空/乙女の願い(1966年4月5日、SPV-63)
  28. GO!GO!レンタカー/渚のドライブ(1966年5月、SV-389)※田辺靖雄とデュエット
  29. すてきな王子様/恋のプロフィール(1966年7月15日、SPV-75)(フランス・ギャルUn prince charmantのカヴァー)
  30. ハロー・プティト・フィーユ〜こんにちはマドモアゼル〜この胸のときめきを(1966年10月15日、SPV-77)(シェイラHello Petite Filleのカヴァー)[注 1]
  31. 恋はうそつき/夜よ行かないで(1967年8月、SV-1003)
  32. 東京ユニバーシアードの歌・若い仲間/ユニバーシアード・ソング(1967年、SK-152)※A面で田辺靖雄とデュエット
  33. 花のさだめ/あなたはいない(1968年1月、SV-1009)
  34. 恋のシャロック/シャロックNo.1(1968年5月15日、SV-1020)
  35. 淋しそうなあなた/頬寄せて(1968年9月5日、SV-1031)
  36. いくつもいくつも目をとじて/夜明けの渚(1969年3月、SV-1038)
  37. 忘れられた坊や/うわさの二人(1969年8月、SV-1051)
  38. さすらいの町/夕陽が眼にしみる(1969年12月25日、SV-1065)
  39. ひとり芝居/悲しみに別れて(1970年5月、SV-1073)※同一品番でVictor盤とNIVICO盤がある
  40. 男の酒場/ブルースを唄う女(1970年9月、SV-1085)
  41. 芝居は終わった/はじめて感じたの(1971年3月)
  42. 片想い/それが何になる(1971年11月、SV-1108)(槇みちるのカヴァー)
  43. 心の扉をあなたのために/愛は哀しく(1972年6月、SV-1116)
  44. 魅惑/悲しみの住む部屋(1972年11月、SV-1124)
  45. 駐車場(パーキング)/白い桟橋(1973年4月、SV-1135)
  46. レイン・レイン/真夏のある日(1973年8月、SV-1152)
  47. インスピレーション/恋はマジック(1973年12月)
  48. ジングルベル/ホワイトクリスマス(1973年、PRA-10068)※沖縄限定再発盤、音源は初発PV-25と同じ。
  49. 片想い/駐車場(パーキング)(1977年6月10日、SV-6230)※再発盤で17.8万枚のスマッシュヒットを記録
  50. 淋しいから (再録)/おまえさん(1978年2月、SV-6365)
  51. カーテン・コール/いつも誰かを愛していた(1979年2月、SV-6547)
  52. 帰って来た女/夢に抱かれて(1980年1月、SV-6679)
  53. 風の中で/いつも心にある歌は(1981年11月、SV-7178)※吉田拓郎プロデュース、フジテレビ系「嫁かず出もどり小姑」挿入歌
  54. 野暮/ラストシーン(1988年1月28日、AY07-86)
  55. 帰らぬメモリー(気がつけばオバタリアン)/オバタリアン・レボリューション'89(1989年10月1日、CA-8312)※8cmCDシングル
  56. 月夜にボサノバ/ハロー・プティフィーユ(2005年、RMEEP-003)(月夜にボサノバ:“Fly Me to the Moon” の日本語変名カヴァー)

コンパクト盤/フォノシート 編集

  1. 『中尾ミエ すてきなデイト』
    すてきなデイト/私 怒ってんの/聞いてよね/星を上げましょう/キッスしたいの/可愛いベイビー/いちごの片想い/シャネルデート/ジムダンディ(MBK-3060)※ビクターフォノブック⇒一部2023年CD化済
  2. バイ・バイ・バーディー涙のバースディ・パーティー/チコと鮫/サンライト・ツィスト(1964年、SVC-14)※ポピュラー・ソング コンパクト盤、B面/伊藤アイコ
  3. わたしを愛して/マイ・ポーイ・ロリポップ/アイドルを探せ/ハロー・ドーリー(1965年、SVC-101)※流行歌コンパクト盤
  4. 淋しいから/忘れさせて/明日も逢おうよ/ドレミばやし(1965年、SVC-130)※コンパクト盤、流行歌名曲シリーズ
  5. 花のさだめ/あなたはいない/恋はうそつき/夜よ行かないで(1968年)※コンパクト盤
  6. 花とみつばち(FS-7948)※カラーテレビはビクター「テレビの父」と語る 三保敬太郎(音楽)/高柳健次郎・木村孝子

シングル再発盤 編集

  1. 可愛いベビー/いちごの片想い (SV-3062-M)※再発盤、ビクターアンコールシリーズ
  2. 可愛いベイビー/ダンスへおいで(1983年)※復刻再発盤
  3. バイ・バイ・バーディー/内気な17才(1983年、SV-6815)※復刻再発盤
  4. 片想い/淋しいから(1984年12月16日、SV-8574) ※ビクター永遠のEP盤、ベスト・カップリング・シリーズ
  5. 片想い/可愛いベイビー(1993年10月27日、VIDL-10425)※8cmCDS再発盤
  6. 可愛いベイビー/ダンスへおいで(2020年9月2日、VODL-32073)(コニー・フランシスの “Pretty Little Baby” のカヴァー)※MEG-CD
  7. 片想い/それが何になる(2020年9月2日、VODL-32074)(槇みちるのカヴァー)※MEG-CD

プロモーションシングル/ノベルティ 編集

  1. 可愛いベイビーいちごの片想い (PRU-29)(コニー・フランシスの “Pretty Little Baby” のカヴァー)※ゆうせん用プレス盤
  2. 帰らぬメモリー(気がつけばオバタリアン)/オバタリアン・レボリューション'89(1989年、TD-1254)※プロモアナログEP盤
  3. GO!GO!レンタカー(田辺靖男&中尾ミエ オリジナルVer.)/GO!GO!レンタカー(ヨーグルエース)(RBH-1002)
    '00年代中期に流行ったCD付きお菓子の、北陸製菓のビスケットに景品で付いていた「ReCD」シリーズ。8cmCDミニチュア再現盤ではなく、オリジナル曲と若手アーティストのカバー・バージョンをカップリングした12cmマキシシングル仕様。

アルバム 編集

  1. 中尾ミエ ヒットソング集(1962年11月、LV-291)⇒1997年CD化済
  2. 中尾ミエと恋のバカンス(1963年10月、LV-359)※楽団ブルー・エンゼル⇒一部1997年CD化済
  3. 中尾ミエ ステレオ・ハイライト(1964年4月、SJV-7)
  4. 中尾ミエ ニュー・ヒット・キット(1964年9月、SJV-60)
  5. 夢みるシャンソン人形/ミエちゃんのヒット・パレード(1966年2月、SJV-181)
  6. まり・ミエ・ゆかりの大作戦(1970年)アポロン8トラック・テープで発売、1970年3月9日 三人娘共演ライブ盤 ⇒1998年CD化済
  7. さすらい演歌(1970年10月、SJX-50)
    (A)君恋し/カスバの女/長崎は今日も雨だった/裏町人生/女のブルース/さすらいの町
    (B)昭和ブルース/星の流れに/あなたのブルース/港町ブルース/東京流れ者/ひとり芝居
  8. 天草の海と空(1970年12月、SJX-54)※昭和45年度芸術祭参加、ゴールデンスターシリーズ
    (A)原城址に立って/四郎の誕生/天草の子守唄/天草に花咲けど/祭り/農民の怒り
    (B)天草の夕日/祈り/四郎の決意/戦い/落城/平和への祈り
  9. 片想い(1977年12月、SJX-20032)
    (A)片想い/はじめて感じたの/淋しいから/忘れさせて/頬寄せて/淋しそうなあなた
    (B)ただそれだけ/心の扉をあなたのために/おまえさん/芝居は終った/愛の夢
  10. パフォーマンス(1978年11月、SJX-20093))
    (A)序曲/メイク・アップ/おかしな女/グッバイ・ママ/ミスター・マティーニ/休憩(インターミッション)
    (B)カーテン・コール/いつも誰かを愛してた
  11. ザ・ピーナッツ・トリビュート(1999年5月)伊東ゆかりとの共演盤
  12. Smile01(2001年7月、MIEN-0001)※自主制作CD
  13. 片想い/三つの自画像~中尾ミエ オリジナルBEST '04(2004年6月、MIEN-0004)※自主制作CD
  14. 今、甦るウエスタン・カーニバル ロカビリー三人男&3人娘 スペシャル・コンサート2005(2006年4月)
  15. Mie Nakao cover album 団塊娘(2007年6月6日、STMD-1002)※カバーアルバム
  16. すれちがい-It's my life-(2015年4月8日、TKCA-74214)※新曲を含むカバーアルバム

CDベストアルバム 編集

  1. 全曲集(1986年8月21日、VDR-1253)
  2. 全曲集(1988年、BY32-48)
  3. BEST of BEST(1994年6月25日、VICT-15010)
  4. 全曲集(1994年11月21日、APCA-3017)
  5. 全曲集・三人娘(1994年12月1日)
  6. 中尾ミエ ヒットソング集(1997年8月25日、PCD-1559)
  7. まり・ミエ・ゆかりの大作戦(1998年11月26日、WPC7-8575)
  8. 中尾ミエ ベストアルバム(2000年11月5日、WMP-10011)
  9. ハイハイ3人娘〜花の同窓会「まり・ミエ・ゆかり」(2004年6月2日、KICS-2456)
  10. 可愛いベイビー 中尾ミエ ベストセレクション(2004年、NPC-002)※7曲入り廉価版
  11. ミエ・まり・ゆかり 3人娘CD-BOX(2005年6月22日)6枚組CD-BOX ①中尾ミエ ベスト・コレクション ②園まり ベスト・コレクション ③伊東ゆかり ベスト・コレクション ④3人娘ライヴ・トラックス ⑤3人娘ア・ラ・カルト ⑥3人娘シネマ・トラックス
  12. <COLEZO!>三人娘/園まり・伊東ゆかり・中尾ミエ(2005年9月22日、VICL-41260)
  13. ゴールデン☆ベスト 中尾ミエ(2011年5月18日、VICL-63741)

参加アルバム(LP/CD) 編集

  1. 抒情組曲『遠い日の歌』-こども風土記(1962年11月、SJL-5034)
    ※オムニバス盤、第17回芸術祭参加作品⇒一部2023年CD化済
  2. 交声組曲巷の詩(1963年9月、SJL-5061)
    ※日本レコード大賞受賞記念吉田正リサイタル実況録音 1963年6月27日 於:大阪フェスティバルホール
  3. ザ・ピーナッツ・トリビュート(1999年5月28日、KICS-2307)

その他 編集

  • 男と女(1969年) - フジテレビ系ドラマ『若い恋人たち』主題歌として人気になった[3]

書籍・著書 編集

著書 編集

  1. 76歳。今日も良日(2022年10月26日、アスコム)

CDブック 編集

  1. 可愛いBa〜Ba(2008年4月20日、法研)※CD付

ムック 編集

  1. 60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと(宝島社)
  2. 人生もっともっと楽しまなくちゃ(2022年7月21日、宝島社)※初のビジュアルムック

出演 編集

テレビドラマ 編集

バラエティ 編集

情報番組 編集

教養番組 編集

  • 趣味Do楽「城戸真亜子の油絵って楽しい!」(NHK Eテレ、2013年6月・7月期)

ラジオ番組 編集

映画 編集

舞台 編集

  • マハゴニー市の興亡(2016年9月6日 - 22日、KAAT神奈川芸術劇場) - ベグビック 役 [8]
  • ザ・デイサービス・ショウ It's Only Rock'n Roll(2016年10月 - 12月、志木市民会館パルシティ ほか) - 矢沢マリ子 役[9]
  • ミュージカル「ピピン」- いずれもバーサ 役(前田美波里とWキャスト)
  • 音楽朗読劇「黑世界〜リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について~」(2020年9月 - 10月、サンシャイン劇場 ほか)[12]
  • 「音楽劇 海王星」(2021年12月6日 - 30日、PARCO劇場 / その後、大阪・富山・宮城・青森・愛知を巡演)[13]

吹き替え 編集

コマーシャル 編集

NHK紅白歌合戦出場歴 編集

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手 備考
1962年(昭和37年)/第13回 可愛いベイビー 07/25 北原謙二
1963年(昭和38年)/第14回 2 キューティ・パイ・メドレー 24/25 植木等 伊東ゆかり園まりと出演。トリ前
1964年(昭和39年)/第15回 3 夢みる想い 03/25 芦野宏 伊東ゆかり、園まりと出演。
1965年(昭和40年)/第16回 4 夢見るシャンソン人形 23/25 西郷輝彦(1)
1966年(昭和41年)/第17回 5 蜜の味(ア・テイスト・オブ・ハニー) 01/25 西郷輝彦(2) トップバッター
1967年(昭和42年)/第18回 6 ただそれだけ 14/23 坂本九
1968年(昭和43年)/第19回 7 恋のシャロック 11/23 ダークダックス(1)
1969年(昭和44年)/第20回 8 忘れられた坊や 18/23 ダークダックス(2)

(注意点)

  • 対戦相手の歌手名の()内の数字はその歌手との対戦回数、備考のトリ等の次にある()はトリ等を務めた回数を表す。
  • 出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。

NHKみんなのうた出演歴 編集

▲は地上波版『なつかしのみんなのうた』、△はNHK衛星第2(現:BSプレミアム)版『なつかしのみんなのうた』での再放送。

初放送年月 曲目 再放送年月 備考
1963年(昭和38年)2月 - 3月 雨の遊園地 2003年(平成15年)8月 - 9月▲
1963年(昭和38年)8月 - 9月 オカリナの丘 2006年(平成18年)8月16日△
2006年(平成18年)11月19日△
2007年(平成19年)1月1日△
1964年(昭和39年)8月 - 9月 ママごめんなさい 2003年(平成15年)10月 - 11月▲
2006年(平成18年)8月19日△
2006年(平成18年)12月5日△
2007年(平成19年)1月1日△
2011年(平成23年)8月 - 9月
2022年(令和4年)3月
[注 2]

テーマパーク 編集

受賞 編集

その他 編集

  • 2000年、ミエつながりで三重県の観光キャンペーン「超☆巨大テーマパーク 中尾三重県[18]のイメージキャラクターに起用され、テレビコマーシャルに人魚力士(中尾ミエの海)や伊勢海老などのコスプレ姿で出演した。また力士コスプレで登場したもののうち、「うでずもう編」は中尾の胸を男性が突くシーンが県幹部からセクハラの恐れがあるとの指摘を受け、放映が中止された。
  • フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」の「殺したい女」ベット・ミドラーの吹替。なお、この番組の日本語吹替え版は、プロの声優ではなく、有名人吹替えが多く、それらの作品はあまり好評ではなかったが、本作は好評だった。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 元々はレノン=マッカートニーザ・フォーモストに提供したHello Little Girlの仏語カヴァー
  2. ^ 2022年再放送は、テレビでは『走馬燈』・『今日の日はさようなら』とメドレー形式で放送、ラジオでは『今日の日はさようなら』と共に放送した。なお放送は「2022年3月」となっているが、実際はNHK総合テレビの2022年度改編開始が2022年4月4日になったため、4月3日まで延長して放送された。

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g 「データバンクにっぽん人 第65回 中尾ミエ」『週刊現代』1979年10月25日号、講談社、66–70頁。 
  2. ^ 中尾ミエ「古巣に」28年ぶりワタナベエンタ復帰 日刊スポーツ2019年9月18日閲覧。
  3. ^ 「てれび街 かくれたヒット曲」『読売新聞』1969年12月17日付朝刊、18頁。
  4. ^ “中尾ミエ・山崎紘菜・森尾由美ら、葵わかな主演『三千円の使いかた』出演決定”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年11月23日). https://news.mynavi.jp/article/20221123-2520822/ 2022年11月23日閲覧。 
  5. ^ 「ASF4」千葉雄大は一ノ瀬颯、仲里依紗はロバート秋山とタッグ!主演キャスト解禁”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月26日). 2024年1月26日閲覧。
  6. ^ 感謝離 ずっと一緒に : 作品情報”. 映画.com (2020年10月1日). 2020年10月1日閲覧。
  7. ^ 貫地谷しほりが和田正人を明るく支える、ダブル主演作「オレンジ・ランプ」新写真”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年4月27日). 2023年4月27日閲覧。
  8. ^ “白井晃が問題作「マハゴニー市の興亡」に挑む、山本耕史やマルシアら出演”. ステージナタリー. (2016年4月27日). https://natalie.mu/stage/news/185209 2016年4月27日閲覧。 
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  18. ^ 中尾三重県、観光三重(三重県観光連盟)。(インターネットアーカイブのキャッシュ)

関連項目 編集

外部リンク 編集