中野栄駅

宮城県仙台市宮城野区栄にある東日本旅客鉄道の駅

中野栄駅(なかのさかええき)は、宮城県仙台市宮城野区栄四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線である。JRの特定都区市内制度における「仙台市内」に含まれ、仙石線においては最も東の「仙台市内」の駅である。

中野栄駅
南口(2018年12月)
なかのさかえ
Nakanosakae
陸前高砂 (1.7 km)
(2.3 km) 多賀城
地図
所在地 仙台市宮城野区栄四丁目10-15
北緯38度16分49.96秒 東経140度59分5.22秒 / 北緯38.2805444度 東経140.9847833度 / 38.2805444; 140.9847833座標: 北緯38度16分49.96秒 東経140度59分5.22秒 / 北緯38.2805444度 東経140.9847833度 / 38.2805444; 140.9847833
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙石線
キロ程 10.3 km(あおば通起点)
電報略号 ナエ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,941人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1981年昭和56年)4月1日[2]
備考
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北口(2022年5月)

当駅 - あおば通駅間(仙台市内区間)は仙台市地下鉄との代替輸送(振替輸送)対象路線に指定されており、当駅は荒井駅が代替輸送指定駅とされている。仙石線仙台市内区間が運転見合わせとなった場合は、仙台市地下鉄東西線青葉通一番町駅 - 荒井駅)への振替乗車が認められる場合がある。

歴史 編集

駅名の由来 編集

駅周辺の地名「中野」と「栄」を合成したもの。また、中野地区が栄えるようにとの意味合いもある。元々の地名は「中野字栄」だったが、1976年10月に新住居表示実施の際「栄1 - 5丁目」とした。開業前の仮称は「陸前中野駅」や「中野駅」だったが、住民の要望や、既に中央本線に中野駅が存在していたため、区別のために「中野」と所在地である「栄」を合成したとも言われる[誰によって?]

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、当時東北地方では初であった橋上駅舎を備える[1]

多賀城駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯はインターホンによる案内となる[3]自動改札機自動券売機自動精算機が設置されている。

2008年2月から、発車ベルの使用を開始した。当初は上りホーム(2番線)のみの使用であったが、程なくして下りホーム(1番線)でも使用されるようになった。

以前は、付近にある仙台育英学園高等学校に通学する生徒のため、下りホーム(1番線)の北端に臨時出口を設けて朝の通学時のみ使用しており、自動改札導入を機に使用停止したが、出口設備は現存している。

当初は駅前ロータリーが存在しなかったが、仙台市の「アクセス30分構想[7]」に基づき、4.8億円かけて[8]南出口側の空地をロータリーに改修し、現在はバス(宮城交通ミヤコーバス仙台うみの杜水族館行)の路線バス[9])やタクシーが出入りできるようになった。また、道路附属物駐車場「仙台市中野栄駅駐車場」(20分以内無料、100円/時間、24時間営業)が設置された[10][11][12]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 仙石線 下り 本塩釜石巻方面
2 上り 仙台あおば通方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況 編集

JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員4,941人である[利用客数 1]

1999年度(平成11年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1999年(平成11年) 4,000
2000年(平成12年) 4,377 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 4,245 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 4,023 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 3,764 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 3,815 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 3,742 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 3,679 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 3,732 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 4,221 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 4,321 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 4,144 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 非公表
2012年(平成24年) 4,718 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 4,457 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 4,579 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 5,152 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 5,313 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 5,437 [利用客数 18]
2018年(平成30年) 5,580 [利用客数 19]
2019年(令和元年) 5,550 [利用客数 20]
2020年(令和02年) 4,367 [利用客数 21]
2021年(令和03年) 4,609 [利用客数 22]
2022年(令和04年) 4,941 [利用客数 1]
一日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺 編集

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
仙石線
陸前高砂駅 - 中野栄駅 - 多賀城駅

脚注 編集

記事本文 編集

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 13号 仙台駅・船岡駅・松島海岸駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月4日、26頁。 
  2. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、476頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b 駅の情報(中野栄駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月20日閲覧。
  4. ^ 2003年10月26日(日)仙台エリアSuica(スイカ)デビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2003年8月21日。 オリジナルの2020年5月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200526144246/https://www.jreast.co.jp/press/2003_1/20030806.pdf2020年5月26日閲覧 
  5. ^ a b エレベーターの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2015年3月12日。 オリジナルの2020年7月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200712053210/http://jr-sendai.com/upload-images/2015/03/nakanosakae.pdf2020年11月7日閲覧 
  6. ^ 駅の情報(中野栄駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月16日閲覧。
  7. ^ これまで実施してきた公共交通に関する計画(アクセス30分構想、オムニバスタウン計画)(仙台市)
  8. ^ ESTモデル事業を見る/地域からさがす 仙台市環境省「ESTデータベース」)
  9. ^ 仙台うみの杜水族館 アクセス
  10. ^ 仙台市駐車場条例(仙台市)
  11. ^ 仙台市駐車場条例施行規則(仙台市)
  12. ^ 時間貸駐車場公益財団法人仙台市建設公社)
  13. ^ 仙台港背後地センター地区事業提案について宮城県庁

利用状況 編集

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月9日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月26日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月10日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集