五式十二糎七単装高角砲(5しき12せんち7たんそうこうかくほう)は、日本海軍が要地防空用に開発した高角砲である。1945年(昭和20年)7月1日に制式化された。

五式十二糎七単装高角砲
使用勢力 大日本帝国海軍
採用年 1945年
口径 127mm
砲身長 (50口径)
初速 890m/s
最大射程 22,700m
最大射高 16,000m
発射速度 13~14発/分
俯仰角 +8度から+85度
俯仰速度 18度/秒
旋回角 360度
旋回速度
動力 電動油圧式
重量 全備重量20t、砲身重量約4,7t
要員
使用弾
弾薬包全長
弾薬包重量 48.1kg
弾丸重量 27kg
炸薬重量
装薬重量 9.8kg
信管
製造数
備考

概要 編集

八九式12.7cm高角砲を基に、一式12.7cm高角砲(仮称試製一式十二糎七高角砲)が開発された。長砲身化と装薬量の増加による射高の増大が開発主目的とされた。通称長12.7センチ高角砲

一式12.7cm高角砲には、連装と単装がある。 先ず八九式の機構を基に艦載用連装の一式12.7cm高角砲が開発され(重量48tと過大であった)、それを基に要地防空のための陸上用単装の一式12.7cm高角砲が試作し直された。

試製一式十二糎七単装高角砲を制式化した際、五式十二糎七単装高角砲と呼称が変更された。

関連項目 編集