人民広場駅 (上海市)

上海軌道交通の駅

人民広場駅(じんみんひろばえき)は、中華人民共和国上海市黄浦区人民広場にある、上海軌道交通(地下鉄)の

人民広場駅
16号出口
じんみんひろば
People's Square
所在地 中華人民共和国上海市黄浦区人民広場
北緯31度14分9秒 東経121度28分8秒 / 北緯31.23583度 東経121.46889度 / 31.23583; 121.46889
所属事業者 上海地鉄運営有限公司
(上海地下鉄)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線(1号線・2号線)
2面2線(8号線)
開業年月日 1995年4月10日
乗入路線 3 路線
所属路線 1号線
キロ程 17.490 km(莘荘起点)
(0.920 km) 新閘路
所属路線 2号線
キロ程 20.069 km(徐涇東起点)
南京西路 (1.330 km)
(1.125 km) 南京東路
所属路線 8号線
キロ程 15.320 km(市光路起点)
曲阜路 (1.081 km)
(0.761 km) 大世界
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人民広場駅
各種表記
繁体字 人民廣場站
簡体字 人民广场站
拼音 Rénmín Guăngchăng Zhàn
発音: レンミングァンチャン ヂャン
日本語読み: じんみんひろばえき
英文 People's Square Station
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概要 編集

1号線2号線8号線の3路線が乗り入れ、合計18箇所の出入口がある。周辺は多数の観光スポット、ショッピングセンター、オフィスに囲まれ常に混雑している。

歴史 編集

  • 1995年4月10日 - 1号線開業。
  • 1999年9月20日- 2号線開業。
  • 2007年12月29日 - 8号線開業。乗り換え用の大型コンコースが供用開始され、1号線 - 2号線間の乗換距離を短縮。
  • 2008年
    • 2月25日 - エスカレーターの上下方向などが変更され、動線を整理。
    • 7月29日 - コンコースの通路を増設。一方通行制度が厳格化。
  • 2009年
    • 1月24日 - 8号線耀華路方面ホームで降車専用ホームが供用開始。地下鉄駅で両方のドアが開くのは、上海地下鉄では初めての試み。
    • 5月 - 2号線ホームにホームドアを設置。

駅構造 編集

地下駅九江路中国語版の南側の人民公園敷地内の地下に1号線・2号線・8号線の総合コンコース・改札口があり、ここから3路線のホームに短距離でアクセスできる[1]

1号線は島式ホーム1面2線を有する。ホームドアは設置されているが、2006年11月に後付けされたものである[2]。8号線の開業を機に一部吹き抜け構造となり、ホームに自然光が差し込むようになった。2009年にホーム上に真空吸引式トイレドイツ語版中国語版が設けられた[3]

2号線は島式ホーム1面2線を有する。2009年5月に、上海軌道交通の地下駅としては初めて、大人の背の高さよりは少し低い可動式ホーム柵が設置された[4]。ホーム東端(南京東路寄り)にトイレが設けられている[5]

8号線は単式・島式ホーム2面2線を有する。開業当初からホームドアが設置されている。開業当初は島式ホーム1面2線の形態だったが、乗降人員の割には有効幅が狭く、ラッシュ時間帯は激しく混雑していた。そこで、南行きの線路に隣接していた留置線をホームに改造し、2009年1月24日から、降車専用ホームとして供用を開始した[6]。列車内のドアには「人民広場駅では沈杜公路駅方面行きのみ両側のドアが開きます」の中国語表記が貼付されている。

のりば 編集

ホーム配置
配線図
 B2F 
 新閘路駅
 曲阜路駅
         
     
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       
 大世界駅
 B3F 
   
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 
     
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   

※全ての路線において案内上ののりば番号は設定されていない。

番線 路線 行先 備考
1号線ホーム(地下2階)
北方面   1号線 漢中路上海火車駅富錦路方面
南方面 徐家匯上海南駅莘荘方面
2号線ホーム(地下3階)
西方面   2号線 中山公園虹橋駅徐涇東方面
東方面 世紀大道竜陽路浦東国際機場方面
8号線ホーム(地下2階)
北方面   8号線 虹口足球場四平路市光路方面
南方面 老西門東方体育中心沈杜公路方面 両側のドアが開く

改良工事 編集

1999年に2号線が開業した当初は、上海軌道交通線では唯一の乗換駅であり、乗換距離も標準的であった。ところが、利用客数の増加に対応できず、連絡通路で激しい混雑を引き起こすようになったため、2000年代に連絡通路が増設され、終日一方通行規制がかかるようになった。1号線から2号線への乗り換えは新設された連絡通路を通ることになったが、その距離は240m程度と、若干の距離があった。

しかし、8号線の開業で更なる利用客の増加が見込まれたため、乗換用の大型コンコースが整備されることになり、8号線の開業と同時に供用が開始された。大型コンコースの供用によって、各線の乗り換え距離は最長でも100m程度で行えるようになり、利便性が大幅に向上した。コンコースの天井部には、直径16mの天窓と、長さ120mに渡る天窓が設置されており、同駅は上海軌道交通の地下駅で初めて自然光が差し込む駅となった。

1号線と8号線の乗り場は隣接しており、乗り換えは短距離で行える。かつて1号線と8号線を対面乗り換えにする案が案があったが採用されなかった[7]

駅周辺 編集

 
駅周辺地図

隣の駅 編集

上海軌道交通
  1号線
一大会址・黄陂南路駅 - 人民広場駅 - 新閘路駅
  2号線
南京西路駅 - 人民広場駅 - 南京東路駅
  8号線
曲阜路駅 - 人民広場駅 - 大世界駅

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

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