他人の家』(原題:House of Strangers)は、1949年制作のアメリカ合衆国の映画ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督。原作はジェローム・ワイドマンの小説“I'll Never Go Home Any More”(1941年発表)。

他人の家
House of Strangers
監督 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本 フィリップ・ヨーダン
原作 ジェローム・ワイドマン
製作 ソル・C・シーゲル
出演者 エドワード・G・ロビンソン
リチャード・コンテ
スーザン・ヘイワード
音楽 ダニエル・アンフィシアトロフ
撮影 ミルトン・R・クラスナー
製作会社 20世紀フォックス
配給 アメリカ合衆国の旗 20世紀フォックス
日本の旗 セントラル映画社
公開 アメリカ合衆国の旗 1949年7月1日
日本の旗 1950年12月5日
上映時間 101分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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1949年の第3回カンヌ国際映画祭エドワード・G・ロビンソン男優賞を受賞した[1]

あらすじ 編集

ニューヨークイタリア系アメリカ人の家柄であるモネッティ家は、当主ジーノが銀行家として一代で財を成したが、ジーノは家では暴君であった。

そのため、彼には4人の息子がいたが、長男ジョー、三男トニー、四男ピエトロはジーノを恐れ、憎んでいた。しかし、次男のマックスだけは、頭も良く敏腕な弁護士だったので、ジーノに可愛がられており、マックスもまたジーノを尊敬していた。

そんなある日、ジーノが銀行法違反の罪で告発された。ジーノは息子たちに助けを求めたが、ジョー、トニー、ピエトロはそれを拒絶、マックスだけがただ1人父の味方となり、父を救うために陪審員を買収しようとしたが、ジョーの密告で逮捕され、7年の懲役刑に処せられる。彼の服役中、ジーノは息子たちに銀行を奪われ、失意のうちに死んだ。

7年後、出所したマックスは復讐を考えるが、家庭の不和が父の性格に起因した事、これ以上醜い金の争いに汲々とすることは良くないと思い考えを改め、かねてから交際していたアイリーンとの生活が自分の行くべき道だとの思いに至り、彼女と共に旅立っていった。

キャスト 編集

リメイク 編集

本作はその後2回リメイクされた。

脚注 編集

  1. ^ Festival de Cannes: Awards 1949”. festival-cannes.com. 2009年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月9日閲覧。

外部リンク 編集