石清水八幡宮駅

日本の京都府八幡市にある京阪電気鉄道の駅
八幡市駅から転送)

石清水八幡宮駅(いわしみずはちまんぐうえき)は、京都府八幡市八幡高坊にある、京阪電気鉄道京阪本線。駅番号はKH26

石清水八幡宮駅
駅舎(2020年2月)
いわしみずはちまんぐう
Iwashimizu-hachimangu
KH25 橋本 (1.7 km)
(3.5 km) KH27
地図左はケーブル八幡宮口駅(右はバス乗り場)
所在地 京都府八幡市八幡高坊8-7
北緯34度53分4.12秒 東経135度42分1.23秒 / 北緯34.8844778度 東経135.7003417度 / 34.8844778; 135.7003417座標: 北緯34度53分4.12秒 東経135度42分1.23秒 / 北緯34.8844778度 東経135.7003417度 / 34.8844778; 135.7003417
駅番号 KH  26
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 京阪本線**
キロ程 31.8 km(淀屋橋起点)
電報略号 石←八(駅名略称方式)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[* 1]7,394人/日
-2020年-
開業年月日 1910年明治43年)4月15日
* 改称経歴
- 1939年 八幡駅→石清水八幡宮前駅
- 1948年 石清水八幡宮前駅→八幡町駅
- 1977年 八幡町駅→八幡市駅
- 2019年 八幡市駅→石清水八幡宮駅
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石清水八幡宮駅
配線図

橋本駅

STRg STRf
PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
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淀駅

本記事では京阪鋼索線ケーブル八幡宮口駅(ケーブルはちまんぐうぐちえき)についても説明する。

概要 編集

石清水八幡宮へ向かう石清水八幡宮参道ケーブル(男山ケーブル)との乗り換え駅であるとともに、駅前にバスターミナルが設けられている。しかし、八幡市内のバス路線の多くが大阪府枚方市北部にある樟葉駅を拠点としていること[注 1]に加え、八幡市の人口重心となっている男山団地が同駅寄りにあるため、当駅の乗降客数は樟葉駅の約6分の1程度[1]に留まっている。

当駅は急行停車駅であり、2003年平成15年)9月と2008年(平成20年)10月のダイヤ改定で相次いで削減されたが、現在、当駅に停車する急行は、大阪方面が毎日2本、京都方面が平日4本、土休日が8本運転されている。また、京都競馬場での競馬開催日に臨時列車として中之島行きの急行が運転されることもある。

また、毎年1月1日から3日間の正月ダイヤでは、当駅が最寄りの石清水八幡宮や、伏見稲荷駅が最寄りの伏見稲荷大社などへの参拝客をさばいて急行が日中15分間隔で終日運転されている。

歴史 編集

当駅は京阪線の開通とともに設置された駅で、急行運転開始後は急行停車駅として樟葉駅が整備される以前は拠点駅の一つだった。1番線から分岐する形で大阪方に留置用の側線を、京都方と大阪方にそれぞれ逆方向の渡り線を備え、当駅折り返しの列車(A急行など)も設定されていた。開業時は相対式ホーム2面のみだったが、何時副本線(待避線)が設置されたかは不明である[2]

600V時代は、橋本変電所の改修工事の時や「正月・初午の臨時輸送対策」として留置用の側線に移動変電所181・182(3201・3202)が留置され、自社伏見変電所経由で送電された交流22kVを直流600Vに変電して本線のき電系統に送電していた[3]

また1960 - 1980年代大晦日から正月にかけて1番線・4番線に電車を停車させて『待合室電車』として利用された[4]

1969年頃まで構内踏切が存在していたが、いつ頃構内地下道に切り替えられたか不明。

長らく、京阪本線の急行停車駅で唯一、エレベーターエスカレーター・多目的トイレなどのバリアフリー対策設備がない駅であった。駅改札内のトイレは京都行きホームの西端に汲み取り式トイレが設置されたのみで、駅前の公衆便所が水洗であることと比較しても駅設備として劣っていた。そのため、バリアフリー対策設備設置工事として淀駅の高架化事業の進展に伴い4番線を撤去し、その跡地の一部を利用してエレベーターやスロープ、多目的トイレの設置などが行われた[5]。バリアフリー対応施設は2010年12月23日から使用開始し、併せて改札内のトイレも移設のうえ水洗化された[6]

さらに、駅舎の改修工事と照明器具のLED化も行われた。駅舎は上屋をテント化してライトアップする事によりエジソンが発明した白熱電球をイメージしている。コンコース及びトイレの壁面の一部はタイルに張り替えられ、タイル面に緑色のLED照明を当てる事により、八幡の竹をイメージしている。イメージ演出や省電力化についてはパナソニックグループと京阪が共同で検討し、照明機器としてLED照明が150台が設置されている。これら一連の工事は2011年3月に完了した[7][8]

年表 編集

  • 1910年明治43年)4月15日:京阪本線開通と同時に八幡駅として開業。
  • 1916年大正5年)4月1日:急行停車駅となる。
  • 1917年(大正6年)10月1日:大正大洪水で京阪線浸水で運休、同月14日駅再開[9]
  • 1926年(大正15年)6月22日:男山索道の八幡口駅開業。
  • 1928年昭和3年)5月28日:社名変更により八幡口駅は男山鉄道の駅となる。
  • 1934年(昭和9年)9月21日室戸台風が来襲、停電で全線不通。同月27日運転再開[10]
  • 1935年(昭和10年) 8月11日:宇治川が氾濫で浸水して、中書島駅 - 枚方東口駅(現・枚方市駅)間が不通。8月13日運転再開[10]
  • 1939年(昭和14年)12月25日:京阪本線の駅が石清水八幡宮前駅に改称[11]
  • 1943年(昭和18年)10月1日:京阪本線の駅が会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)2月11日:男山鉄道が資材供出のため廃止。
  • 1948年(昭和23年)1月1日:京阪本線の駅が八幡町駅に改称[11]
  • 1949年(昭和24年)
    • 8月1日:京阪線ダイヤ改定で準急停車・急行通過[12]
    • 12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
  • 1953年(昭和28年)9月26日台風13号により、宇治川-木津川の間の築堤区間の法面崩壊とそれに伴う伏見変電所から橋本変電所への送電線の切断で停電で運休。10月1日より当駅-淀間を単線で仮復旧で駅再開[13]
  • 1954年(昭和29年)2月1日:前年の台風13号で被災し単線で運行再開した区間が複線に仮復旧、修復工事完成は同年5月1日[14]
  • 1955年(昭和30年)12月3日:京阪電気鉄道の鋼索線が改めて開業(男山駅[15][16]。急行の停車が復活[17]
  • 1956年(昭和31年)3月10日:スピードアップのためホームを改築[11]
  • 1957年(昭和32年)1月1日:鋼索線の男山駅を八幡町駅に名称統一し、駅を統合[16]
  • 1961年(昭和36年)
    • 8月15日:下りホームと男山ケーブルのホームとの連絡通路開設[11]
    • 9月16日第2室戸台風により16時30分より京阪線・鋼索線、運転停止、翌17日午後3時より運転再開[18]
  • 1969年(昭和44年)8月10日:列車接近自動放送装置を新設、使用開始[19]
  • 1969年(昭和44年):バス乗り場を路線拡充対策として鋼索線駅舎前より現在の観光案内所付近に移設。
  • 1977年(昭和52年)11月1日:八幡町の市制施行に併せて駅名を八幡市駅に改称[11]
  • 1983年(昭和58年)
    • 4月7日:改札口を移設、使用開始[11]
    • 4月8日:駅前バスターミナル完成。京阪バス乗り入れ開始[20]
  • 1985年(昭和60年)12月25日:3番線(大阪行本線)に転落検知マットを設置[21]
  • 1987年(昭和62年)6月1日:急行の8連化に併せてホーム延長、使用開始。この際に側線と京都方の渡り線が撤去される。
  • 1991年平成3年)6月:京都行ホームの待合室を冷房化[22]
  • 1992年(平成4年)5月:大阪行ホームに冷房付き待合室を設置[23]
  • 1999年(平成11年)6月3日:駅前にコンビニ「アンスリー」開業[24]
  • 2003年(平成15年)9月6日:京阪本線ダイヤ改定。日中の急行・直通普通がなくなったので、この時間帯は準急のみの停車となった。事実上、朝夕以外は速達列車が当駅に止まらなくなる。
  • 2006年(平成18年)4月16日:京阪本線ダイヤ改定。日中の京阪間直通普通が復活したので、この時間帯の普通列車停車が復活。また土曜・休日朝夕の京阪間直通急行が増加したため、当駅に停車する急行が増えた。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月:ホーム異常通報装置・新設[25]
    • 10月19日:京阪本線ダイヤ改定。急行が早朝・深夜を除き運転されなくなり、ほぼ準急停車駅と大差ない列車停車本数となる。
  • 2009年(平成21年)9月12日:ダイヤ改定により4番線を廃止(線路は撤去され、線路跡にエレベーターの設置工事が開始され、工事資材が仮置き場や工作機器の搬入路に使用される)[5]
  • 2010年(平成22年)12月23日:エレベーターと水洗トイレ・多目的トイレを設置、使用開始[7][6]
  • 2011年(平成23年)3月:駅のリニューアル工事完成。
  • 2012年(平成24年)8月14日:集中豪雨・落雷で、京阪本線冠水・鋼索線土砂崩れで始発より運休、京阪線は当日中に復旧するも、鋼索線は8月中は復旧工事で運休[26]
  • 2014年(平成26年)3月31日:3番ホーム下の足下灯を蛍光灯からLEDの点滅式に更新[27]
  • 2015年(平成27年)4月1日:改札口西側に24時間利用可能な駐輪場「チャリピ京阪八幡市駅前」開設[28]
  • 2016年(平成28年)
    • 3月19日:ダイヤ改正で日中の普通電車の運用がなくなり、この時間帯は準急のみ停車となった。
    • 12月:1番線と非常渡り線を廃止 (2017年にいずれも撤去)。
  • 2019年令和元年)10月1日:駅を再分離し、再分離と同時に京阪本線の駅は石清水八幡宮駅へ、鋼索線の駅はケーブル八幡宮口駅へそれぞれ改称[29][30]。分離と同時に鋼索線にも駅ナンバリングが付与され、また京阪全体の駅数は1つ増加した。

駅構造 編集

京阪本線と鋼索線の駅舎は独立しているため、乗り換えの際には一度改札から出場しなければならない。

京阪本線 編集

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅

2009年(平成21年)9月11日までは下り線にも待避設備を備えた島式2面4線のホームを持つ地平駅だったが、翌12日のダイヤ改定で手前の淀駅の下り線が高架化に伴い待避線が敷設されたため、当駅の下り待避線(4番線)は使用中止となった。その後線路が撤去され、ホームの4番線側に仮設の柵が設置されて単式ホームとなった。凹形に湾曲している大阪行きの3番ホームの下には転落検知マットやLEDの足下灯が設置されている。その後4番線の線路跡地の東側に水洗トイレ・多目的トイレ・車椅子対応エレベーターが造られ、西側に有料駐輪場が造られた。

駅舎(改札口)は下り線の南側東寄りにあり、下り線西側には初詣・初午での石清水八幡宮への参拝客用の臨時改札(出口専用)もある。但し、ここの臨時改札口を使ってPiTaPaICOCAで出場する場合、簡易型の専用改札機を使用する事になる。駅舎とホームへは地下道で連絡している。

1976年(昭和51年)9月12日改正以降は基本的に日中は当駅で追い抜きは行われない[31]。待避線である1番線は土休日朝の淀止まりの急行のみ使用していたが、2013年(平成25年)3月改正でそれもなくなり、1番線に発着する定期列車は存在しなくなった。2016年(平成28年)12月に当駅上り待避線(1番線)は使用中止になった。(線路は撤去済み、ホームには柵が設けられた)その影響で看板の付け替えなどがあったがホーム番号の繰り上げはおこなわれていない。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
2 京阪本線 上り 三条出町柳方面[32]
3 下り 淀屋橋中之島線方面[32]
付記事項
  • 2番線が上り線、3番線が下り線である。いずれのホームも有効長は8両となっているが、線形の関係でホームがカーブしている。
  • 発車メロディが導入されている。

利用状況 編集

2020年(令和2年)度のある特定日における1日乗降人員7,394人である[* 1]

近年の利用客数の推移は下記の通り。

年度 特定日 1日平均[注 2]
乗車人員
調査日 乗降人員
1990年(平成02年) 11月06日 16,606
1992年(平成04年) 11月10日 17,422
1995年(平成07年) 11月21日 16,182
1998年(平成10年) 11月10日 14,848
2000年(平成12年) 11月07日 14,338
2002年(平成14年) 12月10日 [* 2]13,268
2003年(平成15年) 10月28日 [* 2]12,379
2004年(平成16年) 11月09日 [* 2]12,072
2005年(平成17年) 11月08日 [* 2]12,174
2006年(平成18年) 11月08日 [* 2]11,030 [# 1]5,756
2007年(平成19年) 11月07日 [* 3]11,475 [# 2]5,694
2008年(平成20年) 11月11日 [* 4]10,752 [# 3]5,622
2009年(平成21年) 11月10日 [* 5]10,045 [# 4]5,162
2010年(平成22年) 11月09日 [* 6]9,884 [# 5]5,090
2011年(平成23年) 11月01日 [* 7]9,668 [# 6]4,934
2012年(平成24年) 10月31日 [* 8]9,251 [# 7]4,923
2013年(平成25年) 11月12日 [* 9]9,280
2014年(平成26年) 11月11日 [* 10]9,433
2015年(平成27年) 11月10日 [* 11]9,272
2016年(平成28年) 11月08日 [* 12]8,558
2017年(平成29年) 11月07日 [* 13]9,455
2018年(平成30年) 11月06日 [* 14]8,494
2019年(令和元年) 11月12日 [* 15]9,036
2020年(令和02年) 11月10日 [* 1]7,394

駅周辺 編集

駅北側を大谷川が流れる。そこから北へ離れた所を木津川が流れるが、それに沿って京都府道が通る。駅北側と駅南東側は民家が多いが、商店が点在する。航空事故殉難者を祀った飛行神社や映画ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のロケ地の1つとなった「たこ焼きいっちやん」[33]はこちら側にあり、たこ焼き店には遠方からファンが訪れることもある[34]。駅南側には男山(鳩ヶ峰)がそびえており、山上には石清水八幡宮がある。

ケーブル八幡宮口駅 編集

ケーブル八幡宮口駅*
 
駅舎(2020年2月)
ケーブルはちまんぐうぐち
Cable-hachimangu-guchi
(0.4 km) ケーブル八幡宮山上 KH81
 中央は石清水八幡宮駅(右はバス乗り場)
所在地 京都府八幡市八幡高坊2番地
駅番号 KH  80
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)
キロ程 0.0 km(ケーブル八幡宮口起点)
電報略号 八(駅名略称方式)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
開業年月日 1955年昭和30年)12月3日
* 改称経歴
- 1957年 男山駅→八幡町駅
- 1977年 八幡町駅→八幡市駅
- 2019年 八幡市駅→ケーブル八幡宮口駅
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ケーブル八幡宮口駅(ケーブルはちまんぐうぐちえき)は、京都府八幡市八幡高坊にある、京阪電気鉄道鋼索線。駅番号はKH80

駅構造 編集

櫛型ホーム2面1線を持つ駅。ホームはそれぞれ乗車用、降車用となっているが、通常は乗車用の1面1線しか使われない。改札口は1ヶ所のみ。正月三が日などの混雑時は本線駅改札付近から鋼索線駅付近まで長蛇の列ができるので、降車用ホームも使用される場合がある。また、鋼索線の当駅付近には乗車待ちの客のための広いスペースがあるが、その際には鋼索客車と同じ塗り分けの仮設臨時出札口を設置して対応する。駅舎に併設して、トイレがある。

バス路線 編集

駅東側のロータリーに「石清水八幡宮駅」停留所があり、京阪バスの路線が発着する。同じ行き先で経路が異なる系統が混在する[35]

運行事業者 乗り場 系統または路線名・行先 備考
石清水八幡宮駅
京阪バス 1 32樟葉駅  
33西戸津  
41樟葉駅 朝から夕方に5便のみ運行
77男山車庫 平日夜に2便のみ運行
78B男山車庫 土曜・休日の日中時間帯に4便のみ運行
2 73:石清水八幡宮駅 平日朝に1便のみ運行(循環系統:内里後回り)
73A内里南 平日深夜に1便のみ運行
73C石清水八幡宮駅 午後に少数のみ運行(循環系統:内里先回り)
74近鉄新田辺 朝と夕方以降のみ運行
74A京田辺市役所 朝から夕方のみ運行。日曜・祝日は運休
74B京田辺市役所 朝から夕方のみ運行。平日・土曜は運休
75C近鉄新田辺 朝と夕方以降のみ運行
76岩田南  
76B池嶋 平日の朝と宵のうちに1便ずつ運行
79:三野 平日深夜に1便のみ運行

隣の駅 編集

京阪電気鉄道
京阪本線
快速特急「洛楽」・ライナー・特急・通勤快急・快速急行
通過
急行(下記以外)
樟葉駅 (KH24) - 石清水八幡宮駅 (KH26) - 中書島駅 (KH28)
急行(淀駅始終着の列車)(平日下り1本のみ運転)
樟葉駅 (KH24) - 石清水八幡宮駅 (KH26)淀駅(京都競馬場)(KH27)
通勤準急(平日下りのみ運転)・準急・普通
橋本駅 (KH25) - 石清水八幡宮駅 (KH26) - 淀駅(京都競馬場)(KH27)
鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)
ケーブル八幡宮口駅 (KH80) - ケーブル八幡宮山上駅 (KH81)
  • 括弧内は副駅名および駅番号を示す。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 京阪宇治交通「地域とともに六十年」では、八幡市側はバス輸送の中心を八幡市駅側にすることを希望したが、京阪宇治交通側および京阪電気鉄道側では、八幡市が当時京都府で唯一、既に大阪都市圏になっていたことに加え、通勤客の比率は大阪側が主で、勢い、樟葉駅側に重点を置くことが望ましいと判断し、協議の結果、まずは京阪宇治交通と京阪バスとの共同運行路線として、くずは(現・樟葉駅。京阪バスは路線開設当初より樟葉駅) - 京阪八幡(京阪バスは路線開設当初は八幡。1994年7月10日に京阪八幡に改称。現・石清水八幡宮駅)間のバスを走らせ、その利用状況を見て改めて検討することとしたが、その結果、八幡市内からのバス輸送の中心を樟葉駅側とすることとした。
  2. ^ 年度数値を日数で除して算出。

出典 編集

  1. ^ 京阪電鉄開業百年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編「駅別乗降客の推移」より
  2. ^ 出典・『鉄道ピクトリアル』1991年12月増刊号「特集京阪電気鉄道」のp.57に掲載の開業当初の写真より
  3. ^ 参考文献・関西鉄道研究会 車両発達しシリーズ1 「京阪電気鉄道」 168頁
  4. ^ 出典・「鉄道ピクトリアル」2017年2月号109-115頁『京阪電車の年末年始輸送アラカルト』
  5. ^ a b 出典・『K PRESS2009年10月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  6. ^ a b 出典・京都新聞2010年12月23日朝刊22面の記事より
  7. ^ a b 八幡市駅が、お客さまと環境にもっとやさしい駅に生まれ変わります! 12月23日(木・祝)に、エレベーター、多目的トイレの供用開始 駅舎のデザインはエジソンゆかりの八幡のイメージをシンボリックに表現 来年1月下旬には、LED照明の導入により省電力化を実現』(PDF)(プレスリリース)京阪電気鉄道、2010年12月16日。 オリジナルの2020年2月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200221093506/http://www.keihan.co.jp/corporate/release/orig_pdf/data_h22/2010-12-16.pdf2020年11月29日閲覧 
  8. ^ 参考文献『京阪第89期株主通信』7頁の「京阪トピック」の中の『八幡市駅がお客さまと環境にやさしい駅にリニューアル』
  9. ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)84頁「淀川の決壊」
  10. ^ a b 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』165-166頁「台風禍と水害禍」より
  11. ^ a b c d e f 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編140頁
  12. ^ 出典・関西鉄道研究会(1991年2月1日発行)「車両発達史シリーズ1 京阪電気鉄道」の36頁
  13. ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)231頁「台風13号の被害」
  14. ^ 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編216頁(年表)
  15. ^ 京阪電気鉄道株式会社史料編纂委員会/編『鉄路五十年』1960年、351頁。 
  16. ^ a b 京阪電気鉄道株式会社経営統括室経営政策担当/編『京阪百年のあゆみ』2011年、286頁。 
  17. ^ 出典・関西鉄道研究会(1991年2月1日発行)「車両発達史シリーズ1 京阪電気鉄道」の38頁
  18. ^ 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編の年表222頁
  19. ^ 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編の年表232頁
  20. ^ 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編242頁(年表)
  21. ^ 出典・京阪電車開業80周年記念志『過去が咲いている今』の年表より
  22. ^ 出典・駅置き広報誌「くらしのなかの京阪」1991年7月号
  23. ^ 出典・駅置き広報誌「くらしのなかの京阪」1992年6月号
  24. ^ 出典・京阪電車開業90周年記念誌『街をつなぐ 心をむすぶ』のP.212より
  25. ^ 出典・駅置き広報誌『K PRESS』2009年3月号の16面「くらしのなかの京阪」
  26. ^ 出典・列車運行情報
  27. ^ 出典・駅置き広報誌『K PRESS』2014年5月号の16面「くらしのなかの京阪」
  28. ^ 出典・駅置き広報誌『K PRESS』2015年6月号の16面「くらしのなかの京阪」
  29. ^ 〜地域との連携、観光事業の強化を目指して〜 「八幡市」→「石清水八幡宮」「深草」→「龍谷大前深草」2019年10月1日(火)より京阪線2駅の駅名を変更します』(PDF)(プレスリリース)京阪電気鉄道/京阪ホールディングス、2019年5月14日。 オリジナルの2020年11月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201128145030/https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2019-05-14_%E2%91%A2ekimei.pdf2020年11月29日閲覧 
  30. ^ 国宝・石清水八幡宮への参道となるケーブルカー 鋼索線の車両デザインを一新します 〜通称は「石清水八幡宮参道ケーブル」に変更〜』(PDF)(プレスリリース)京阪電気鉄道/京阪ホールディングス、2019年5月14日。 オリジナルの2020年11月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201128144851/https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2019-05-14_%E2%91%A1cable.pdf2020年11月29日閲覧 
  31. ^ 出典・藤井信夫篇『関西の鉄道 別冊第1巻』「京阪電気鉄道 戦後分離独立後の歩み PartI」66頁より
  32. ^ a b 石清水八幡宮駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
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関連項目 編集

外部リンク 編集