共役

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共軛共役(きょうやく)は2つのものがセットになって結びついていること、同様の働きをすること。共軛の「軛」(くびき)は、人力車や馬車において2本の梶棒を結びつけて同時に動かすようにするための棒のことである。「軛」が常用漢字表外であったため、音読みの同じ「役」の字で代用され、現在では共役と書かれることが多い。いくつかの分野で用法がある。

「軛」(くびき)は、人力車や馬車において2本の梶棒を結びつけて同時に動かすようにするための棒のことである。

数学における「共軛/共役」 編集

以下は主な例であるが、数学において、この語は様々な文脈で用いられるため、以下では全てを網羅してはいない。

化学における「共役」 編集

地球科学における「共役」 編集

物理学における「共役」 編集

  • 応力ひずみなど、積がエネルギー(または仕事)の次元になるような物理量は互いに仕事に関して共役と呼ばれる[1]。同様にして、仕事率に関して共役な関係も定義される(原動機のトルク・回転数や流体機械の流量・圧力など)。

脚注 編集

  1. ^ 京谷孝史 著、非線形CAE協会 編『よくわかる連続体力学ノート』森北出版、2008年、188頁。ISBN 978-4-627-94811-2 

関連項目 編集

外部リンク 編集