加藤 利緒菜(かとう りおな、英語: Riona Kato1998年2月7日 - )は、日本女性フィギュアスケート選手(女子シングル)。2014年アジアフィギュア杯2位。

加藤 利緒菜
Riona Kato
フィギュアスケート選手
生誕 (1998-02-07) 1998年2月7日(26歳)
大阪府大阪市
身長 152 cm
出身校 大阪市立菫中学校長尾谷高等学校
選手情報
代表国 日本の旗 日本
コーチ 加藤ゆかり
中島鐡勝
所属クラブ 中京大学
練習拠点 パームスプリングス
開始 2001
ISUパーソナルベストスコア
総合168.382014 GP NHK杯
SP61.842015 CSネペラ杯
FS117.512014 GP NHK杯

人物 編集

大阪府大阪市出身。叔母にコーチの加藤ゆかりがいる[1]

大阪市立菫中学校長尾谷高等学校を卒業。2016年4月に同じくスケート選手の宇野昌磨新田谷凜磯邉ひな乃等と共に中京大学スポーツ科学部へ入学。

経歴 編集

2009-2010シーズン、全日本ノービス選手権で3位、初出場となった全日本ジュニア選手権では7位に入った。翌年の2010-2011シーズン、全日本ノービス選手権で初優勝を果たす。

2011-2012シーズン、ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、ボルボ杯に出場。翌2012-2013シーズン、全日本ジュニア選手権では2位に入り、同大会で初めて表彰台に立った。初出場となった全日本選手権では6位と健闘した。

2012-13シーズン、3シーズンぶりに出場した全日本ジュニア選手権で、宮原知子に続き2位に入り、全日本選手権では初出場ながら6位と健闘する。シーズンの締め括りとなるプランタン杯では、ジュニアクラスの国際大会で初めて優勝を果たす。

2013-2014シーズン、JGPコシツェで3位に入り、国際スケート連盟の公式大会で初めて表彰台に立った[2]。全日本ジュニア選手権ではショートプログラムで14位と出遅れ、総合7位となる[3]。同年の全日本選手権では13位に終わり、シーズン最後のトリグラフトロフィーで4位となる。

2014-15シーズン、初戦のアジアフィギュア杯本郷理華に続いて2位、2戦目のUSインターナショナルクラシックでは3位に入った。初参戦となったISUグランプリシリーズNHK杯では、ショートプログラムでジャンプのミスが響き8位と出遅れるが、フリーでは全体の4位に入り、総合で5位となった。全日本選手権ではショートプログラムで5位につけるが、フリーで7位となり総合7位に入る。シーズンの締め括りとなるプランタン杯ではヨシ・ヘルゲソンに続いて2位に入る。

2015-16シーズン、初戦のアジアフィギュア杯三原舞依に続いて2位入賞、続くネペラ杯では5位となる。ISUグランプリシリーズロステレコム杯では10位に終わる。全日本選手権では20位となり昨年よりも格段に順位を下げる。

技術・演技 編集

アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させたほか、2014-15シーズンより3回転フリップ-3回転トゥーループを取り入れている。

主な戦績 編集

大会/年 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 2018-19
全日本選手権 6 13 7 20 23 29
GPロステレコム杯 10
GP NHK杯 5
CSワルシャワ杯 10
CSネペラ杯 5
CS USクラシック 3
アジアフィギュア杯 2 2
プランタン杯 1 J 2
トリグラフトロフィー 3 N 4
全日本Jr.選手権 7 2 7
JGPコシツェ 3
JGPチェコスケート 4
JGPボルボ杯 11
ガルデナスプリング杯 1 N

詳細 編集

2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年12月20日 - 24日 第87回全日本フィギュアスケート選手権門真 29
41.99
- 29
[4]
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年12月20日 - 24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権調布 24
49.53
22
101.53
23
151.06
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年11月17日 - 20日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 17
41.49
8
89.86
10
131.35
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年12月24日 - 27日 第84回全日本フィギュアスケート選手権札幌 19
52.35
20
88.77
20
141.12
2015年11月20日 - 22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 10
50.26
9
105.30
10
155.56
2015年9月30日 - 10月4日 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 2
61.84
7
104.71
5
166.55
2015年8月5日 - 8日 2015年アジアフィギュア杯バンコク 2
47.98
2
104.27
2
152.25
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月13日 - 15日 2015年プランタン杯ルクセンブルク市 4
49.66
2
89.41
2
139.07
2014年12月25日 - 28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 5
58.10
7
107.43
7
165.53
2014年11月28日 - 30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯門真 8
50.87
4
117.51
5
168.38
2014年9月10日 - 14日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 2
61.55
5
100.14
3
161.69
2014年8月6日 - 10日 2014年アジアフィギュア杯台北 2
55.59
3
109.59
2
165.18
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年4月2日 - 6日 2014年トリグラフトロフィーイェセニツェ 4
44.61
5
81.88
4
126.49
2013年12月20日 - 23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 13
53.72
14
98.65
13
152.37
2012年11月22日 - 24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 14
45.28
3
102.05
7
147.33
2013年10月2日 - 6日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 5
55.92
4
100.47
4
156.39
2013年9月11日 - 15日 ISUジュニアグランプリ コシツェコシツェ 3
57.43
4
107.66
3
165.09
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月22日 - 24日 2013年プランタン杯 ジュニアクラス(ルクセンブルク市 2
51.73
1
94.52
1
146.25
2012年12月20日 - 24日 第81回全日本フィギュアスケート選手権札幌 7
54.88
6
112.74
6
167.62
2012年11月16日 - 18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 5
53.90
3
107.57
2
161.47
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年8月31日 - 9月3日 ISUジュニアグランプリ ボルボ杯リガ 7
42.12
12
73.85
11
115.97
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年3月31日 - 4月3日 2011年ガルデナスプリング杯 ノービスクラス(ガルデナ 1
39.51
1
63.28
1
102.79
2010年10月29日 - 31日 第14回全日本フィギュアスケートノービス選手権(千葉 1
84.82
1
84.82
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年4月2日 - 4日 2010年トリグラフトロフィー ノービスクラス(イェセニツェ 3
40.36
3
83.28
3
123.64
2009年11月21日 - 23日 第78回全日本フィギュアスケートジュニア選手権横浜 8
45.02
8
79.36
7
124.38
2009年10月23日 - 25日 第13回全日本フィギュアスケートノービス選手権(八戸 3
79.34
3
79.34

プログラム使用曲 編集

シーズン SP FS EX
2018-2019 ミシルルー
ボーカル:キャロライン・キャンベル
振付:ミーシャ・ジー
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
振付:デリック・デルモア
2017-2018 フラメンコ・ナイツ
演奏:Pavlo
振付:カレン・クワン
美女と野獣
作曲:アラン・メンケン
振付:アダム・リッポン
2016-2017[5] Cherry on the ice wall
振付:坂上美紀
ピアノ協奏曲
作曲:エドヴァルド・グリーグ
振付:フィリップ・ミルズ
2015-2016 踊り明かそう 映画『マイ・フェア・レディ』より
作曲:フレデリック・ロウ
振付:フィリップ・ミルズ
2014-2015 歌劇『ラクメ』より 花の二重唱
作曲:レオ・ドリーブ
振付:フィリップ・ミルズ
ピアノ協奏曲第3番
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:フィリップ・ミルズ
The Show
曲:レンカ
2013-2014 映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ
作曲:クレイグ・アームストロングA・R・ラフマーン
振付:フィリップ・ミルズ
歌劇『ラクメ』より 花の二重唱
作曲:レオ・ドリーブ
振付:フィリップ・ミルズ
2012-2013 SAHARA
振付:フィリップ・ミルズ
映画『ゴッドファーザー』より 愛のテーマ
作曲:ニーノ・ロータ
振付:フィリップ・ミルズ
All I want For Christmas Is You
作曲:マライア・キャリー、ウォルター・アファナシエフ
振付:フィリップ・ミルズ
2011-2012 愛の挨拶
作曲:エドワード・エルガー
振付:坂上美紀
In a Trance
80's Anthem
アストゥリアス
作曲:デイヴィッド・ギャレットイサーク・アルベニス
振付:ラリサ・ジー

脚注 編集

  1. ^ 示す存在感 加藤利緒菜(3)[フィギュアスケート企画] - 大阪日日新聞
  2. ^ 加藤利緒菜は3位/フィギュア SANSPO.COM
  3. ^ 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会
  4. ^ フリーに進出出来ず
  5. ^ フィギュアスケート、今季の飛躍が期待されるシニア女子選手【後編】大きな飛躍が期待される加藤利緒菜

外部リンク 編集