医療人類学
医療人類学(いりょうじんるいがく、英語: medical anthropology)とは、病気と健康(保健)に関する人類学研究分野のことである。 当初は医学史や医療・医学の哲学領域から、考古・歴史上の過去の事象や、非西洋の同時代の異文化・異民族の事象を検討することを通して、西洋近代医療概念を相対化するために、この学問領域が登場してきた。したがって医療・医学の研究から人類学の方法論や概念を身につけて研究した人たちと、人類学の分野から医療すなわち病気・健康・保健を対象とする学問を研究する人たちの2つに大別することができた。やがて人類学研究の細分化が加速し医療人類学の専門を名乗る人たちが出てきて、専門学会や研究会を組織し、学術雑誌を出すようになり、今日のような研究領域ができあがった。
概要 編集
関連研究領域 編集
医療人類学を勉強できる大学・大学院 編集
研究者 編集
脚注 編集
参考文献 編集
池田光穂・奥野克己共編『医療人類学のレッスン 病いをめぐる文化を探る』(学陽書房、2007年)
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 医療人類学プロジェクト
- 仮想医療人類学辞典
- 進化心理学・人間行動生態学 - ウェイバックマシン(2000年4月7日アーカイブ分)
- 山口大学医学部医療環境学講座医療人類学
- ナースに役立つ種類のサイト - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)