双頭の鷲の旗の下に』(そうとうのわしのはたのもとに、ドイツ語: Unter dem Doppeladler英語: Under the Double Eagle作品159は、ヨーゼフ・フランツ・ワーグナー1880年代1902年という説も)に作曲した行進曲。『双頭の鷲の下に』と呼ばれることもある。

双頭の鷲の旗の下に』
ドイツ語: Unter dem Doppeladler
ピアノ譜の表紙
ジャンル 行進曲
作曲者 ヨーゼフ・フランツ・ワーグナー
作品番号 op.159

明快かつリズミカルな曲調でワーグナーが当時オーストリア=ハンガリー帝国の軍楽隊長であった時期に作曲したものであり、曲名にある「双頭の鷲」は同国のシンボルである。日本では運動会などの行進曲としてよく用いられる。

この曲はスーザのお気に入りのレパートリー曲の1つとなり、3度の録音によって有名になった。またこれは、オーストリア陸軍第2師団(2007年解散)の公式な行進曲に採用されていた。

構成 編集

変ホ長調で4分の2拍子

次第に和声の広がる形の行進曲にふさわしい進撃的な前奏の後に、付点リズムの主題が続き、低音に旋律が移行する際は表拍での演奏からシンコペーションへと移る。中間部では変イ長調にかわり、悠然とした旋律。通常はダ・カーポするが、中間部で終わらせる場合もある。

曲がBGMとして用いられた作品 編集

※なお昭和の時代にはスポーツ番組等にも使用されていた。

外部リンク 編集