台湾の原子力発電所

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台湾の原子力発電所(たいわんのげんしりょくはつでんしょ)では、台湾原子力発電所について説明する。

台湾の原子力発電所

アジアの中で日本についで早期に原子力発電所が建設された台湾では、台湾電力公司が3カ所に2基ずつ、計6基を稼働させている。すべてが、ウェスティングハウス・エレクトリックまたはゼネラル・エレクトリックによる米国製であり、いずれも戦後の戒厳令下に建設、稼働された[1][2]

実質的に日本からの輸出となった台湾第四原子力発電所が建設中であるが、計画から30年、建設から10年を超えてもなお完成していない[3]

一覧 編集

発電所 原子炉[4] 出力(MW) 起工日 臨界開始日 商業発電開始日 運転終了日 備考
ネット値 グロス値
第一 一号炉 604 636 1972年06月02日 1977年11月16日 1978年12月10日 2018年12月06日 BWR
二号炉 1973年12月07日 1978年12月19日 1979年07月15日 2019年07月16日
第二 一号炉 948 985 1975年11月19日 1981年05月21日 1981年12月28日 2021年12月27日
二号炉 1976年03月15日 1982年06月29日 1983年03月16日 2023年03月14日
第三 一号炉 919 956 1978年08月21日 1984年05月09日 1984年07月27日 N/A PWR
二号炉 922 958 1979年02月21日 1985年02月25日 1985年05月18日
第四 一号炉 1300 1350 1999年03月31日 N/A ABWR
二号炉 1999年08月30日

脚注 編集

  1. ^ 宮嶋信夫『原発大国へ向かうアジア : 地球環境とアジアの未来』平原社、1996年。ISBN 978-4-938391-17-1 
  2. ^ 原子力資料情報室『原子力市民年鑑2011-12』七つ森書館、2012年。ISBN 978-4-8228-1248-5 
  3. ^ 伊藤孝司『台湾への原発輸出』風媒社、2000年。ISBN 978-4-83315401-7 
  4. ^ Taiwan, China”. IAEA (2020年8月8日). 2020年8月9日閲覧。

関連項目 編集