名古屋宿

現在の愛知県名古屋市中区にあった美濃路の宿場

名古屋宿(なごやじゅく)は、美濃路宿場である。現在の愛知県名古屋市中区にあった。

枇杷島橋尾張名所図会
名古屋城下にある亀尾天王社那古野神社

概要 編集

尾張藩城下町で、慶長18年(1613年)に宿駅となって、伝馬会所や御触書を掲げる高札場も置かれたが、本陣や脇本陣はなかった。また寛文5年(1665年)には飛脚会所も置かれている。美濃路の他に、名古屋城下札の辻から東片端小牧善師野土田宿太田の渡しなどを経て中山道伏見宿へと至る上街道木曽街道)や、勝川・内津・土岐・釜戸などを経て中山道槙ヶ根追分へと至る下街道など、交通の要衝でもあった。

現在では、官庁街ビル街となっており、往時の様相は残されていない。

最寄り駅 編集

史跡・みどころ 編集

 
四間道

名古屋宿の史跡・みどころ 編集

清須宿までの史跡・みどころ 編集

名古屋市
清須市
  • 美濃路道標
  • 問屋記念館(旧山田九左衛門家住居)
    江戸時代の問屋の形態を残す町家で、美濃路沿いに移築・保存された。入館無料。
  • 新川開削本陣跡
  • 須ヶ口一里塚跡

ゆかりの人々 編集

  • 野口道直 - 枇杷島橋の橋守役を勤める。「尾張名所図会」の編集に力をつくした。

隣の宿 編集

美濃路
宮宿 - 名古屋宿 - 清須宿