哥老会

中国の反体制秘密結社

哥老会(かろうかい、ピンイン:Gēlǎohuì)は、中国反体制秘密結社の一つである[1]

白蓮教天地会などの影響を受けながら、清代18世紀四川省で生まれた。農民の互助自衛組織として発展、湖南省湖北省を中心に長江上流域に広がり、反清復明(はんしんふくみん)を掲げて活動した。主に農村を基盤として、流民や無産者を組織し、地主など地方有力者や知識人を指導者とした。清代末期には孫文ら革命派と結び、1911年に始まる辛亥革命に重要な役割を果たしたが、中華民国成立後は反革命的な性格を強めていった[1]

同時代の秘密結社青幇(チンパン) に対し紅幇(ホンパン)ともよばれた[1]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 哥老会 かろうかい Ge-lao-hui ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、デジタル大辞泉、百科事典マイペディア、世界大百科事典第2版、大辞林第三版、日本大百科全書(ニッポニカ)