夜想曲第1番 (ショパン)
夜想曲第1番 変ロ短調 作品9-1 は、フレデリック・ショパンが1831年に作曲し、翌1832年に出版したピアノのための夜想曲。ベルリオーズの元婚約者でピアノ製作会社プレイエルの社長カミーユ・プレイエルの妻マリーに献呈された。
概要 編集
作品9の3つの夜想曲のうち、第2作の作品9-2は有名な作であり、その陰に隠れがちであるが、作品9-1も規模内容ともに遜色ない。優雅な曲想で愛好家にも好評であり、作者の出世作となった。
構成 編集
右手に主題が現れ、左手は音域の広い作者特有の伴奏音形。装飾的にして流麗なパッセージが効果的な演出をしている。