大井健太郎

日本のサッカー選手

大井 健太郎(おおい けんたろう、1984年5月14日 - )は、静岡県藤枝市出身のプロサッカー選手。ポジションはDF

大井 健太郎
名前
愛称 ケンタロー
カタカナ オオイ ケンタロウ
ラテン文字 OHI Kentaro  
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1984-05-14) 1984年5月14日(39歳)
出身地 静岡県藤枝市
身長 181cm
体重 75kg
選手情報
在籍チーム オーストラリアの旗イースタン・ライオンズSC
ポジション DF
背番号 38
利き足 右足
ユース
1991-1996 高洲南スポーツ少年団
1997-1999 ACMブルックスジュニアユース
2000-2002 静岡県立藤枝東高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2011 日本の旗ジュビロ磐田 84 (2)
2011 日本の旗湘南ベルマーレ (Loan) 36 (2)
2012-2015 日本の旗アルビレックス新潟 107 (5)
2016-2022 日本の旗ジュビロ磐田 198 (15)
2023- オーストラリアの旗イースタン・ライオンズSC
1. 国内リーグ戦に限る。2022年12月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

静岡県の強豪、藤枝東高校で中心選手として活躍。高校在学中から各年代の日本代表に選出された。藤枝東高の同期には磐田時代のチームメイトであった成岡翔岡田隆(成岡とはアルビレックス新潟でもチームメイトとなる)、1学年先輩には長谷部誠岡田佑樹、2年後輩に赤星貴文がいる。 2003年にジュビロ磐田へ入団。同期入団の成岡、菊地直哉とともに将来のジュビロを担う選手と期待されたが、2011年は出場機会を求めて湘南ベルマーレ期限付き移籍[1]。湘南ではレギュラーに定着し、シーズン途中からキャプテンを任された。

2012年1月7日、湘南への期限付き移籍の満了、及び磐田からアルビレックス新潟への完全移籍が発表された[2]2014年よりチームキャプテンに就任[3]

2015年12月23日、2016年シーズンより6年ぶりにジュビロ磐田へ復帰する事が決定した[4]。開幕戦からスタメンで出場し、ディフェンスリーダーとして活躍し、シーズン終了後に名波浩監督がチームMVPに挙げた[5]。また、ゲームキャプテンの上田康太が試合に出場していない場合はキャプテンとして試合に出場した。

2017年シーズンからは、チームのゲームキャプテンとなり[6]、今年もディフェンスリーダーとしてレギュラーとして活躍。16年ぶりのリーグ最少失点を更新を達成[7]。また、FKの名手である中村俊輔が加入した事もあり、中村のセットプレーからシーズン5得点を挙げ、攻撃面でもチームに貢献した。その活躍が認められ、Jリーグ優秀選手賞を受賞した[8]

2018年シーズンは、リーグ戦34試合にフル出場し[9]、第19節・ガンバ大阪戦で同点弾[10]、第20節・ベガルタ仙台戦では決勝点を、2試合連続でATに挙げてチームを救った[11]。その後、第25節・名古屋グランパス戦でもATに得点を挙げ[12]、2018シーズンのリーグ戦で挙げた3得点全てがAT弾となった。最終節・川崎戦でATに不運な形でオウンゴールを献上し、逆転負けとなりJ1参入プレーオフに出場[13]。プレーオフでもフル出場し、チームのJ1残留に貢献した[14]

2019年シーズンも変わらずゲームキャプテンとしてチームを支えるも、怪我の影響でリーグ戦は18試合のみの出場となり、チームはJ2降格となった。降格決定直後となったホーム最終戦後のセレモニーではサポーターに、「必ずJ1に戻ってこれるように1年間頑張っていきますので、熱い応援をよろしくお願いします」と涙ながらに挨拶した[15]

2020年シーズンは、怪我の影響もあり[16]、リーグ戦25試合の出場となり、チームも1年でのJ1復帰を逃した。

2021年シーズンは、レギュラーとして38試合に出場し、昇格の懸かった第39節の水戸ホーリーホック戦ではゴールを決めた[17]。チームのJ2優勝とJ1昇格に大きく貢献した。

2022年をもってジュビロ磐田を契約満了で退団[18]

2023年1月30日、イースタン・ライオンズSC(オーストラリア)への移籍が発表された[19]

エピソード 編集

明るい性格で新潟ではムードメーカーとしても活躍していた[20]

森岡陸を弟のように可愛がった[21]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2003 磐田 20 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
2004 3 0 0 0 0 0 3 0
2005 4 0 1 0 1 0 6 0
2006 4 8 0 5 0 3 0 16 0
2007 26 1 4 0 0 0 30 1
2008 11 1 0 0 2 0 13 1
2009 17 0 4 0 0 0 21 0
2010 15 0 4 1 2 0 21 1
2011 湘南 3 J2 36 2 - 1 1 37 3
2012 新潟 J1 14 0 4 0 2 0 20 0
2013 33 2 1 0 1 0 35 2
2014 33 1 4 0 2 0 39 1
2015 27 2 9 0 0 0 36 2
2016 磐田 30 1 2 0 0 0 32 1
2017 32 5 0 0 0 0 32 5
2018 34 3 1 0 2 1 37 4
2019 18 1 0 0 0 0 18 1
2020 J2 25 3 - - 25 3
2021 38 2 - 0 0 38 2
2022 J1 21 0 2 0 2 0 25 0
通算 日本 J1 326 19 42 1 17 1 367 21
日本 J2 99 7 - 1 1 100 8
総通算 425 26 42 1 18 2 467 29

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2004 磐田 20 2 0
2005 2 0
通算 AFC 4 0

タイトル 編集

クラブ 編集

ジュビロ磐田

代表歴 編集

脚注 編集

出典
  1. ^ 大井健太郎選手 湘南ベルマーレへ期限付き移籍 - J's GOALニュース(磐田)
  2. ^ 大井健太郎選手 アルビレックス新潟へ移籍のお知らせ - J's GOALニュース(湘南)
  3. ^ 2014シーズン キャプテン決定のお知らせ 2014年2月28日付 アルビレックス新潟公式サイト
  4. ^ 大井 健太郎選手が完全移籍加入 2015年12月23日付 ジュビロ磐田公式サイト
  5. ^ 名波ジュビロ、指揮官がMVPに挙げた大井健太郎。古巣復帰初年度、守備の要が示した存在感 2016年12月1日付 フットボールチャンネル
  6. ^ 磐田ダブル体制 ゲーム主将大井とチーム主将は上田 2017年2月22日付 日刊スポーツ
  7. ^ 最少失点 本領発揮ドロー J1リーグ最終節・磐田 静岡新聞 2017年12月3日
  8. ^ 大井健太郎選手、中村俊輔選手、川又堅碁選手 カミンスキー選手が『2017Jリーグ優秀選手賞』受賞のお知らせ ジュビロ磐田 2017年12月4日
  9. ^ タフ且つクリーンな証拠! 今季のJリーグで全試合フルタイム出場を果たした選手たち サッカーキング 2018年12月4日
  10. ^ 磐田DF大井が終了間際に執念の同点弾! G大阪は宮本体制2試合連続ドロー”. SOCCER KING (2018年8月1日). 2019年1月30日閲覧。
  11. ^ まさに劇的!2度追いついた磐田、大井の土壇場V弾で仙台下して7戦ぶり白星”. ゲキサカ (2018年8月5日). 2019年1月30日閲覧。
  12. ^ 2018明治安田生命J1リーグ 第25節第2日 磐田 1-6 名古屋”. J.LEAGUE Data Site. 2019年1月30日閲覧。
  13. ^ 34+1試合フルタイム出場の磐田DF大井「失点数や順位に責任を感じていた」 ゲキサカ 2018年12月8日
  14. ^ 東京V完封の磐田DF大井健太郎、安定した守備は「前線の選手のおかげ」 サンスポ 2018年12月8日
  15. ^ 磐田・大井、降格で涙の謝罪「自分はまったく力にならなかった」 サンスポ 2019年11月30日
  16. ^ J2ジュビロ磐田 大井復帰、チーム鼓舞 ホーム徳島戦へ意欲静岡新聞 2020年7月22日
  17. ^ 磐田3年ぶりJ1復帰祝い3発 大井先制、大森今季1号、最後はルキアン日刊スポーツ 2021年11月15日
  18. ^ 大井 健太郎選手 契約満了のお知らせジュビロ磐田 2022年11月8日
  19. ^ 大井 健太郎選手 移籍先決定のお知らせ”. www.jubilo-iwata.co.jp. 2023年1月30日閲覧。
  20. ^ アルビプレビュー開幕編特別号12ページ
  21. ^ (日本語) 【DREAMS】#4 森岡陸「日本一のセンターバック」, https://www.youtube.com/watch?v=d_TpLKY6OoA 2023年1月10日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集