宇宙天気予報(うちゅうてんきよほう、英語:space weather report, etc.)とは、宇宙天気英語版太陽フレア太陽プロトン現象磁気嵐等の状況)を観測・把握し、それに伴う影響を予測して、地球上の天気予報と同じように予報する(前もって情報提供する)ものである[1]

概要 編集

具体的には「太陽風の乱れが到来しました。磁場が大きく向きに揺れていて、磁気圏は大きく乱れそうです」などといった表現で予報される[要出典]

人工衛星の運用者や、漁業無線アマチュア無線愛好者など、短波電波を使った通信の利用者などにとっては重要な情報となっている。 磁気嵐によって、人工衛星の電子機器の損傷、通信障害電磁誘導による送電線異常電流の発生、宇宙空間にて作業する宇宙飛行士の健康被害などの悪影響が発生する[要出典]。宇宙天気予報によってこれらの被害が軽減されることが期待されている[要出典]

日本では、情報通信研究機構 (NICT) 傘下で宇宙天気情報センターが設立された1988年昭和63年)に情報提供を開始された。NICTが独立行政法人化された2004年平成16年)以降は、公式ウェブサイト上で公表されている。

脚注 編集

  1. ^ 太陽フレアを予測する画期的な計算方法”. アストロアーツ (2020年8月6日). 2022年10月3日閲覧。

参考文献 編集

  • 上出洋介『太陽と地球のふしぎな関係―絶対君主と無力なしもべ』講談社〈ブルーバックス〉、2011年8月20日。ISBN 978-4-0625-7713-7 
  • 柴田一成、上出洋介 編著『総説 宇宙天気』京都大学学術出版会、2011年5月。ISBN 978-4-8769-8554-8 

関連項目 編集

外部リンク 編集