富山県中央植物園(とやまけんちゅうおうしょくぶつえん、Botanic Gardens of Toyama)は、富山県富山市に所在する植物園。運営は公益財団法人 花と緑の銀行が行っている。日本植物園協会、富山県博物館協会会員。

富山県中央植物園
Botanic Gardens of Toyama
施設情報
正式名称 富山県中央植物園
専門分野 植物
事業主体 富山県
管理運営公財)花と緑の銀行
開園 1993年平成5年)10月1日 部分開園
1996年(平成8年)4月26日 全面開園
所在地 939-2713
富山県富山市婦中町上轡田42番地
位置 北緯36度39分42.9秒 東経137度10分54.2秒 / 北緯36.661917度 東経137.181722度 / 36.661917; 137.181722座標: 北緯36度39分42.9秒 東経137度10分54.2秒 / 北緯36.661917度 東経137.181722度 / 36.661917; 137.181722
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概要 編集

1993年平成5年)10月1日に屋外展示園を開園し[1]1996年(平成8年)4月26日[2]には屋内展示室(展示温室・サンライトホールなど)を整備し全面開園した。その後2000年(平成12年)2月18日には、新たに中国雲南省の植物を展示する温室『雲南温室』を設置した[3]

総面積24.7万m2[4]の園内には、5棟の展示温室と、日本と世界の植物を紹介・展示する屋外ゾーンなどがあり、全国有数の4,900種の植物を展示・紹介している[4]。また、雲南省の植物は温室と屋外ゾーンと合わせ100種類以上を展示・紹介しており[4]、日本一の規模を誇る。

英国オックスフォード大学植物園・樹木園と研究やコレクション関係で協力覚書を結んでおり、屋外ゾーンの一部を英国庭園風に改修する予定である[5]

園内では、解説を受けながら約20〜30分で巡る園内バス〔電気自動車〕(有料、3月下旬、4月1日〜11月上旬)を運行している。

沿革 編集

主な施設 編集

室内施設 編集

展示温室5棟の延床面積は、2,831m2

  • 熱帯雨林植物室
  • ラン温室
  • 高山絶滅危惧植物室
  • 熱帯果樹室
  • 雲南温室 - 中国雲南省の植物を温室と屋外ゾーンにて展示・紹介。
  • サンライトホール - 室内施設中央に位置するホールで5棟の展示温室と結び、企画展やコンサートなどに利用される。
  • ドリアスホール
  • 第1・第2研修室
  • 実習室
  • 図書閲覧室
  • 喫茶室「ココナッツアイランド」

屋外施設 編集

  • 日本の植物ゾーン
  • 世界の植物ゾーン
  • 雲南省の植物ゾーン - オオバイチジクなどの中国雲南省の植物を屋外ゾーンと雲南温室にて展示・紹介。
  • くすりの植物ゾーン - 300年以上の歴史がある売薬配置販売業)で知られる、「薬都とやま」ならではの薬用植物などを展示している。
  • 花のプロムナード
  • ステージ・フローラルステージ
  • 圃場
  • 無料駐車場 - 乗用車 332台[4]、大型バス 6台

開園時間および入園料 編集

開園時間 編集

  • 2月〜10月 9時から17時(入園は16時30分まで)
  • 11月〜1月 9時から16時30分(入園は16時まで)
休園日

入園料 編集

  • 3月〜11月 一般 500円、高校生以下・70歳以上 無料
  • 12月〜2月(冬季) 一般 300円、高校生以下・70歳以上 無料
    • 夜間特別開園やさくらまつりの場合は別料金、また各種割引あり

アクセス 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 『北日本新聞』1993年10月2日付朝刊1面『テーマ別に内外の樹木や花 県中央植物園も婦中へ』より。
  2. ^ a b 県広報とやま 1996年6月号内3頁『県政の動き』より。
  3. ^ a b 県広報とやま 2000年3月号(No.372)3ページ『日本の植物のルーツに出会えるかも 富山県中央植物園 雲南温室オープン』より。
  4. ^ a b c d 『とやまの公園 空中散歩 県中央植物園(富山市婦中町上轡田)』北日本新聞 2017年5月1日6面
  5. ^ 英大学植物園との連携強化『日本経済新聞』朝刊2018年8月15日(大学面)2018年9月29日閲覧。

参考文献 編集

外部リンク 編集