寝屋川公園駅
寝屋川公園駅(ねやがわこうえんえき)は、大阪府寝屋川市打上元町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅である。駅番号はJR-H32。寝屋川市内で唯一のJR駅である[2]。
寝屋川公園駅* | |
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東口(2019年3月) | |
ねやがわこうえん Neyagawakōen | |
◄JR-H31 星田 (1.7 km) (1.3 km) 忍ケ丘 JR-H33► | |
所在地 | 大阪府寝屋川市打上元町14-1 |
駅番号 | JR-H32 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | H 片町線(学研都市線) |
キロ程 | 28.8 km(木津起点) |
電報略号 | ヒヤ* |
駅構造 | 地上駅(橋上駅、掘割構造) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,651人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1979年(昭和54年)10月1日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
*2019年に東寝屋川駅から改称。現在でも電報略号に「ヒヤ」が用いられるのかは不明である。 |
歴史 編集
それまで通過するだけであった寝屋川市に初めての国鉄駅として、片町線の複線化に合わせて設置され、約4.5億円の建設費および駅周辺の整備費用は全額地元負担で建設された[3]。
年表 編集
- 1979年(昭和54年)10月1日:東寝屋川駅(ひがしねやがわえき)として国鉄片町線の星田駅 - 忍ケ丘駅間に新設開業[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「学研都市線」の愛称を使用開始。
- 1997年(平成9年)3月8日:Jスルーを導入[4]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[5]。
- 2011年(平成23年)3月8日:JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月16日:駅名を寝屋川公園駅に改称[7]。
駅名改称 編集
開業当初から駅名は東寝屋川駅だったが、寝屋川市内には「東寝屋川」という地名がなく、地元住民から駅名変更を求める声が上がっており、2016年から寝屋川市とJR西日本が協議を行っていた[8]。2018年11月20日、JR西日本と寝屋川市は「まちづくり連携協定」を締結し[9][10][2]、2019年春に寝屋川公園駅に改称すると発表した[11][12]。府営寝屋川公園の最寄り駅であることが由来[8]。そして、2019年3月16日のダイヤ改正に合わせて改称された[7]。駅名改称にかかる費用1.2億円は市側が負担した[13]。
駅構造 編集
島式ホーム1面2線を有する駅で、分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。ホームが打上トンネルと掘削の区間内にあるので、地上駅舎からホームに降りるタイプの駅である。改札口は1ヶ所のみ。下り方面のホームの一部には、ホーム柵が設けられている。
四条畷駅が管理し、JR西日本交通サービスが業務を受託している業務委託駅である。一部時間帯は無人となる。そのため改札機・券売機・精算機付近にはインターホンがあり、無人時間帯はコールセンターのオペレーターが対応し各種機器を遠隔制御している。エレベーター設置。
のりば 編集
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | H 学研都市線 | 下り | 四条畷・京橋方面[14] |
2 | 上り | 同志社前・木津方面[14] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
-
改札口(2019年1月)
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ホームと打上トンネル(2013年1月)
利用状況 編集
大阪府統計年鑑[15]によると、1日の平均乗車人員は以下の通り。大阪府統計年鑑などに掲載されていた値が、西日本旅客鉄道株式会社から提供されていた時点で誤りがあり[16]、寝屋川市統計書では ( ) 内の数値に訂正されている。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 5,242 |
1998年 | 5,348 |
1999年 | 5,326 |
2000年 | 5,361 |
2001年 | 5,317 |
2002年 | 5,000 |
2003年 | 4,978 |
2004年 | 4,933 |
2005年 | 4,974 |
2006年 | 4,988 |
2007年 | 4,972 |
2008年 | 4,992 |
2009年 | 4,862 |
2010年 | 4,822 (6,491) |
2011年 | 4,808 (6,967) |
2012年 | 4,791 (6,833) |
2013年 | 4,764 (6,694) |
2014年 | 4,552 |
2015年 | 4,622 |
2016年 | 4,610 |
2017年 | 4,605 |
2018年 | 4,540 |
2019年 | 4,381 |
2020年 | 3,559 |
2021年 | 3,651 |
駅周辺 編集
- 寝屋川公園 - 陸上競技場、野球場、テニスコート等がある府営公園。
- 大阪複十字病院
- 石宝殿古墳(高良神社)
- 寝屋川市立第四中学校
- 寝屋川市立明和小学校
- 寝屋川市立梅が丘小学校
- 東シティ・ステーション(寝屋川市役所東支所)
- 寝屋川市立埋蔵文化財資料館
バス路線 編集
「寝屋川公園駅」停留所にて、京阪バスの路線が発着する。
- 34号経路・36号経路・41B号経路・47B号経路:寝屋川市駅
- 41B号経路:梅が丘
- 47B号経路:忍ヶ丘駅
隣の駅 編集
脚注 編集
出典 編集
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、355頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ "藤阪と打上に新駅" 1975年8月1日付「広報ひらかた」第387号
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '97年版』ジェー・アール・アール、1997年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-118-X。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ a b “東寝屋川駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2018年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月5日閲覧。
- ^ a b 『2019年3月16日にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2018年12月14日、10頁。 オリジナルの2020年12月22日時点におけるアーカイブ 。2021年1月18日閲覧。
- ^ a b “来春のダイヤ改正で駅名変更、「東寝屋川駅」が「寝屋川公園駅」に”. 産経新聞. (2018年12月15日) 2018年12月17日閲覧。
- ^ “西日本旅客鉄道株式会社とのまちづくりに関する連携協定締結”. 寝屋川市 (2018年11月22日). 2018年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月17日閲覧。
- ^ 『寝屋川市と「まちづくり連携協定」を締結!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年11月20日 。2018年12月17日閲覧。
- ^ “平成31年春JR学研都市線「東寝屋川駅」が「寝屋川公園駅」に” (PDF). 広報ねやがわ2018年12月号. 寝屋川市. p. 12. 2018年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月17日閲覧。
- ^ “まちづくり連携で駅名変更 寝屋川市とJR西が協定”. 大阪日日新聞. (2018年11月21日). オリジナルの2018年11月21日時点におけるアーカイブ。 2018年12月17日閲覧。
- ^ “JR「東寝屋川駅」→「寝屋川公園駅」へ 変更費用1.2億円を負担する市の狙いは?”. 毎日放送. 2018年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月20日閲覧。
- ^ a b “寝屋川公園駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月25日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
- ^ 寝屋川市統計書 - 大阪府寝屋川市
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 寝屋川公園駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道