戦場』(せんじょう、原題:Farewell to the King)は、1989年製作のアメリカ合衆国戦争映画ピエール・シェンデルフェール原作の小説“L'Adieu au Roi”(さらば王様)の映画化。ジョン・ミリアス監督。

戦場
Farewell to the King
監督 ジョン・ミリアス
脚本 ジョン・ミリアス
原作 ピエール・シェンデルフェール
(“L'Adieu au Roi”より)
製作 アルバート・S・ラディ
アンドレ・モーガン
出演者 ニック・ノルティ
ナイジェル・ヘイヴァース
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
撮影 ディーン・セムラー
編集 アン・V・コーツ
配給 アメリカ合衆国の旗 オライオン・ピクチャーズ
日本の旗 松竹
公開 アメリカ合衆国の旗 1989年3月3日
日本の旗 1991年1月19日
上映時間 115分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $16,000,000[1][2]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $2,420,917[3]
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あらすじ 編集

太平洋戦争末期のボルネオ島。イギリス軍のフェアボーン大尉と部下のテンガ軍曹は、原住民を対日ゲリラ作戦に動員する任務を負って、ジャングルの奥地にある集落に向かう。

2人はそこで原住民から王と呼ばれている白人と遭遇する。それはリーロイドという元アメリカ軍の軍人だった。彼はコレヒドール島陥落時に軍を脱走して原住民に助けられ、族長の娘ヨーと結婚、近隣の村を掌握して平和で自由な王国を築き上げていたのだ。フェアボーンはリーロイドに接するうち、畏敬の念を持つようになり、リーロイドの方も彼に信頼を置いていくようになる。

フェアボーンの任務を知ったリーロイドは、終戦後の王国の自治と引き換えという条件で、部族を率いて日本軍と戦うことを決意する。リーロイドは三田村大佐率いる部隊と戦い勝利するが、村は破壊され、ヨーも殺されてしまう。

やがて終戦を迎えるが、リーロイドは生き残った村人の自由と引き換えに連合軍に出頭しなければならなくなり、彼を裏切る形になったことに心を痛めたフェアボーンは彼を逃がそうとする。

キャスト 編集

吹替その他:沢木郁也横尾まり喜多川拓郎

※テレビ放送:テレビ東京木曜洋画劇場1992年2月6日

脚注 編集

  1. ^ Los Angeles Times, 8 November 1987, K4: The Wild Man of Hollywood Meets the Wilds of Borneo Relinked 1 July 2014
  2. ^ Modderno, Craig (1987年6月21日). “OUTTAKES: THE SEQUEL MOB MENTALITY”. Los Angeles Times: p. K84 
  3. ^ Farewell to the King (1989) - Box Office Mojo

外部リンク 編集