散布図

変数間の関係を示すため、散らばった点の分散を使用して描画するグラフ

散布図(さんぷず、: scatter plot)は、縦軸、横軸に2項目の量や大きさ等を対応させ、データを点でプロットしたものである[1]分布図ともいう。

散布図の例

表現 編集

各データは2項目の量や大きさ等を持ったものである。日本工業規格では、「二つの特性を横軸と縦軸とし,観測値を打点して作るグラフ表示」と定義している[2]

なお、点を円の大きさに変換して量的なデータも表現したものをバブルチャートという[3]

特長 編集

散布図には、2項目の分布、相関関係を把握できる特長がある。データ群が右上がりに分布する傾向であれば正の相関があり、右下がりに分布する傾向であれば負の相関がある。なお、散布図で分かることは、相関関係であり因果関係ではない[4]

脚注 編集

参考文献 編集

  • 西岡康夫『数学チュートリアル やさしく語る 確率統計』オーム社、2013年。ISBN 9784274214073 
  • 日本数学会『数学辞典』岩波書店、2007年。ISBN 9784000803090 
  • JIS Z 8101-1:1999 統計 − 用語と記号 − 第1部:確率及び一般統計用語, 日本規格協会, (1999), http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html 

関連項目 編集