新しい歴史教科書をつくる会事務所放火事件

新しい歴史教科書をつくる会事務所放火事件(あたらしいれきしきょうかしょをつくるかいじむしょほうかじけん)とは、2001年平成13年)8月7日東京都文京区で発生した放火テロ事件日本の新左翼革労協反主流派(赤砦派)が起こした事件である。

事件の概要 編集

2001年8月7日、東京都文京区本郷2丁目にある3階建てビルの1階部分で爆発音がし、火の手が上がった。当時、このビルの1階には新しい歴史教科書をつくる会の事務所があったが、すぐに消し止められ、窓を損傷する程度で済んだ。周辺は雑居ビルや住宅などが立ち並ぶ地域であり、大惨事になる可能性もあった。その後の警察の調べで、時限式発火装置や可燃性の液体が入ったポリタンクが発見されたことから、警視庁公安部は、新左翼によるテロ事件と断定した。

8月10日、「革命軍」と名乗る者から各報道機関に犯行声明文が郵送された。公安部はこの文面から革労協反主流派の犯行と断定した。

参考文献 編集

  • 読売新聞』2001年8月8日朝刊・夕刊、8月10日夕刊

関連項目 編集