東部標準時

北米大陸東部の標準時

東部標準時(とうぶひょうじゅんじ、英語: Eastern Standard Time: 略称EST、または、英語: Eastern Time Zone)は、協定世界時 (UTC) を5時間遅らせた標準時である。「-0500(EST)」のように表示する。

アメリカカナダ標準時:
UTC-3:30ニューファンドランド標準時
ニューファンドランド夏時間UTC-2:30
UTC-4大西洋標準時大西洋夏時間UTC-3
UTC-5東部標準時東部夏時間UTC-4
UTC-6中部標準時中部夏時間UTC-5
UTC-7山岳部標準時山岳部夏時間UTC-6
UTC-8太平洋標準時太平洋夏時間UTC-7
UTC-9アラスカ標準時アラスカ夏時間UTC-8
UTC-10ハワイ・アリューシャン標準時
地図外の地域
UTC+10チャモロ標準時
UTC-11サモア標準時

夏時間は、3月の第2日曜日午前2時から11月の第1日曜日午前2時までの期間。

なお、夏時間では協定世界時より4時間遅れ、東部夏時間Eastern Daylight Time: 略称EDT)と呼ばれている。

つまり、通常では日本より14時間遅れ、夏時間採用時のみ13時間遅れている。

(アラスカ州・ハワイ州を除いた)アメリカ合衆国本土にある4つの時間帯のうち一番先行する時間帯で、首都ワシントンD.C.ニューヨーク市のほか、東海岸の諸都市がこの時間帯に属する。カナダでは首都オタワモントリオールトロントなど主要都市部がこの時間帯に属する。

ESTとEDTの切り替わりの方式について: 3月の第2回目の日曜日の午前2:00(EST)になると夏時間の午前3:00(EDT)に切り替わる(1時間時計の針を進める)、それゆえ午前2時台は飛ばされるので無い。 そうして11月の最初の日曜日の午前2:00(EDT)になると(1時間時計の針を戻して)午前1:00(EST)に切り替わるので、つまり午前1時台を二度繰り返すことになる。しかしパナマとカリブについては(緯度が低い地域なので)夏時間は実施されない。

名称 編集

アメリカとカナダでは、この時刻帯は総称的に東部時間(ET)と呼ばれる。

具体的に述べる場合は、標準時は東部標準時(EST)、夏時間は東部夏時間(EDT)を使用する。

テレビ番組の時間表記 編集

アメリカ合衆国のテレビ番組の時間表記で、『8/7c』や『9/8c』等の表記が時々見受けられる。意味としては、cの表記がある部分が中部標準時または中部夏時間(Central Standard Time/Central Daylight Time)を指すので、例えば『10/9c』の場合は、東部時間で午後10時、中部時間で午後9時という意味合いになる。

『8/7c/5p』等3つの時間の表記がある場合も考え方は大きく変わらず、東部時間で午後8時、中部時間で午後7時、太平洋時間で午後5時という意味を持つ。

番組によっては『9/8c/9p』のように、アメリカ全土で同時放映せずにあえてゴールデンタイムに合わせるような放送をしている場合も多々ある。

該当地域 編集

北米 編集

アメリカ合衆国 編集

 
一番右の薄い水色が東部標準時の地域
州全域 編集
州の一部地域 編集

カナダ 編集

中米 編集

メキシコ 編集

その他 編集

カリブ海地域 編集

独立国 編集

海外領土など 編集

主な大都市圏 編集

関連項目 編集


外部リンク 編集