民主人道主義中道派フランス語:Centre démocrate humaniste、略称:cdH)はベルギー政党。南部のフランス語圏のワロン地域を基盤とする中道キリスト教民主主義政党である。人道的民主センター民主ヒューマニスト・センター と訳されたり、ワロン系キリスト教民主党 と意訳される場合もある。

ベルギーの旗 ベルギー政党
民主人道主義中道派
Centre démocrate humaniste
党首 ブノワ・リュトジャン
成立年月日 2002年
本部所在地 ベルギーの旗 ベルギー ブリュッセル
代議院議席数
9 / 150   (6%)
(2014年5月25日)
元老院議席数
4 / 60   (7%)
2014年5月25日
政治的思想・立場 キリスト教民主主義
中道
国際組織 中道民主インターナショナル
欧州人民党
公式サイト www.lecdh.be
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前身は1972年に独立した政党となったキリスト教社会党(フランス語:Parti Social Chrétien、略称PSC)である。しかしベルギー北部のフラマン語圏の同系列の政党(現在のキリスト教民主フラームス)と比べて勢力を伸ばすことがなかなかできず、2002年にキリスト教民主主義より幅の広い人道主義に立脚することを宣言した現在の党名に改称した。このため、特に経済政策において相対的に中道左派色が強いとみなされることもある。

2010年の総選挙英語版においては下院である代議院で9議席を獲得した。しかし第1党となった新フラームス同盟与党に加わらないとしたため、各党は連立政権なかなか形成できず英語版、政局は混迷した。結局、社会党から党首エリオ・ディルポ首相となるまで、イラクを遥かに越えて無政府状態解消に535日を要した[1]。ディルポ政権には民主人道主義中道派も参加した。

2014年の総選挙英語版においては、代議院で前回と同じ9議席を獲得した。選挙後の政党間協議によって成立したシャルル・ミシェル連立政権には参加せず、野党となった。

なお、ヨーロッパレベルでは欧州人民党に、世界レベルでは中道民主インターナショナルに加盟している。

脚注 編集

外部リンク 編集