沖悠哉

日本のサッカー選手

沖 悠哉(おき ゆうや、1999年8月22日 - )は、茨城県鹿嶋市出身のプロサッカー選手Jリーグ清水エスパルス所属。ポジションゴールキーパー(GK)

沖 悠哉
名前
愛称 オキ
カタカナ オキ ユウヤ
ラテン文字 OKI Yuya
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1999-08-22) 1999年8月22日(24歳)
出身地 茨城県鹿嶋市
身長 184cm
体重 82kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 清水エスパルス
ポジション GK
背番号 1
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018-2023 鹿島アントラーズ 59 (0)
2024- 清水エスパルス
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

鹿島アントラーズ 編集

2018年、鹿島アントラーズユースからトップチームに昇格[1]

2020年8月8日、J1第9節サガン鳥栖戦にてJ1デビューを果たす。J1デビューながら鳥栖の猛攻を無失点で抑えるなどと好成績を残した[2]。その後、レギュラーであったクォン・スンテからポジションを奪い、正GKに定着。最終的に24試合に出場するなどと、飛躍のシーズンとなった。

2021シーズンは開幕スタメンを飾ったが、チームは1‐3で敗れた。しかし続くルヴァンカップ第1節サガン鳥栖戦でも先発出場を果たすと、後半開始早々の豊田陽平のPKをストップし、チームを救うセーブを見せた。チームも3‐0で勝利を飾った。その後もレギュラーとして出場を続けていたが、シーズン終盤にて再びスンテにポジションを奪われた。

2022シーズンは、開幕からスンテの控えに留まった上に、シーズン終盤には早川友基の台頭もありシーズン通して2試合の出場に留まった。続く2023シーズンは、早川が全試合フル出場を果たしたため、リーグ戦の出場機会はなかった[3]

清水エスパルス 編集

2023年12月27日、清水エスパルスへ完全移籍することが発表された[4]

日本代表 編集

2020年12月17日、U-23日本代表候補の国内合宿メンバー(トレーニングキャンプ:千葉県内で12月21日から26日に実施)に初選出された。

2021年3月19日、U-24アルゼンチン代表との国際親善試合のメンバーに選出された。しかし出番は無かった。

以降も東京五輪世代のGKとしてメンバーに選出されていたが、最終選考にて本大会のメンバーから落選した。

人物 編集

  • 2021年、スペインのCarlos G. Urbanoから「ペップ・グアルディオラ監督が提唱するより広いエリアをカバーする25歳以下のGK9名」に選出された[5]
  • 2021年6月20日のJ1リーグ第18節・鹿島対ベガルタ仙台戦での沖のセービングが、元日本代表GKの楢崎正剛により、6月度の「月間ベストセーブ」(スポーツチャンネルDAZNとパートナーメディアで構成されるDAZNJリーグ推進委員会の連動企画)に選出された。選出理由における分析内容として「まずCKの性質として、守備側はニアサイドの対応がとても難しい。あえてニアサイドのゾーンに人を割いてボールを跳ね返すのがセオリーですが、質の高いボールを入れられて、中に入ってくる選手とタイミングが合えばシュートを打たれてしまいます。それに対してGKは準備時間が少なく、このシーンのようにスクランブル状態のゴール前でイレギュラーなコース変化が起きることもあります。自分のタイミングで守れないという点で、高度なスキルを求められるセービングです」「体の近くにボールが飛んできたので運が良かった部分もありましたが、それでも反応が遅ければ弾くのは難しかったでしょう。反射神経や動物的な勘が求められ、ゴールの外にボールを弾く動作も簡単ではありません」「試合経験を重ねて大きく伸びているタイミングだと思います。もともとのアグレッシブなプレースタイルに加えて、安定感を向上させてコンスタントに力を発揮できれば、もっと上を目指せる選手になれるでしょう。そして鹿島という常勝クラブで若くしてゴールマウスを守るのは大きな責任やプレッシャーがあるはず。以前、ソガ(曽ヶ端準)と話した時にそういった精神面の重圧について話していました。沖選手にはそのプレッシャーに打ち克ち、日本を代表する選手になってもらいたい」と高い評価を受けた[6]
  • 2021年8月6日、JPFA(日本プロサッカー選手会)によるYOUTUBEチャンネル「ONE1-GKチャンネル」の企画「権談」において日本代表GKの権田修一選手と対談。日本に帰国して最初の試合だった鹿島アントラーズとのJ1開幕戦において、沖のロングフィードの正確さに驚いたと語り「日本にもこういう選手が出てきたか」と評し、沖のストロングポイントであるとした。また、対戦者として過去、鹿島アントラーズは曽ヶ端準もそうであったように伝統的にGKのロングフィードの質が高いとも語っている。権田も楢崎と同じくJ1リーグ第18節鹿島アントラーズ対ベガルタ仙台戦での沖のセービングが素晴らしかったと評している。そして最後に「沖選手がA代表に上がって来るまで、自分がA代表のゴールマウスを守り続けるというモチベーションを貰った」と対談を締めくくっている[7]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2018 鹿島 31 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2019 0 0 0 0 0 0 0 0
2020 24 0 0 0 - 24 0
2021 33 0 3 0 2 0 38 0
2022 2 0 5 0 3 0 10 0
2023 0 0 6 0 2 0 8 0
2024 清水 1 J2
通算 日本 J1 59 0 14 0 7 0 80 0
日本 J2
総通算 59 0 14 0 7 0 80 0
国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2018 鹿島 31 0 0 0 0
2019 0 0 -
通算 AFC 0 0 0 0

タイトル 編集

クラブ 編集

鹿島アントラーズジュニアユース
鹿島アントラーズ

個人 編集

  • 日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会・MVP(2014年)

代表歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 鹿島、U-19代表GK沖悠哉の来季トップチーム昇格内定を発表ゲキサカ(2017年8月22日)
  2. ^ みんなに愛される鹿島GK沖、踏み出したプロ第一歩日刊スポーツ(2020年8月8日)2020年8月9日閲覧。
  3. ^ GK31沖悠哉「良さは消しちゃいけないし、それがなくなったら自分の存在意義もなくなってしまう」/【プレイヤーズファイル】”. 「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン. 2024年2月9日閲覧。
  4. ^ 沖 悠哉 選手 (鹿島アントラーズ) 完全移籍にて加入決定のお知らせ』(プレスリリース)清水エスパルス、2023年12月27日https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/526452023年12月28日閲覧 
  5. ^ Nueve porteros llamados a liderar la revolución que vaticinó Guardiola”. BESOCCER (2021年8月1日). 2021年8月1日閲覧。
  6. ^ 【月間表彰】「常勝クラブ」のゴールを守る21歳 鹿島GK沖悠哉を元日本代表の守護神が絶賛するワケ”. THE ANSWER (2021年7月14日). 2021年8月4日閲覧。
  7. ^ 【権談〜第1章〜】鹿島GK・沖悠哉選手 五輪代表落選の本音を語る!”. ONE1-GKチャンネル (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集