津島ノ宮駅

香川県三豊市三野町大見にある四国旅客鉄道の駅

津島ノ宮駅(つしまのみやえき)は、香川県三豊市三野町大見にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線臨時駅)である[4]。臨時駅のため、駅番号は設定されていない。

津島ノ宮駅
営業時の駅舎(2017年)
つしまのみや
Tsushimanomiya
Y13 海岸寺 (3.3 km)
(2.2 km) 詫間 Y14
地図
香川県三豊市三野町大見甲6884-1[2][3]
北緯34度14分18.63秒 東経133度42分17.5秒 / 北緯34.2385083度 東経133.704861度 / 34.2385083; 133.704861座標: 北緯34度14分18.63秒 東経133度42分17.5秒 / 北緯34.2385083度 東経133.704861度 / 34.2385083; 133.704861
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)[1][2]
所属路線 予讃線[1]
キロ程 39.8 km(高松起点)
電報略号 ツミ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[4]
乗車人員
-統計年度-
9人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1915年大正4年)5月7日[1][2][5]
備考 臨時駅[4]
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毎年8月3日4日5日の津島ノ宮(津嶋神社)の夏季大祭開催日のうち8月4日5日の2日のみ営業する駅であり[1]、長期休止中の駅を除くと日本一営業日数の少ない駅である[2]。ただし、2013年12月22日の予讃線開通100周年記念イベント、および2015年5月10日の当駅開業100周年記念イベント[2]の際には、夏季大祭以外での営業が行われた。

大型時刻表に掲載されるのは夏の臨時列車が掲載される6 - 8月号のみである。

歴史 編集

駅構造 編集

 
ホームの様子(2006年8月)
  • 単式ホーム1面1線を有する地上駅で、カーブの途中にホームがある[4]。車両とホーム間が開いているため、営業日には職員が待機して学童以下の乗客の乗降を補助する[16]
  • 木造駅舎がある。
  • 前述の開業100周年イベントに際して駅名標が新調され、「日本一営業日が短い駅」という文字とイラスト(電車・駅舎(「つしまのみやえきちゃん」)・津嶋神社を描いたもの)の入ったデザインになった[17]

交通系ICカードには対応しておらず[18]、当面は導入予定も無い[19]

利用状況 編集

乗車人員推移[20]
年度 1日平均人数
2010年 6
2011年 7
2012年 5
2013年 7
2014年
2015年
2016年
2017年 9
2018年 8
2019年 9

二日間の利用者数(1,752人)を年度日数(365または366)で割った数字のため、2012年(平成24年度)の実際の乗車は1日平均876人となる[21]。香川県の統計資料によると2017年度の利用人数は6296人、一日平均3148人、年平均17人となる[22]

営業時間 編集

両日共営業時間が異なり、2011年までは例年、8月4日が7時頃 - 23時頃、5日が8時頃 - 15時30分頃となっていた。2012年以降は短縮され、2022年では8月4日が8時 - 21時、5日が8時 - 15時半頃となった。

駅周辺 編集

 
津嶋神社

※公衆トイレは津嶋神社に併設されている。

隣の駅 編集

四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線
海岸寺駅 (Y13) - )津島ノ宮駅 - 詫間駅 (Y14)

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f 山中尚登(2015年4月22日). “JR津島ノ宮駅:100周年 来月10日イベント”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  2. ^ a b c d e f g h 初見翔(2015年5月11日). “開業100年、人波続くよどこまでも 1年に2日だけ営業のJR津島ノ宮駅”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  3. ^ 日本一営業日が短い駅「津島ノ宮駅」が開業!~期間中に上り下り併せて52本の普通列車が臨時停車します~』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2016年7月29日。 オリジナルの2016年7月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160729113103/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2007%2029%2001.pdf2016年7月29日閲覧 
  4. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、21頁。 
  5. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、633頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ 「予讃線(多度津駅~観音寺駅間)開通100周年記念コンサートin津嶋ノ宮(みとよ)」の開催について”. 四国旅客鉄道株式会社・三豊市 (2013年11月29日). 2013年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月1日閲覧。
  7. ^ “開通100周年、多彩な催しで/22日津嶋神社”. SHIKOKU NEWS (四国新聞社). (2013年12月20日). オリジナルの2013年12月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131222192657/http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20131220000143 
  8. ^ “津島ノ宮駅100周年で記念行事/10日”. 四国新聞. (2015年5月9日). オリジナルの2015年5月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150510024358/http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20150509000126 2022年8月12日閲覧。 
  9. ^ “鉄道ファンら集い盛況/津島ノ宮駅100周年イベント”. 四国新聞. (2015年5月11日). オリジナルの2015年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/9ltvm 2022年8月12日閲覧。 
  10. ^ 予讃線「津島ノ宮駅開業100周年記念イベント」みとよシーサイドコンサートin津嶋ノ宮(つしまのみや)の開催について”. 四国旅客鉄道プレスリリース (2015年3月20日). 2015年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月17日閲覧。
  11. ^ 祭事・行事”. 津嶋神社 (2020年5月3日). 2020年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月10日閲覧。
  12. ^ 夏の臨時列車運転のお知らせ” (PDF). 四国旅客鉄道 (2020年5月22日). 2022年7月10日閲覧。
  13. ^ 夏の臨時駅2駅、2年連続で開設見送り”. 朝日新聞 (2021年5月30日). 2021年8月25日閲覧。
  14. ^ 日本一営業日が短いJR駅「津島ノ宮駅」を3年ぶりに開設します!” (PDF). 四国旅客鉄道 (2022年6月24日). 2022年7月10日閲覧。
  15. ^ “2日だけ「日本一営業日が短い」駅3年ぶり開設 予讃線・津島ノ宮駅”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2022年6月26日). https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7GR6Q6SPTLC019.html 2022年7月10日閲覧。 
  16. ^ 幻の駅(第4弾)・津島ノ宮ってどこ?”. Notte (2015年5月1日). 2015年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月12日閲覧。
  17. ^ 山中尚登 (2015年5月11日). “JR津島ノ宮駅:開業100周年 年2日開く駅、新看板も”. 毎日新聞 (毎日新聞社). オリジナルの2015年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/UP1JJ 2015年5月17日閲覧。 
  18. ^ ICOCAガイド”. 四国旅客鉄道. 2020年4月24日閲覧。
  19. ^ 観光地へのアクセス駅で新たに「ICOCA」がご利用できるようになります!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2019年7月29日。 オリジナルの2019年12月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191223213927/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2007%2029%2004.pdf2020年1月13日閲覧 
  20. ^ 令和2年版 香川県統計年鑑 11.運輸・通信” (XLS). 香川県 (2020年11月). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月14日閲覧。
  21. ^ 統計年鑑 運輸・通信 四国旅客鉄道(株)の駅別輸送実績 (平成24年度)”. 香川県 (2017年1月24日). 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月10日閲覧。
  22. ^ 草町義和 (2019年3月3日). “開くのは2日だけ! 「日本最少」JR四国の津島ノ宮駅、営業しない日はどうなっている?”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ. p. 2. 2019年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月24日閲覧。

関連項目 編集