牧野 美千子(まきの みちこ、1964年10月3日[1][2] - )は、日本タレント。本名 (旧姓)、芸名と同じ[2]

まきの みちこ
牧野 美千子
本名 諏訪 美千子 (旧姓名・牧野 美千子)
別名義 諏訪 美千子
生年月日 (1964-10-03) 1964年10月3日(59歳)
出生地 日本の旗 日本, 埼玉県
身長 156cm
職業 タレント歌手女優
ジャンル テレビドラマ映画
活動期間 1984年 -
活動内容 女優
配偶者 あり
事務所 ジャスティスジャパンエンターテイメント
主な作品
テレビドラマ
超電子バイオマン
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埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身[1]実践女子大学卒業[1]。既婚。

来歴 編集

中学生時代の部活は陸上部で、数々の入賞経験がある[3]。大学在学中に「ミス実践」に選ばれたことがきっかけでモデルとして活動を始め[1]、『週刊朝日』の表紙などで活躍[1][2]

1984年特撮ドラマ『超電子バイオマン』(テレビ朝日系)で女優デビュー。バイオマンの話が来た時、牧野は子供番組と聞いて『おかあさんといっしょ』のような、子供を相手にするおねえさんの仕事だと思い、特撮アクション番組だとは全く思っていなかった。両親ともに検察官であり、水物といわれる芸能界に入ることに難色を示していたが、子供番組ということでやや強引に説得して出演を許してもらっていたという[4]。バイオマン終了後も女優活動を継続。テレビ番組のリポーター歌手などにも挑戦した。また、均整の取れたスタイルを雑誌のグラビアで披露していた。もとより芸能活動に反対していた父には肌の露出の多い水着がメインのグラドル活動を内緒にしていたが、ある時、父の部下から耳に入ってしまい激怒され、芸能活動の一切を禁じられた。これを機に引退の選択をした。その後、大学を卒業して25歳の時に結婚。専業主婦として生活していた。牧野が35歳の時に、夫が会社員を辞めて築地場外市場で佃煮屋を営む家業を継ぐことになった。それに伴い牧野も「佃煮屋『諏訪商店』」5代目女将となる[5]読売新聞および『科学戦隊ダイナマン』に出演した萩原佐代子の公式ブログによれば、国内外の特撮ファンが時折訪れるという[6][7]

2009年8月の特撮イベント「赤祭7」で23年ぶりに公の場に登場。2010年6月8日の『魔女たちの22時』に24年ぶりとなるテレビ出演して以降、情報バラエティ番組やショップチャンネル、雑誌などに不定期で出演するようになり芸能活動を再開した。また、2015年7月11日からはアメーバブログにて芸能活動などを公開している。

モヤモヤさまぁ〜ず2』2019年10月20日放送回「築地から東銀座へ!〜市場が移転してどうなった?〜」に、最近着るようになったというピンクの衣装で出演し、孫がいることを公表[8]

ブログ、芸名などは牧野美千子で活動しているが、2015年6月から放送されている健康家族黒酢にんにくのCMでは諏訪商店の女将として本名の諏訪美千子(すわみちこ)で出演している。

2016年からは、イベントでの共演をきっかけにスーパー戦隊シリーズOB・OGである海津亮介信達谷圭たなかえり宮澤寿梨らと「ニヤニヤブラザーズ&シスターズ」を結成し、ライブ活動を行っている[9]。他にもスーパー戦隊シリーズOGで『超電子バイオマン』イエローフォー/矢吹ジュン役の田中澄子、『電撃戦隊チェンジマン』チェンジフェニックス/翼麻衣役の大石麻衣、『光戦隊マスクマン』イエローマスク/ハルカ役の永田由紀と共に「特撮美熟女部」としても活動している。

2017年2月、舞台『こと〜築地寿司物語〜』(主演/鳳恵弥・共演/佐伯日菜子市川美織渡洋史黒田勇樹若井おさむ 他)にて本格復帰。フリーで活動。

2020年3月29日、『ビートたけしのTVタックル』に女将として出演。新型コロナウイルスによる活動自粛の風潮が漂う中で閑古鳥が鳴く築地の現状および諏訪商店の台所事情を訴えた[10]

2023年1月23日、『じゅん散歩』「築地」回に出演。2024年1月22日自身のSNSでジャスティスジャパンエンターテイメントに所属したことを発表した。

人物 編集

1984年当時の特技はモダン・バレエの演奏、陸上競技ハードル走[1][2]。妹がいる[1]

プロ野球・読売ジャイアンツのファン。

出演 編集

テレビドラマ 編集

WEBドラマ 編集

  • あじさい(Abema FRESH、2017年)

テレビバラエティ・情報番組レギュラー 編集

テレビバラエティ・情報番組単発 編集

ラジオ 編集

映画 編集

オリジナルビデオ 編集

舞台 編集

  • こと〜築地寿司物語〜(2017年2月23日 - 26日、築地ブディストホール) - 宮内ハル
  • カプセル兵団 4リンク ストーリーズ SAID A「燃えてヒーローショー!」(2017年9月15日 - 26日、八幡山ワーサルシアター)
    • 劇団クロックガールズ 第15回本公演 『結婚の条件』(2017年) ※リハーサル期間中降板
  • 永遠の一秒 埼玉公演 2018(2018年4月3日 - 5日、彩の国さいたま芸術劇場 小ホール)
    • 永遠の一秒 埼玉公演 2019(2019年5月2日 - 6日、彩の国さいたま芸術劇場 小ホール)
  • スポットライト(BACK STAGE STORY)〜2018(2018年12月5日 - 9日、築地ブティストホール)
  • ダンスレボリューション「そのときのワタシ」(2019年8月29日 - 9月1日、築地ブティストホール)※初ミュージカル
  • 誓い 奇跡のシンガー 2019(2019年12月3日 - 5日、スクエア荏原 ひらつかホール)
    • 愚か者達へのレクイエム音楽劇版(2020年) ※公演延期の為降板
  • 第49回 東京第7回 映像劇団テンアンツ公演 板の上の二人と三人そして一人(2022年4月22日 - 5月5日、小劇場B1)
  • ミュージカル 夢に向かって ブルースな日々♪2023 (2023年5月26日 - 5月28日、銀座博品館劇場 )
  • ダークなお仕事(2024年1月28日 、シアターKASSAI )ゲスト出演、予定

講演会講師 編集

  • 『新しいことに挑戦してみませんか?』(2022年12月4日、埼玉県宮代町 福祉交流会ステップ宮代)

CM 編集

  • 健康家族「黒酢にんにく」(2015年5月 - )[13]
  • BLANC「QRフラワー」(2020年)

MV 編集

音楽 編集

シングル 編集

題名 B/W・C/W 発売年 レーベル 備考
テラスでDAY DREAM TAKE A CHANCE 1985年 東芝EMI

アルバム 編集

タイトル 発売年 レーベル 備考
GRAVURE 1985年 東芝EMI
  • 歌・ナレーション - 牧野美千子(各曲開始前に牧野のナレーションあり。トラックは分かれていない。)
  • 作詞 - 岡田冨美子
  • 作曲・編曲 - 沢健一
  1. SIDE1
    1. テラスでDAY DREAM
    2. 涙のラブソング
  2. SIDE2
  3. MR.JOKER
  4. TAKE A CHANCE

デジタルミュージック 編集

NIYA NIYA SISTERS名義 編集

  • ずっと一緒に…(2016年)
作詞:信達谷圭・Geogette Anne Inaba/作曲 Dj02 a.k.a.とんこつ、un deux
  • LOVE LOVE ROCK'N ROLL(2019年)
作詞・作曲:信達谷圭
  • Goodbye 〜夏の夢〜(2022年)
作詞・作曲:信達谷圭

NIYANIAYBROTHERS&NIYA NIYA SISTERS名義 編集

  • この世界は愛で出来ている(2019年)
作詞・作曲:信達谷圭

特撮関連書籍 編集

  • テレビ絵本「三大スーパー戦隊 ピンクのせんし」(1984年)講談社
  • 宇宙船別冊 夢・翔・女 スーパー・ギャルズ・コレクション'84(1984年)朝日ソノラマ
  • SFX Heroines Best Selection 特撮ヒロイン ベストセレクション(1985年)徳間書店
  • 完全保存版 超電子バイオマン(1985年)徳間書店
  • 東映ヒーローMAX 2009 Vol.31(2009年)辰巳出版
  • ヒロインステーションDVD-BOOK創刊号「永遠のヒロイン!萩原佐代子&牧野美千子」(2011年)ローランズ・フィルム
  • 特撮ゼロ 03 夏の号(2015年)-インタビュー アオ・パブリッシング
  • 宇宙船(vol.155 2016年12月29日)-ニヤニヤシスターズのイベント掲載 ホビージャパン
  • スーパー戦隊 official mook 20世紀 1984 超電子バイオマン(2019年)講談社

書籍 編集

  • 週刊朝日 1983年5月6日-表紙  朝日新聞社
  • CANDY JACK 1985年9月号 新和出版社 
  • 週刊明星 -今週のホープ 1985年9月5日号 集英社
  • 週刊平凡 ーフレッシュファイル   1985年9月13日号 マガジンハウス 
  • ベストカメラ 1985年10月号、 1986年3月号 少年画報社
  • ベッピン/Beppin 1985年11月号、 1985年12月号、 1986年4月号  英知出版
  • Momoco特別編集 上級生 1985年3号、1985年9月号(NO.3) 学習研究社
  • CARトップ 1985年12月ー表紙  交通タイムス社
  • 週刊プレイボーイ 1985年 NO.35 8月20日発行    集英社
  • 近代映画特別編集 スティーブ 1985年9月号 近代映画社
  • スコラ 1985年7月11日号(No.78)、1985年9月12日号(No.82)、1986年1月23日号(No.91) 株式会社スコラ
  • 近映文庫「アイドル水着100人 Part4」1985年12月25日 近代映画社
  • 週刊平凡パンチ 1985年8月19日号 1985年11月11日号 (No.1083) マガジンハウス
  • Momocoモモコ 1985年 9月号 学習研究社
  • アクションカメラ 1985年10月号(No.46) 1986年4月号 (No.52) ワニマガジン社
  • アクトレス/ACTRESS 1985年10月号、1986年3月号 (No.39)、 1986年5月号 (No.41) リイド社
  • 明星ヘアカタログ 1985年10月号 (’85 秋の号) 集英社
  • バラエティ 1985年12月 角川書店
  • THE SUGAR 増刊 DELUX JUMP デラックス・ジャンプ 1986年2月号 考友社
  • EIGANOTOMO 1986年3月-表紙  近代映画社
  • GORO 1985年10月10日号 小学館
  • ザ・ヒット MAGAZINE 1985年11月-表紙  三和出版
  • ビデパル VIDEPAL 1986年1月号- 表紙  東京三世社
  • レコード・マンスリー 1986年2月号-ニュー・シンガー  日本レコード振興昔
  • 写真CAN 1986年2月号 東京三世社
  • 女性自身  光文社
    • 戦隊ヒーロー&ヒロイン50人は今! 2010年3月16日号
    • こんなにオシャレな老眼鏡モデル 2014年
    • 女性自身百貨店モデル(WEB版も兼ねる) 2015年~
  • 週刊現代 あこがれのアイドルに会える店 2014年6月7日 講談社
  • モーツァルトを聴くだけでみるみる元気になる! 若返る!-モデル 2014年 主婦の友社
  • だれにも聞けなかった大人のメイク再入門-モデル 2014年 主婦の友社
  • 週刊大衆 話題のオンナ「未公開SEXY」 2017年10月30日号 双葉社
  • ヘアーメニューマダム 2015年  モデルーアイメディア
  • HERS 『美容お試し隊』連載 2014年 光文社
  • ゆうゆう 2016年7月号、2023年6月号 主婦の友社
  • 特撮ゼロ vol.06 冬の号– スーパー戦隊ヒロイン夢の再会!『超電子バイオマン』 (2016年12月22日) - アオ・パブリッシング
  • 週刊新潮 終活日記向けのノート 2019年11月20日号 新潮社
  • 週刊FLASH 伝説の美女 2020年5月12・19日号   光文社

イベント 編集

  • 戦隊ヒロイン同窓会(2010年2月21日)
  • 牧野美千子 トークショー&サイン会in日本橋・JUNGLE(2010年4月25日)
  • 340 Presents
    • 「赤祭10〜ザ・ファイナル(シーズン1)」(2012年8月18日)
    • 特撮微熟女部祭 新宿ロフトプラスワン
      1. (2017年11月18日)
      2. (2018年11月2日)
      3. (2022年12月10日)
      4. (2023年12月2日)
  • ニヤニヤ☆テキトーロックvol1-高円寺 CLUB ROOTS(2019年3月24日)
  • テキトーナイト
    • vol.01-(2016年7月23日)
    • vol.02(みんなと一緒ナイト!!)-(2016年11月20日)
    • vol.03(みんなで一緒にテキトーナイト)-(2017年4月23日)
    • vol.04(ニヤニヤファミリーコンサート〜ザ・リベンジ〜)(2017年7月2日、新宿SAMURAI)
    • vol.05-阿佐ヶ谷ロフトA(2017年10月22日)
    • vol.06-阿佐ヶ谷ロフトA(2018年2月25日)
    • vol.08-阿佐ヶ谷ロフトA(2018年9月9日)
    • vol.09-阿佐ヶ谷ロフトA(2019年1月13日)
    • vol.10-阿佐ヶ谷ロフトA(2019年4月14日)
    • vol.11-阿佐ヶ谷ロフトA(2019年10月20日)
    • vol.12 THE LIVE-新横浜LIT(2019年12月8日)
    • Tekito Night Final-ライブハウス 新横浜LiT(2023年12月17日)
  • スーパーフェスティバル ニヤニヤファミリートークショー(2017年1月8日、科学技術館
  • ふるさと応援祭 ヒーロー伝説(2017年5月6日、日比谷公園
  • ニヤニヤファミリーコンサート
    • 新宿SAMURAI(2018年5月20日)
    • vol3-新横浜LIT(2019年6月30日)
  • ニヤニヤブラザーズのテキトー配信ナイト(2020年7月19日)
  • The Global Night-配信ライブ(2021年7月24日) - NIYANIAYBROTHERS&NIYA NIYA SISTERSとして
  • NIYA NIYA Sisters-牧野美千子、たなかえり宮澤寿梨
    • 緊急ミーティングナイト!!!(2022年10月1日、新宿SAMURAI)
  • 映画『学園探偵薔薇戦士』上映会イベント(2022年12月2日、渋谷シダックスホール)
  • 終末のバンギア 4周年記念ワンマンライブ(2023年2月11日、大塚Welcomeback)-萩原佐代子神威杏次とともにトークゲスト
  • 第1回特撮女子会(2023年4月8日、アニメ特撮BAR G-熊本県熊本市)、出演-西恵子田中由美子、牧野美千子
  • Art Live 【恵の光】2023✨(2023年7月7日、東京都)、出演-森恵岸田里佳、牧野美千子

海外イベント 編集

  • パリス マンガ(2015年2月、パリ、フランス)
  • TOKUSPIRITS(2016年3月27日、パンパンガ、フィリピン) - ガン患者支援チャリティイベント
  • Otaku Expo Reload 2017 x TOKUSPIRITS(2017年8月12日-8月13日 マンダルヨン市、フィリピン) - 写真・サイン会・超電子バイオマンOPテーマ歌唱[14]
    • TOKUSPIRITS LIVE(2023年1月21日、マニラ、フィリピン)
  • NamurExpo(2017年10月7日・8日、ナミュール、ベルギー)
  • Japan Expo 2019(2019年7月5日、7日、パリ、フランス)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h 週刊テレビ番組(東京ポスト)1984年6月1日号 p.44
  2. ^ a b c d 福島民報』1984年5月25日付朝刊、22面。
  3. ^ 週刊TVガイド 1984年8月10日号 128頁「出番です」コーナー。
  4. ^ 「東映ヒーローMAX No.31」でのインタビューより。
  5. ^ 『超電子バイオマン』のピンク「牧野美千子」今は築地の女将”. SmartFLASH (2020年5月17日). 2023年1月23日閲覧。
  6. ^ 「萩原佐代子公式ブログ」、2009年08月23日
  7. ^ 読売新聞2015年3月9日「女将は元戦隊ヒロイン」(ポップスタイル・クール面)。
  8. ^ 牧野美千子築地ピンク女将日記「モヤモヤさまぁ〜ず2放送」(2019年10月21日)
  9. ^ 構成・取材 藤渡和聡「イベントレポート」『宇宙船』vol.155(WINTER 2017.冬)、ホビージャパン、2016年12月29日、140頁、ISBN 978-4-7986-1360-4 
  10. ^ 牧野美千子築地ピンク女将日記「テレビタックルご視聴感謝」(2020年3月29日)
  11. ^ a b c 龍帝外伝 OFFICIAL WEBSITE
  12. ^ a b 密殺! OFFICIAL WEBSITE
  13. ^ 牧野美千子築地ピンク女将日記「黒酢にんにくCM」(2015年8月2日)
  14. ^ 2017-08-12 Otaku Expo Reload 2017

外部リンク 編集