「秘密の工房」(The Forge of Fury)ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版ロールプレイングゲーム用のアドベンチャーである。

The Forge of Fury
日本語題 秘密の工房
必要なルール D&D第3版
セッティング D&D全般
製作者 Richard Baker
初版出版年 2000
関連するモジュール
地底の城砦 * 秘密の工房 * 夢でささやく者 * 環状列石の謎 * 夜牙塔の心臓 * 現れた地下都市 * 鋼鉄城の主 * 迷える魂を喰らう者

プロット要約 編集

秘密の工房は「カンドルーカー要塞」を舞台にしたダンジョン探索の冒険である。[1]偉大なドワーフの鍛冶師である「黒のダーゲティン」は、200年前に彼の一族がオークトロールの大群によって故郷から追い立てられた際、巨大な洞窟網の内に秘密の要塞を創設した。オークたちは100年前にダーゲティンの一族の者を捕らえたときにカンドルーカーの場所を発見し、大軍を挙げると要塞を襲撃してドワーフたちを殺し、その5つの階層はゴブリン、オーク、他の怪物の住み着く遺跡へと荒れ果てた。ダーゲティンが怒りで鍛造した超常的な剣の伝説を聞きつけ、プレイヤーキャラクターたちはカンドルーカーの遺跡を訪れこれらの武器を探索する。

出版履歴 編集

本は2000年に出版され、著者は Richard Baker、カバーアートはen:Todd Lockwood、本文アートはen:Dennis Cramerである。2003年には日本語版が出版された。

2017年に出版された第5版用のシナリオ集、『テイルズ・フロム・ザ・ヨーイング・ポータル』に、第5版用に修正された上で収録された[2]。2018年に発行[3]されたその日本語版、『大口亭綺譚』に収録された[4]

評判 編集

The Forge of Furyダンジョン 誌で2004年(D&D30周年記念)に全ての偉大なD&Dアドベンチャーの中で12番目にランクインした。[5]

Dungeon Master for DummiesThe Forge of Furyを第3版アドベンチャーのベスト10のひとつに挙げた。[6]

脚注 編集

  1. ^ Baker, Richard. The Forge of Fury (ウィザーズ・オブ・ザ・コースト, 2000)
  2. ^ Tales from the Yawning Portal - Dungeons & Dragons: Product Overview”. Wizards of the Coast. 2020年5月27日閲覧。
  3. ^ 桂令夫、岡田伸、北島靖己、楯野恒雪、柳田真坂樹『大口亭綺譚』ホビージャパン、2018年12月、2頁。 
  4. ^ D&D第5版へのお誘い 『大口亭綺譚』” (2019年1月22日). 2020年5月27日閲覧。
  5. ^ Mona, Erik; James Jacobs (2004). “The 30 Greatest D&D Adventures of All Time”. ダンジョン (en:Paizo Publishing) (116): 78. 
  6. ^ Slavicsek, Bill; Rich Baker, en:Jeff Grubb (2006). Dungeon Master For Dummies. For Dummies. pp. 320. ISBN 9780471783305. https://books.google.co.jp/books?id=pSG3zxln4FUC&pg=PA320&dq=%22White+Plume+Mountain%22&ei=-_GISb39JZLElQTWu93EBg&client=opera&redir_esc=y&hl=ja 2009年2月12日閲覧。 

外部リンク 編集